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ダメだなあ。何をやってもダメだなあ。
地震があったからかなあって言っちゃうぐらい最近ずっとダメで、最近なのにずっとかよと笑ってしまう。ダメだね。本当に
地球何回まわってんだよと怒る子供に365×4 ....
僕の昭和は40年代後半からだった

喫茶店の入口を飾るレプリカのような

素朴な人工がひかり輝く日々だった


遊ぶのは工事まえの土くれのうえだった

わざと転げて服をよごす

 ....
分銅を摘んだ指は震えている
水風船のような天秤の前で
ただ指は小刻みに震えている

いくつの恒星と惑星と衛星が死に
そして生まれていったのだろう
まだ指は震えている

蝶の一匹でも止ま ....
はっつぁんと やっさんでは
何を奈落の感じるか感じないかは 違う
ある人にとっての奈落地獄が ほかの人にとっては
なんて楽なことだと 肩をなでおろすことだったりする

地獄の其処に釜 ....
夜の銀座や北新地で
暫々贈られるバーキンと
呼ばれるエルメスのバッグ

デパートの質流れ販売で
眼の色を変えて
群がる浅ましい形相の女たち

でもその誕生の経緯を
知っている男も女も ....
上昇する シャボン シャボン 
水晶の シャボン シャボン
 
殻にこもった シャボン シャボン 
不安な シャボン シャボン
そこが あなたの玉に{ルビ瑕=きず} 

浮いている 揺れ ....
仄暗い廊下に時々夜の天使のように
夜勤看護師が羽ばたく
世の中で最も偉大で逞しい美しさが
老人達の
人生という点滴を
繋ぎとめにゆく

また鳴るナースコールは誰のための
子守唄なのだろ ....
雨にふれないように
玉蜀黍の実を折りながら歩く
ここを子供たちに
ゆずる頃合いかもしれない
廃線のレールの上を
ボールが転がっていく
磁力で制御しているのか
きれいに草を刈っていく
妻 ....
あと 一つ
それで完成

そう思った瞬間

倒してしまった!

しゃっくりみたいな声を一つ漏らして
あとは動けない からだがこわばって
ドミノは時間を遡り
駿馬のように駈け上る
 ....
厚手のコートを脱いだら
するららと
時間が落ちて
あなたに一歩近づく

梢の蕾がふくらんだら
するりりと
時間が落ちて
あなたに半歩近づく

約束の日は近くて遠い
ほんのり焦 ....
ひとは執着から逃れられない

ひとは執着から逃れられる

執着を思わなければいいのだ


ひとつき後にはさくら花

いのちを賭けた尊い轍に

つらなる裸木が上を向く


ひ ....
幼さをなくした私の顔を見て

母は泣くのだった

それは

私には知り得ない
何かが何処からか沸き上がった瞬間だったのだろう

過去を、或いは近い未来を思い

幼さをなくした私の ....
{画像=120303011011.jpg}


雨と風が一緒に顔にかかって
少し髪を濡らす交差点に
ぼくは独り君を想い立っているよ

君がいつもしていたリュックの色は薄い緑色で
不思議 ....
あふれる愛は

居場所を探してしまう

ぼくはあなたに

依存していたのだ

酒やドラッグのように


愛はあふれてはならない

八分目が大切だ

最愛などあってはならな ....
高揚を求めながら
沈み込んでいるたましいは
かわりながら
かわることの意味をしらない

やさしさがオセロの ....
むかいに洋館のある静かな広いとおりに面した

千原さんという掛け軸と刀のある名家の末裔らしいこじんまりした家の裏手の

片隅に石炭スト−ブのある一間に母とあねと僕は父の仕送りで暮らしていた
 ....
あい変わらずぼくは
かなしみを知らなかったから
トーイチに会いにゴミ捨て場へ行った

夜中に網小屋まで降りて来て
悪さをする星どもなら知っとるがの
じゃが かなしみは知らん
カン女に ....
あなたの茶褐色の髪はまっすぐに伸びていて
風が吹くと優しくなびく
あなたの肌はしっとりしていて柔らかくてほんのり暖かい

悲しくて泣いているんじゃないよね
春が来た喜びの涙だよね
大好きな ....
腐敗したものの中から立ち上がる春が臭う
ねじれながらクロトンの葉がまだらに燃え
枝の根元に寄生した洋ランも
咲くのを待ちわびるように根を伸ばし続ける

