すべてのおすすめ
  【 無 】

 は 感覚なのか
  概念なのか

  見えないものは
 そこに存在しない


  【 無 】

 だが 言葉がある
  表現がある

  見 ....
天にまで届く巨きな思想が地獄からのび生えている

虫けらの死骸を運ぶ蟻のように
縦型の思想へ群がった神の似姿たちは、
あるときは雷に撃たれ
またあるときは激しい雨に叩かれ
赤い翼のある蛇ど ....
ケサランパサランを しってるかい
ちいさなちいさな生き物だよ 
一ミリにもみたない 綿のような身体をしていて
不思議に妖力をもった生き物なのさ 
人の心のやさしさにふれながら しだいに ....
押してないのに鳴った 黒光りのレコード盤が  
プラスティックケースの中で  
いつまでも、廻ってる  

ゆーるりるりるーゆーるりるー…  

傍らに立てかけられた  
紙のブルージャケットの  
ソニー ....
意味や価値より

自分を大切にしていたころ

長すぎる午後に拾い上げた

石は碧を宿したまま

冷たく掌でひろがり

静寂の質量を教えてくれた



いま閉鎖された細胞 ....
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている  
 「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
 妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ


  「結 ....
あなたの言うことは
どんな時でも正論で
つけいる隙なんかありゃしない

あなたのシャツにはいつだって
きっちりアイロンがかけられていて
一筋の小皺でさえ見当たらない

あなたの書く文字 ....
教えてない昔話をオウムがしゃべっている まだ未熟な羽をもつ
小鳥が
高く 
遠くに
羽ばたくことを求め
嵐の日に
強風に乗って飛び立つ事を
選んだように
君は
わざわざ試練の時に
身を捥ぎ離すようにして
 ....
赤が
私の内側を流れる赤が
情動をまとった哀しみと孤独が
今日も私の全体に行き亘る

赤は
私の内側を流れる赤は

などと

恰好つけて書いてはみるものの
詩人と呼ばれたい私 ....
  白鳥のいない湖はだれのものだろう
  わたしは随分長い時間待っていた
  藻の緑に染まった水面に 静かな波紋が広がる刹那を
  何かによごされた羽が 目を逸らした隙に
  そっと浮 ....
声を ころし かなしみを押し殺していた人の
憂鬱の背中で


蕾は 固く硬く 腑甲斐なさのひとふさ
人間だけが持つ


すべての荷をほどき 纏ってきたものを
お脱ぎ ....
雨の日は
傘を射して
射す時を待つ


明日の予定は
そうだ
オレンジケーキを焼こう
とびっきり
美味しい豆を挽いて
夫の帰りを待とう

{引用=(享年36歳)}


 ....
世界が僕を閉じるから
僕から
世界を閉じた

空より降る縦線
時計の動く気配すら
奪われた

沸いた湯が白い粒になって広がっていく
見ていた
見ていた
ああ
全部満たしてしまえ ....
肉体の孤独には 
耐えることができる
ケレドモ
精神の孤独には 
タエラレナイ
なんて 鼻歌まじりに うそぶいて

Bottled mail
宛先のない手紙
わたしの書く 言 ....

陸に上げれば
日保ちのしない魚で
「卑しい」が名前の由来だと

腐って臭うので
頭を、柊の葉の刺と合わせて
節分に鬼の退治といわれた、モノで
これがまた平安と呼ぶ
わたしには途方 ....
   宝箱の鍵が

  みつかりません

 仕方なく箱を振ったら

   カラカラと

   頭蓋骨から

 乾いた音が響きました
やさしくなるにはね
悲しみを憶えること
傷つくことを怖れないこと
からだの痛みではなく心の痛みを知ること
辛さや苦しさや淋しさから逃げないこと

そんなことをだれもが抱えていると想うこと
 ....
フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている    ……ぼん、ぼん、ぼん、ぼん



ぼんしゅかぼんしゅか
手取りが済めば
ここはだだらな島国だから
打出の小槌を担いで一興
採掘現場に行きましょう


手と手で掴 ....
広すぎる狭い部屋の中ほどで

行方不明の娘と将来を語り合えば


音信不通の息子と向かい合って

パスタを食べるから


見切りをつけたアノ人と

リンネと言うレト ....
そよとも揺れないすすきの穂が
あたりに白く浮かぶ

とおくを
スローモーションの足どりで
駆けて行く
赤いセーターを着た少女

お腹がみるみる膨らんで
まんまるになったかと思 ....
現代詩雲の下
無風にゆられて見ていたのは
つぼみのまま終わった
赤でした
無音ひびく団地の前
灰色の壁にかきなぐった鳥が
空へ
とんでゆく夢を見た
その後で、
現代詩雲の下
ざーざ ....
消えた夏の色はメロンソーダ
あれは遠いとおいむかし日ざかりの庭で
風もなく揺らいだ瞳のなかの碧
バルコニーへ運ばれたグラスを透かして
チェリーの沈んだ泡立つ海へと
白い帆に秋の風をうけて走る ....
     ふと違和感を覚えた朝
     右足に苦しみが
     そうして五日後、
     右腕にかなしみが 

     絡まった
              
     曲が ....
カナヅチの眼が泳いでいる あなたのような人は長生きしてほしい
そう素直な人あってのひねくれ者だから
だから九十四歳は悪くない 悪くない
これでも献花のつもりなんだ

アンパンマンを見たことがなかった
なのにアンパン ....
絶えず
一定の方向にだけ
エネルギーを集中し

間断なく
成長あるいは変容し続ける
モノやコトや
言い表せない何か

そんな奴等に
ヒトという間抜けな動物は
いつも
驚愕さ ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7688)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【__無__】- 泡沫恋歌自由詩9*13-10-22
縦形の神話- atsuchan69自由詩5*13-10-22
1㎜- るるりら自由詩10*13-10-22
押してないのに鳴った- 北大路京 ...自由詩513-10-21
ちぐさにて__- 服部 剛自由詩11*13-10-21
碧の石- ただのみ ...自由詩18*13-10-20
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている- 北大路京 ...自由詩913-10-20
観字雑想・抄- イナエ自由詩15*13-10-19
Edge- 夏美かを ...自由詩25*13-10-19
教えてない昔話をオウムがしゃべっている- 北大路京 ...自由詩1113-10-19
少年- Lucy自由詩16*13-10-19
私の赤- nonya自由詩17*13-10-19
風に似た生き物- 草野春心自由詩513-10-19
露草- るるりら自由詩14*13-10-19
食卓に並べられた- ニワコ自由詩313-10-19
きこえない、ふり- 伊織自由詩7*13-10-18
瓶詰めの祈り- 月音自由詩213-10-18
鰯の頭_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩15*13-10-18
【_私の才能_】- 泡沫恋歌自由詩19*13-10-18
やさしさと呼ぶもの- HAL自由詩8*13-10-18
フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている- 北大路京 ...自由詩713-10-18
奴半丁、葱一片- faik自由詩9*13-10-18
隠れてる- 芦沢 恵自由詩21*13-10-18
夕日__(詩人サークル「群青」10月のお題「無」から)- Lucy自由詩12*13-10-17
現代詩10月- 左屋百色自由詩16*13-10-17
メロンソーダ- atsuchan69自由詩10*13-10-17
一歩ずつ近づくもの- 石田とわ自由詩11*13-10-17
カナヅチの眼が泳いでいる- 北大路京 ...自由詩1013-10-17
ひねくれ者より献花です- ただのみ ...自由詩36*13-10-16
蔓延る- nonya自由詩19*13-10-16

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