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いのちのサーバーが天にある
それは雲の上で眩しく輝いていて
すべての生き物の情報は自動的に記録され保存されている

それはまた蓄えた情報を私たちに発信している
ふと胸が暖かくなって明るい気持 ....
信濃の森の山深く
一筋流れる清流の 
脇にいでたる温泉に 
ずぼりと飛び込む心地よさ 
男子の本懐ここに有り
手ごろな岩に頭載せ 
手足を泳がすお湯の中 

眼閉じれば思い出す 
父 ....
早朝目が覚めて近くの神社に行く
冷たいシャワーで身を清め糊の効いた白いシャツに袖を通す

正月に参拝して以来だ
福守りが効いているのか今年は良い事続きだからお礼参りせねば

早朝の参道は人 ....
美とは何か
大きい羊と書くね
美味しいものを人と楽しく食べる事が美なんだろう

音楽とは何が楽なのか
音は生き物ではないから
聞いてる人の気が楽になるということなんだろう

美しい言葉 ....
我とはバーチャルなもの

肉体は自然からもらったリアルなもので 心も与えられたリアルなものだ
それらを所有していると思っているあなた それは捏造されたもの

誰が捏造した ....
流されて終わってしまいそう
自分の本心を見失わないで

と星占いコーナーに書いてあった

終わってしまえばいいじゃない
そういう流れなら仕方ないじゃない
自分の本心なんてあったっけ
あ ....
新学期はドキドキする

隣の席にはどんな子が座るんだろう
先生はどうやって席決めするのかな
出席番号順なら名前が近い人だろう
意地が悪い子ならいやだな
可愛い女の子なら学校に行くのが楽しみ ....
私は恵まれている

幼年期は暖かく程よく湿った腐葉土にくるまれて夢を見て過ごした
夢を見るのに飽きた頃には頭の上から冷たい水が落ちてきて目が覚めた

大きく伸びをすると私を守っていた殻が割れ ....
クラシックを聴かせて育てると乳牛の乳の出が良くなり植物が生き生きするという
それは聴かせている人間の心こそが和らいで生き物に伝わるからだろう
人が優しく生き物に接すると生き物は喜んで元気になるとい ....
高層ビルから見渡すと月曜朝のビル群はとても礼儀正しい
きちんと整列して太陽先生の訓話を聞いている

向こうの背の高い男の子たちは揃いの制服
近くの背の低い女の子たちは色とりどりの私服

み ....
あなたの茶褐色の髪はまっすぐに伸びていて
風が吹くと優しくなびく
あなたの肌はしっとりしていて柔らかくてほんのり暖かい

悲しくて泣いているんじゃないよね
春が来た喜びの涙だよね
大好きな ....
統計によれば自殺が一番多い月曜日の朝

通勤電車で幸いにも座れた僕は自殺もせずに健気に生きている人々に囲まれていた
電車が駅に着く度に本のページをめくるように目の前に立つ人が入れ替わる
チェス ....
タンポポさん
春の陽を楽しみなさい
思い切り根を張り温かい大地の恵を吸い上げ可愛い花を咲かせるがいい

あなたの根が隣の蓮華ちゃんの領分を侵すのではないかですと
彼女の可憐な花を見るのを楽し ....
あなたの心は暖かい
幼い頃あなたはそれをお日様にもらった
大人になって忘れているだけ

寒い日は雲の奥に隠れたお日様を思って泣くのもいい
暖かい涙はあなたの心を温めてくれるから

でも思 ....
あなたは明るいけど明るすぎる
あなたは元気だけど元気すぎる
あなたはとっても素敵だけど
ちょっと疲れる
見ているだけで疲れる
弱ったわたしには

ごめんね
回復してから また話しをしま ....
人は泥から作られた時以来帯電している
その上頭蓋骨の中に強力な発電機までこさえてしまった
時には自分でも手を焼くほど過熱するのはそういう訳さ

電気は地中に流すつまりアースすればだいじょうぶだ ....
今日は特別に晴れている訳ではない
相変わらずのうす曇

今日は特に暖かいのでもない
昨日と同じ肌寒

いつもの仕事が目の前にある
一つ一つやるべきことをこなしてゆく

昼になれば同僚 ....
夜中に目が覚めて散歩に行った
黒の画用紙に太めの半月が貼ってある
彼女はふっくらした横顔を向けてこう言った

忘れちゃだめよ あの娘はお嬢様育ちだということを
そうだった 彼女は両親からたっ ....
しょうがないじゃない
わざとじゃない
あの人が悪いのではない
誰のせいでもない
ひとりでにそうなった
春だから
愛でたい
ああよく寝た
こんなに寝たのは久しぶりだ
大きく背伸びをする

