すべてのおすすめ
今年は喪中の葉書が多いねと
年賀状を印刷しながら姉が言う

時々色を滲ませながら
古いプリンターがウィーンと動いてる

すこし早めのクリスマスケーキを切り分けて
マシュー・マコノヒーの映 ....
種を蒔け
たくさんの葉や花や
実をつける種を

種を蒔け
君の愛した人に
君を忘れさせないように

種を蒔け
君の生きた証を
残す旅に出た時に

種を蒔け
いつか ....
胸に巣食った小さな影が
あなたの時を刻み続ける
砂時計のオリフィスを
いつの間にか歪めていたのかもしれないと
あなた自身が気づいてから
あなたはきっと違う風景を見ている

そう、残酷な告 ....
見よ 夕焼けを照り返すほの暗い進化の井戸に化石した都市はうずくまり
たわわな花火をしげらせ枝はしなだれて
反転する視界に渦巻く積乱雲のふもとの石の階段
奈落の淵にさえずる木の実の色のように君の思 ....
そうして物語の行間
壊れた時計から逃げ出せない二人は
互いの体臭を帯びた愛の上澄みのやるせなさが
ゆっくりと肺を満たし魚に変わるまでの昼と夜を
ナイフのような耳で削りながら冷たく灯していた
 ....
もうずっと遠い昔に
絶望から一歩を踏み出して
歩いてきた僕だから
これ以上裏切られることもないし
やけのやんぱちにもならない

光りあふれ
花咲く道の途切れる先に
真っ暗な口を開け
 ....
教育を受ける権利
発言する権利
投票する権利
を放棄する自由

国民主権
平和主義
基本的人権
を軽視する自由

歴史の途上で
辛酸と苦闘と犠牲の挙句
民衆が手に入れてきた
 ....
不謹慎ですね
きっと
でも笑ってしまいます
感傷を持ち寄って
灯して酔いしれて
そうゆう時と場所が欲しいのですね
明日への活力
というより
デトックス
上手くできる人ほど
生き方も ....
それぞれの想いに世界を覆う空気がマーブルに

色を成して 溶けてゆく

包まれている

 私が体験した訳ではない友人の痛み
 ただ立ち尽くしながら体中から煙に塗れるように語りかける
  ....
部屋の隅にわだかまっている未知が
目を覚ます前に、おいとまします。

降り積もる夜が、達する、前に。
僕は鞄の口を開けます。

生命のないところへ行きます。
正しいのは君たちなのです。
 ....
誰かさんが
クリスマスイルミネーションをみたいといいはじめる
いまさらロマンチックなんてねえ

ちょっと時間の風に疲れているのかもしれない
どうせなら宇宙のイルミネーションを眼にしたいものだ ....
 
都会の夜にまたたく星は必要だ

手をのばしても届かない それ

わたしにも、必要だ



 
あなたの瞳 異国の鳥よ
陽炎の向こう遥か遠く
倒れた女の首飾り
散らばるビーズ夢の欠片
神なき宇宙の茫漠に
見えない糸で星座を編んで

あなたの声 異国の鳥よ
風の螺旋を辿りながら
 ....
凍てついた夜道で
640年前のベテルギウスの光を見上げながら
今日は星が綺麗だね
って僕のポケットに手を突っ込んでくる

見えないサソリから
ただ逃げ回ってばかりいるとても臆病な僕を
 ....
クルトン入れ放題のスープが薄い あたしはすごく疲れてしまって
家までたどり着けるのかひそかに心配で
空気はきんきんに冷えていて
闇を泳ぐようにふらふら歩けば
月が煌々と夜空を照らしているんだった
なのに街灯の明かりの下で ....
シャンメリーが美味いね
今年飲んだものの中では
これが断然一番美味いね
そう思わないかね、君は

まったく君ときたらだよ
常識を疑わなければとか
裏の裏があるのではとか
色々と考えすぎ ....
怠惰な午後の着信。
「S駅近くの喫茶で5時」

「特別大売出し」の文字踊るチラシ裏に
思わず走り書き

道すがら
街頭で受け取った紙切れを見れば
目に飛び込んだのは
「あなたは神 ....
夜と朝が交差する一瞬
藍色の空めがけて解かれる
淡い黄金(こがね)の帯
その真中を引き裂いて
真っ直ぐに飛んで行く 
お前は名も無き一羽の鳥

