すべてのおすすめ
閏が来るたびに先延ばしのかなしみがある
一日の重さが微差とはとても思えないほどの
骨には痛みを伴って、こんな冬の日

そとの曇り空の下へ行ってみようか
たとえば、
あの児童遊園
ブランコ ....
重さに耐えかねるチャイコフスキーが
大理石像を床に投げる
放物線を点線で書き加える
それは陳列された博物誌で
ガラスケースが優美な眠りを誘う
このチャイコフスキーは一冊の書物に過ぎぬ
書物 ....
あと二日で暦の捨て子となります
アラームをセットして
歎いてみようかな、なんて
過剰に期待しながらいま

ケータイを握りしめています
きのうは一つだけの鍵でしか開かない
ここに看護師さん ....
空錆びて赤い きょうという日に
かなしくて
きょうという日は
きょうだけだけれど
きょうという日は
いつでもよい
きょうという日
と書くけれども

紛らわしいよ、暦のせいで
きょうという日に色眼 ....
光粘る 限りの見えた 二人のそばに
新たな選択は見えていた

矜持よりも
恐怖に突き動かされた別れ
だからあんなにきれいな終わり方でも
後悔ばかりが湧き上がる

一人きり残されて
嘆いてばか ....
夜店の風鈴のように
蔓棚から垂れて枝にぶら下がり
秋風に吹かれている卵
茶色く毛羽立った上着の中は
半透明なグリーンの輝き

物珍しさと
手間の掛からない栽培が
流行を呼び 
夏は陽 ....
ざらざらの掌で
温められ
擦られ
撫でまわされて
摩耗した挙句
まるく つややかな光を放つ
表面に一点の翳りもない
器が
轆轤の上に
遂に生成し得たとしても
掌の持ち主の
荒れた ....
ゆらゆら路地裏に消えていく猫の尻尾
日曜日の午前9時
空がある
雲はない
宇宙がどのようになっているか いつの日か科学は突きとめるだろう
宇宙が何故在るのか 誰も永遠に分からないだろう
テ ....
 
とある娘に、とある感情をいだき

とある表情に、頬を赤らめる

とある私



 
優しい人は優しさを求められる 飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった            猫だけを置いて
           家人が出かけてしまうと
           猫は人になると飼い主は言う

電話が鳴る
猫は眠っている

電話が鳴っている
 ....
色硝子の目玉をガリガリかじる
虫食いの肉体をベリベリ剥がす
おれはおれを一本の死に花として石の器に生けてみる
瞬間凍結された踊る舌先の焔として
勝ち目のない戦いに身を投じる高揚感で
己の文字 ....
国道二号線を走っていたら
ふいに視野の右側から
何か小さなものが飛び込んで来た
と思ったらサイドミラーの上に
シジミ蝶が止まっていた
小指の爪ほどの大きさの
灰白色の翅をピタリと閉じて ....
西の空を覆う厚い雲を
僅かに縁取り
淡い光が
放射状に
さらなる高みへ腕を伸ばす
羽毛のような桃色の塊が
透明な大気の層に漂うあたりへ

空はいつまで記憶するだろう
人の視線を

 ....
笑顔が足らないから
適当な思想が抱きついて

どうしようかと
喉元まで逆流してきた

雲合いも無慈悲に見えて
自分を是が非でも厭ってしまう

口元を咄嗟に手で覆い
少し あかぎれた ....
幼稚園の裏で
松ぼっくりを拾って
ままごとをした

トントントン
ジャージャージャー
カチャカチャカチャ

想像をして
創造をした

段ボール相手に
お芝居だってできる

 ....
生まれた日から神の計画はあったのだとして
生まれる前から神の計画の為に準備された人
時の時を経て夫々一人ひとりは生まれたのだ
としたら私の身体を貴方の為に肢体となって
お使い下さい私は何をすれ ....
明けない夜はないと教えてくれた人は
暮れない昼もないとは言ってくれなかった

やまない雨はないと教えてくれた人は
永遠の晴れもないと言ってくれなかった

幸せの気配を感じるたびに身構える
 ....
その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜

傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
 ....
大安売りの愛も愛 君に堅く結ばれた
ひもがほどけない

この送られてきた荷物に入っていた
巾着袋のひもがほどけない

わざと堅く結んだな

僕が困っている顔を
想像しているのだろうけど

そうは問 ....
蒼なき夜空に
星が散りばむ
手の平に星が墜ちたなら 左様
私の手が空になる

手の空いっぱいに
星が墜ちる
それは
瞬く間もなく
きらきらと
吸い込まれていく

私の
空に
 ....
{引用=
( 竹林に翁が影、竹を切る 音がする )



里はもうそんな時節らしい


 路によりそう水の流れ
ここは、暮らしにいつも水音がある


 流れる水は 淀むことをし ....
雪は降らなくていい
長い詩もいらない
部屋には
湯沸かし器があればいい

わたしは臆病すぎるだろうか
ねえわたしたちは
なんて滑稽なかたちをしているのだろう
【車窓から見える赤い風船は、まるで祝福のしるしみたいに 】


なんでかしらないが
あなたとわたしには
おなじ「なにか」が ある気がする

その「なにか」が なんなのかを
知 ....
全部まちがえておんぼろ車がたがた走る 安全ピンが指に刺さりました
血も出ています
原因は私の不注意です

勉強になりました
安全ピンが安全じゃないことから
考察される
物品の名称 機能 リスクの関係

そして
景品 ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7947)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雑記_2013.12.26- もっぷ自由詩4*13-12-26
交響曲傾聴- 白雨自由詩113-12-26
BGM- もっぷ自由詩2*13-12-26
空錆びて赤い- 北大路京 ...自由詩513-12-25
処方箋一篇- もっぷ自由詩313-12-24
光粘る- 北大路京 ...自由詩213-12-24
首の傷- クナリ自由詩6*13-12-24
キウイフルーツ哀歌- イナエ自由詩13*13-12-24
会わぬが華- Lucy自由詩20*13-12-23
散歩の途中で__take2- 空丸ゆら ...自由詩1913-12-23
とある私- 殿上 童自由詩18*13-12-22
優しい人は優しさを求められる- 北大路京 ...自由詩713-12-22
飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった- 北大路京 ...自由詩513-12-21
猫と電話- イナエ自由詩20*13-12-21
シオマネキ- ただのみ ...自由詩15*13-12-20
シジミ蝶- 壮佑自由詩22*13-12-20
「石狩川」- Lucy自由詩16*13-12-20
えむ- subaru★自由詩12*13-12-20
ごっご遊び。- 駒沢優希自由詩313-12-20
神は何を賜うたか・・・- tamami自由詩1713-12-19
永遠を願う歌- クナリ自由詩11*13-12-19
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】- 夏美かを ...自由詩25*13-12-19
大安売りの愛も愛- 北大路京 ...自由詩413-12-19
君が堅く結んだ結び目に完敗した- ichirou自由詩1113-12-19
星。- 駒沢優希自由詩513-12-19
水の帰郷- 月乃助自由詩14*13-12-18
湯沸かし器- はるな自由詩613-12-18
ふうてん_とばそ- るるりら自由詩19*13-12-18
全部まちがえておんぼろ車がたがた走る- 北大路京 ...自由詩213-12-18
安全ピンが指に刺さりました- ichirou自由詩15*13-12-18

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