薄暗いベッドルームを抜け出し
ひんやりとした大理石の床を踏み
白い柱列を巡って神殿の外に出た

燦燦と降り注ぐ春の陽光が ....
私は精神物理学博士である
本日は私が発明した自己励起システムを紹介しよう
当システムは精神に埋め込んで使用します

今朝はことのほか寒かった
少しくらいは遅れてもいいだろうと思って布団の中で ....
麗 帰って来てくれたんだね
冬の間中街を取り囲んでいた灰色のビル群の向こうに
東京湾が光っている
その上空を飛行機が西に飛んでった
さらにその向こうの木更津の山々には緑が芽生えている
山頂に ....
昔々 男の子はちっちゃな銀の鍵を握り締めて産まれて来ました
可哀想に男の子は15歳になると家を出されるのです
旅してその鍵で開けることのできる唯ひとつの扉を見つけるために

女の子はちっちゃな ....
樹木が地下水を吸い上げる
鴉が獲物を突つく
猫が餌を舐め取る
人が飯を喰らう

あなたは朝ごはんを召し上がりましたか
私はランチを済ませました
みなさん夕ご飯ができました

家族そろ ....
もう起きる時間だろう
眠りの中で身体のどこかがそう告げていた
案の定 暫らく経って携帯が鳴る
わかっているよ でももう少し寝ていたい
「いいんじゃない このままで」誘惑者が甘い声で囁く
 ....
目が覚めたら未だ朝日が昇る前だった
窓を大きく開けて空気を入れ替える
清涼な大気が肌を潤し湿った苔の匂いが頭脳を静めてくれる

美しい夢をみていた
雲の切れ間から射し込む陽光
それを反射し ....
今朝 世界樹が目覚めた
満開となって白い花粉を散らした
世界は彼の逞しい腕に抱かれて白く霞んだ

雪は地面に着床するまでの暫くの間
授かった命に感謝し舞い踊った

雪は大地を受胎させ
 ....
初めての土地を散歩していた
その墓地はだらだら坂の途中の築地塀の向こうにあった
真新しい卒塔婆が冬の陽光を照り返している

突然 懐かしくなってその場から離れられなくなった
無論そこに我が先 ....
熟練工は風雨から保護するため 心に幻想という漆喰を塗ってくれました
漆喰は乾燥した日が続くとひび割れをおこします そのまま放置すると建物が崩壊してしまいます

冬場は特に危険です 気を付けましょ ....
大洋のなかにぽつんと孤島がある
永い間孤立していた島は海鳥に自分の気持ちを託して遠くの島に遣わした
海鳥は赤い実を啄んで帰って来た
ただそれだけでメッセージは伝わらない
島は自分を掘ることを思 ....
そらの珊瑚さんのたにいさんおすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日蝕- たにい自由詩512-5-21
温泉旅- たにい自由詩612-5-1
お賽銭- たにい自由詩512-4-29
芸術について- たにい自由詩412-4-27
自我について- たにい自由詩6*12-4-24
今日の運勢- たにい自由詩412-4-23
出席番号- たにい自由詩312-4-18
桜物語- たにい自由詩512-4-13
朝のお願い- たにい自由詩212-4-5
朝日のビル群- たにい自由詩612-3-19
春の雨- たにい自由詩212-3-2
生きててよかったね- たにい自由詩2+12-2-27
お日様の願い- たにい自由詩512-2-25
思い出して- たにい自由詩212-2-16
太陽野郎- たにい自由詩412-2-14
アース- たにい自由詩4*12-2-7
何気ない日常- たにい自由詩312-2-6
お嬢様育ち- たにい自由詩612-2-5
- たにい自由詩312-2-3
夢の中で起きる夢- たにい自由詩212-2-2
新発明- たにい自由詩112-2-2
如月初日- たにい自由詩212-2-1
鍵と錠- たにい自由詩412-1-30
食事- たにい自由詩212-1-30
朦朧の楽しみ- たにい自由詩312-1-27
朝の歓び- たにい自由詩312-1-23
初雪- たにい自由詩312-1-20
土地の力- たにい自由詩312-1-19
冬場注意報- たにい自由詩412-1-15
離れ小島- たにい自由詩512-1-12

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