霊妙なる森の奥深く
未だまどろみから醒め ....
長距離ランナーの
100%の全力って
98%出し切る力と
2%の余力を
温存するってことかな。

人を信じることって
98%本気で信じて
2%は騙されてもいいと
覚 ....
朝に炊いた玄米メシ
冷たくなった握り飯を
私は食らっていた

父親だった男が死んだと
疎遠過ぎる妹からの電話

皮肉なものだ
あまりに薄い縁を
思い知らされた

玄米は
よく噛 ....
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬  冬
誰もが道行く姿に目をみはった
くすんだ家並の下町
それは何よりも奇異に映えた

女は山の手の私立病院に通う
病人ではない、看護師で
給料とボーナスを貯めて八年
恋人のひとりも作ら ....
春になったら握り飯をもって山に行こう
ほつほつと出狂う山菜たちの
メロディーを聴きに
ポケットの中には手帳と鉛筆をねじ込んで
いただきに立てば、ほら
風が眠りから覚めて
息吹を開始する
 ....
横殴りのことば
ひ び 割れた
       音 階

吹きっさらしのあなたの庭で
  浮浪者のよう
わたしは 火を焚いて 鍋をかけ
  煮ても焼いても喰えやしない
     虹色の肝 ....
箱の中に入っている人のこと
何も知らないのだがな 
どんな仕事していた人か 
どんな声で話す人か
葬式だから来いと言われてやってきたけれど
母の従兄弟と言われても 
母はとっくに死んで ....
すり抜けて通すのは 藍色の液体
なぜに アンタはいつもそうなの?


ソンナこと アノ人に聞いておくれ


いやいや 責めているのではないの
ヒトリ歩きは・・・
できないのよね?
 ....
【見えない力】

桜の葉が
秋の雨に打たれて
石畳や道は艶めいている
やがて すべての葉は落ちてしまうのだろう
しんやりとした風に心を寄せると
桜の匂いがした

たとえ花はなくとも桜 ....
どうか、私を弄んで下さい
その熱く燃える掌で
私の輪郭を全て辿って
白く滑らかな肌に頬を寄せて
息を吹き掛けて
どうぞ、私の中に入ってきて
わき腹を鷲づかみにして
何度も何度も私を翻して ....
無から生まれた訳ではない
原因があって生を得て
所在もない風来坊だが
ひなたぼっこの猫とあそんで暮らす

世界が仏頂面の上司だけで
構成されている訳でもないので
とりあえず仕事は好きだ
 ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7661)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
20年前みたいに- mizunomadoka自由詩414-12-19
種を蒔け- 瑞海自由詩13*14-12-19
隣に住む人- 夏美かを ...自由詩28*14-12-18
秋の階段- Lucy自由詩1514-12-17
イメージだけがひとり歩きだす場所で- ただのみ ...自由詩17*14-12-17
絶望のあとに- Lucy自由詩19*14-12-15
自由の国- Lucy自由詩12*14-12-13
それは素直なひねくれ者- ただのみ ...自由詩17*14-12-10
銀河を渡る飛行機雲- 朝焼彩茜 ...自由詩14*14-12-10
2_a.m.- 梅宮迷子自由詩5*14-12-10
夜。_クリスマスイルミネーション- 梅昆布茶自由詩914-12-10
必要だ- 殿上 童自由詩19*14-12-8
異国の鳥- ただのみ ...自由詩13*14-12-6
<はるか>- nonya自由詩16*14-12-6
クルトン入れ放題のスープが薄い- 北大路京 ...自由詩414-12-6
冬が来た- Lucy自由詩16*14-12-5
シャンメリーおじさん- ブルース ...自由詩4*14-12-5
- keigo自由詩2*14-12-5
鳥よ—- 夏美かを ...自由詩22*14-12-5
100%- chiharu自由詩10*14-12-5
そのとき- ドクダミ ...自由詩4*14-12-5
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬- 北大路京 ...自由詩514-12-5
スプーン- salco自由詩1514-12-4
詩人四態- 山人自由詩5+*14-12-4
愛はくちびるから零れ腐る水- ただのみ ...自由詩17*14-12-3
棚から…_- イナエ自由詩8*14-12-3
鉄筆- 芦沢 恵自由詩17*14-12-2
星の王子さまによせて_- るるりら自由詩1514-12-1
私を閉じ込めないで- 夏美かを ...自由詩24*14-12-1
畏敬する詩人達へ- 梅昆布茶自由詩1414-12-1

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