すべてのおすすめ
並ぶつもりで
並んでいるのではないし

何億光年も離れた小さな星の住人が
語り伝えた
神話など知らぬ

集まって
輝いているように見えても
それぞれ
果てしなく遠い

線でつな ....
蝉時雨が
それほど新しくない記憶を
影縫いするものだから
そのまま置き去りにもできず
立ち止まる

吹き出す汗
ハンカチを忘れたことに気づく
いつもそうだった
肝心な時に何かが欠 ....
きみらが見ているものは仮想現実だ
ただ厄介なのはその仮想現実が
きみらの現実とぴたりと
寸分たがわず重なってしまうことだ

つまり仮想現実を何らかの方法で削除できるとして
すでに現実との密 ....
   窓を這う
   ゴーヤの日除けに
   蝉の声

   首に巻いたタオルで
   額の汗を拭く

   夏の昼下がり

   冷たい麦茶と
   生ぬるい扇風機
   微か ....
 
検診前なので、節制中

恋愛前なので、節制中

節制クラブ、部員募集中



 
瞳の奥底に隠れてこっちを覗いている
裸の抒情の手足を縛り上げ
哭きながら何度でも犯し続けよう
石切り場から運んできた
重い想いを凪いだ風に浮かし
寛容な字面をことごとく摩耗させて
のっぺら ....
{画像=140727093221.jpg}




赤い緞帳越しに見える殺人現場、
暗闇に浮かぶ赤い血の色、
こぼれ落ちたワインの痕、
倒れた男が最後に見た冷笑が瞳に焼き付いている。
 ....
けつまずいて転ぶ
ああいつもの夕暮れなのにね

見えないものに語る言葉
忘れてしまった暑い日です

行き着く先のわからない
遠泳に参加する僕は第三泳者です

通り雨地球をまわしてとお ....
工場の裏に生えた草を抜いていて思った
この国は何て豊かな国なのかと
何もしなくてもこんなに沢山自然に草が生える
知らない名の草が生える
1ヶ月でこんなに生えるなんて凄い生命力
しゃがんで ....
パセリってなんであんなに残すひとが
多いんでっしゃろな
れっきとした野菜でっし栄養だって
野菜のなかでもトップクラスなんでっせ

嫌いでっか
飾りもんと勘違いしてはりまへんか
もしかして ....
葡萄色のゼリーのような海と空は
きっと絵のように美しい 
いいえ きっと海の ほんとうは 絵なんかでは 表わせない
憶万の色と光と影を 海と空は もっているのだろうから

けれど わ ....
すごく綺麗な声がしたので
見上げると
すぐ近くの
電線にとまっていた
小首を傾げては
同じリズム
同じ音程
同じ歌詞で
繰り返し歌っている
私には
聞き取れなかった
何て言ってる ....
世界は、愚かさに溢れている
愚かな発言、愚かな行動
愚かな戦争、愚かな恋愛
何がどう愚かなのか…
人は愚かさから逃れられない

けれど
愚かさは人としての証であり
愚かさは人としての力 ....
 遠く離れた
 名も知らぬ君に対して
 愛を感じるための
 口実なんてない

 人類みんな
 兄弟、姉妹だから、なんて
 そんな標語も、白々しいだけで

 だって
 兄弟げんかも度 ....
掛け軸の中に残された想い

夜が十分に闇であった頃
月の柔肌に立ち昇る香の煙より
        しろくあわく

現世を離れた囁きを運ぶ
ぬるい風を孕んだ柳のように
        し ....
のみこむほど
のどに毛がはえてくる
缶チューハイは
めぐりめぐる
血をおしとどめる
からから
血の笑い声がきこえる
ひとりになりたくないだけだろ
なをかえたいだけだ ....
壊れた肩で投げた愛そのまんま 夜の{ルビ静寂=しじま}が
私を思考の世界へ誘う
仄暗い豆球がシーツの海を照らして
波打ち際には夜光虫のように
ラメ入りマニキュアが光るから

私の思考回路は小舟に乗って
大海原へと漕ぎ ....
<くちづけ>
誰かに見られたくちづけは
あいまいに淡く消えていく

誰かに見せようと思えば見せられたのに
それでも誰にも見せなかったくちづけは
甘く鋭く残っている

いつまでも
いつ ....
夜の帳に溶け込んだ心情が 淡く病む。
シタールの音色が鋭く僕の喉を刺す。
震える手で連ねる恋文は
異国の呪文のように匂い立つ。

ああ、夭折した画家達よ。
あなた方の創造した世界はなん ....
 