雨が降ればミミズがあわあわと這い
家 ....
私達の望むものは
犯罪についての詩ではなく
犯罪としての詩である

私達の望むものは
悲劇としての戦争ではなく
祝祭として戦争である

私達の望むものは
不愉快なる善意ではなく
快 ....
ある日
おもい扉の
無言に背をむけ

行くへのない
路線バスにのって
靴をながめ

芋虫のような地下鉄と
真昼の亡霊たちの
ガランとした電車にゆられて
未来をあきらめ

だれ ....
春はたまごの眠り
たまごの中でまどろみながら
イースターエッグの夢を見ている

{ルビ復活祭=イースター}の朝が来たら
ウサギが隠したたまごを
子どもたちが探しに行くよ

春になったら ....
母ちゃんと旅に出る
鞄に歯ブラシ、着替え、切符と
最後にわくわくを詰めて チャックを閉める

朝一番のバスに乗り込んだ
母ちゃんと座席に並んですわる
乗り物酔いの薬あるよ
切符は持ったか ....
桜の花びらがほころぶ頃に
急な寒さで
きゅっと蕾が縮こまる       
そんな花冷え 春に逝く

長い人生の旅を終えて
白い棺の中
鎮魂の花に埋もれて
うっすらと頬笑む人よ      ....
日常のいろんな事柄について
誰もわたしを見ていない
わたしだって誰も見ていない

 ―― 決して 心まで見ようとはしない

人は時々 したり顔で頷くけど
どれだけのことを分かっているの? ....
仏教 神道に於いて

おんなは不浄だと

言われるが

それはおとこが不浄の眼で

おんなをそう見ている為であり

おんなそのものが

不浄ではない

故に不浄であるのは
 ....
わたしのなかで
剥がれおちたなにか
そのなかにある
あかいかたまりのなかの
あかいわたし

剥がれ落ちたわた ....
学園都市線の高架下
灰色の橋脚に二羽の鳩が仲睦まじく
寄り添ってはキスをして
激しく身をよじってはまたキスをして
やがては重なり 羽ばたきながら

気の早い春が固い雪を緩め
茶色く水っぽ ....
歩くのはいつも なまの義足
寄木細工のじん帯をか細い骨で震わせながら
足裏に
肌合いのわるい
なじめなさを押しつけても
二つのものが 交互に役割を担うから
どこか
と呼ばれるcell(セ ....
短い詩をうたったのに満たされないのは
私の謎のせい
その謎は確かに
暮らしにまみれた泥の底で
息切れしそうに脈打ってあるのだけれど
同時に広がる外の世界にも
存在として在る気がするのです
 ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7716)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
だめ- 佐々木妖 ...自由詩412-3-4
水色と灰色の昭和- 吉岡ペペ ...自由詩712-3-4
天秤- 心海の旅 ...自由詩412-3-4
祝_奈落を卒業- るるりら自由詩11*12-3-4
Irony- HAL自由詩7*12-3-4
シャボン・・・- subaru★自由詩15*12-3-4
夜の病院で- 梅昆布茶自由詩1212-3-4
夕日- mizunomadoka自由詩212-3-4
時間ドミノ- ただのみ ...自由詩16*12-3-4
砂時計- nonya自由詩21*12-3-3
たましいと全身と- 吉岡ペペ ...自由詩912-3-3
茶の間19時30分- 徘徊メガ ...自由詩9*12-3-3
誰か背中を押してくれ_/_冷たい交差点- beebee自由詩27*12-3-3
あふれる愛- 吉岡ペペ ...自由詩712-3-3
_『無題』- あおい満 ...自由詩4*12-3-2
時の遠近法- 梅昆布茶自由詩1012-3-2
かなしみを知らない- 壮佑自由詩26*12-3-2
春の雨- たにい自由詩212-3-2
春の手記- ミネ自由詩6*12-3-2
私達の望むものは- 浩一自由詩3+12-3-2
ある日- 浩一自由詩512-3-2
春はたまごの眠り- 未有花自由詩18+*12-3-2
【_母ちゃんの唄_】- 泡沫恋歌自由詩26+*12-3-2
【_春に逝く_】- 泡沫恋歌自由詩5*12-3-2
【_真実について考えてみた_】- 泡沫恋歌自由詩4+*12-3-2
おんな- HAL自由詩3+*12-3-2
『かわむき』- あおい満 ...自由詩11*12-3-1
鳩は人より情熱的だ- ただのみ ...自由詩16*12-3-1
ひと借り峠- 乾 加津 ...自由詩21*12-3-1
君が在るということ- 宮岡絵美自由詩212-3-1

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