見せびらかす愛なんて くそっくらえ

語る愛なんて 持ち合わしちゃいねー

でも感じあう愛なら、あるぜ



 
ひらいてしまったてのひらに
はじまりは舞い込んで、やがてにじんでいく
窓枠を引いて外と内を分けて
でていかないよと言ってみても

手に入れることは失くすことだから
いつでもきちんと立てるよ ....
{画像=140720232423.jpg}



言葉に傾き
ほら歩く姿に
傾きがありませんか?


真っ直ぐ歩いて来た
自分はそう思って来た
でもある時
人に言われたんだ
 ....
君の知らない君が僕の知らない僕の顔を踏む きみの手を想う
華奢でちょっと小さめだった

骨折して松山の病院へいっしょに行ったときも
きみの身体の一部が壊れたことに
かなしみを覚えていた

きみの替わりに朝
新聞配達をやった
 ....
パシッ!対向車のタイヤが弾いた小石が
私の車の窓ガラスに亀裂を刻む
それは、心が砕ける音に似ている
あなたが発した、恐らくは、何気ない一言で
いとも簡単に、心は粉々に砕け散る
外は台風コロッケまずい 尾鰭も背鰭もない者だから
スクラップブックから拾ってきました

この気怠さの海を泳ぐ
艶めかしい夏の生き物たちを横目に

白い爪痕も心地よい
日焼けした空をまる齧りにします

スイカ ....
何度、心から良い人になろうとしたか
ちゃんと話を聞こうとしたか解らないのに
カスだからかな スカスカに ぬけてしまう

重い漬物石のような思い おなさいころからの
もっとも親しい人たちから  ....
うまれるもの。
うすかわをむいて
むききったさきに
にじみでるしるは
なつかしいうみの
あじがする。



うまれかわるもの。
せつなにきりかわる
でいた ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7661)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
プレセペM44- Lucy自由詩18*14-7-30
蝉時雨- nonya自由詩25*14-7-30
存在と無存在と実存在と(“存在”の本章として)- HAL自由詩4*14-7-29
【_昼寝日和_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-7-28
節制中- 殿上 童自由詩21*14-7-28
わたしは喜んで嘘を書こう- ただのみ ...自由詩27*14-7-27
死骸は犯人を希求する_/_傷つきたいと思ったのは自分だった- beebee自由詩16*14-7-27
第三泳者- 梅昆布茶自由詩21*14-7-27
草茂る国- ichirou自由詩17*14-7-26
それって_あきまへんで- HAL自由詩15*14-7-26
ゼリー色の夏- るるりら自由詩24+*14-7-26
みたことない小鳥- Lucy自由詩13*14-7-24
愚かさに- 猫の耳自由詩214-7-24
包み紙- まーつん自由詩11*14-7-24
こだわり- ただのみ ...自由詩18*14-7-23
晩餐- あおい満 ...自由詩414-7-23
壊れた肩で投げた愛そのまんま- 北大路京 ...自由詩414-7-21
【_思考する夜に……_】- 泡沫恋歌自由詩15*14-7-21
くちづけ_など四篇- クナリ自由詩4*14-7-21
恋文- ヒヤシン ...自由詩14*14-7-21
あるぜ- 殿上 童自由詩20*14-7-21
「かえす」- 小夜自由詩414-7-21
言葉に傾いている- beebee自由詩29*14-7-20
君の知らない君が僕の知らない僕の顔を踏む- 北大路京 ...自由詩614-7-20
- 梅昆布茶自由詩1914-7-20
小石- 猫の耳自由詩214-7-19
外は台風コロッケまずい- 北大路京 ...自由詩114-7-19
夏の幽霊- ただのみ ...自由詩21*14-7-19
漬物石を放り投げた小さな手- るるりら自由詩13*14-7-19
ぴいらあ- あおい満 ...自由詩914-7-16

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