秋の空の
その
一番遠い所で
蒼く揺れていた
あこがれ
片思い

好きだった
だけど
決して
口に出して言わなかった

そばにいるだけで
よかった
それで充分

会って ....
壊れた時計から夢が逃げました
もう時間は教えてくれません
遠い昔も今も未来も
在るのか無いのか

この部屋が寒いのは何故なのか
教えてくれるものは在りません

淋しい季節が続きます
秋の夕暮れ
活字食う詩人ひとり
酒を飲む

ああ旨い ああ旨いと
横になる詩人

名月が雲間から
青白く光り
ススキが風に揺れる

秋の夕暮れ
活字食う詩人ひとり
今宵何を思 ....
まいにち逢える人なのに

きみの扉は

迷路のかなた


曲がり道は 行き止まり

回り道も  行き止まり


はじめて逢った時から


たどり着けない

迷路のかな ....
夕陽は落ちないよ
そんなツッコミが 聴こえてきそう

誰がハミングするだろう
きっと 鳥たちだ

鴉は塒に還るだろう
何処から 飛び立つのか

あの 尖がった
一番 空に近 ....
ウールのマフラーを強く巻いても
誰かの腕を離れたこの首は
隙間だらけの星空みたいな

編み目のひとつにほどける思いを
両手で救って届けたかった

チクチクと痛むウールの感触
太陽の熱と ....
気づくと森に向かう途中
緑の中赤い屋根の家が一際目立っていて
わたしは夢中でシャッターを押す

何度撮ってもぼやけて写らないその家が神秘的だったけれど
なぜかすんなりとそれを受け入れたのが不 ....
並木道のやわらかな絨毯
ざくざくと二足の靴がふみ鳴らす
転がるように進んでいく

寂しい色したフェンスの影
まるでレースみたいだった

ざわめき

小さな音が重なって騒がしく
虫と ....
いつも通る道
いつも出会う人
いつも歌う歌
いつも曲がる角

いつも読む雑誌
いつも食べるパン
いつも乗る電車
いつも降りる駅

いつも見る鏡
いつも見る私
いつも見るけれど
 ....
愚痴は言うまい
ただ ただ 感謝を

愚痴は言わせまい
隙は与えまい
それが得策

神様に賛美を
そして祈りを

愚痴は言うまい
言わせまい

気にするな
落ち込むな

 ....
紙の質感やインクの匂いが
伝わる指先を誰かに向けて

1ページの物語も読まずに
主役を生きてる人が妬ましい

自分らしい振る舞いやセリフを
学んできたのは同じはずなのに
シャボン玉の大 ....
溺れないようにもがく
ここにあるものは肉体と
満たされない空と
注ぎ足されつづける水

酸欠の頭で考えることは
誰が注いでるとか、
どこまで行くのかとか、
そんなことではなくて ....
月や
完璧な嘘や
まるい
(でもさわれない)夜で

車内はぱんぱん

世界と わたしとのわかれめの
つねにつめたい線は
そう望んだような気がする
わたしが
わたしをわかるよう ....
冷えた足元が

僕の思考を停止して

机の上に突っ伏して 瞼を下ろす

こうやって ずっと眠って 死んでしまえたらいいのにね

なにも成し得ない 人生に 意味などあるの

いつだっ ....
寂しいとき
なにを
どうすれば
いいんだろう


むずかしい
理性や知性が
犬の役にも立たない
感情まみれの
猫の世界では
もう

アッハッハ

笑って ....
緑のざわめきが膝で笑い
風の咳払いが耳を撫でる

雲のフィルターが通した言葉に
洋服を着せた天使のはにかみ

夕陽に染まる頬はみんな同じ
空に浮かべた思いを綴るため
盛り付けられた一枚 ....
世界樹の葉脈にそって
我々は流れて
許されたばかりの一滴の雫
その愛し合う雫
地上に辿り着くまでの七色
七色の世界が
スコップで土を掘る幼児の
目の前に落ちた
白壁に囲まれた部屋に
ゴオォと響き続ける音、
独り存ることの恐怖を
予感のうちに告知する
混沌蠢く夜闇の奥、
次第に姿を現し
魂に帰依することを
唯一の寄す処として
私は静かに目を瞑る ....
心、泳いでいる

風が吹いている
いたわりはことばじゃないって
心あたたまる暗示をもらったのは
悪意すべてを認めて受けて立つ
鎧のあいつから

心、泳いでいる

泥まみれの ....
遠い昔の秋に 落としていった 気持ちが

時折戻ってくることが ある

寒くなってきましたね 君は今でも生きていますか

君の声さえ 思い出せないけれど

心臓の 小さな痛みは 覚えて ....
いい写真を撮るのではなく
いい写真を探す時代なのだ

フィルムカメラの時代は
一枚を写すのに時間と知恵をかけて
自分の芸術を探していた
デジタルカメラの時代は
大量に写して選ぶのに時間を ....
ひとくちの水ほしさに
幽霊は夜に立っていた
眠りと死の違いを
未だわからぬまま


あらゆる終わりに優しさは無く
ただ悲しみばかりが晴れわたる
舟漕ぎ人夫の
沈みゆく ....
吹き飛びそうな夜景に
意識を委ねて 黄昏ている キラキラ
眩しい雨を帯びた 人生の海岸を踏む

言葉が宙を舞って 振り返る隙もなく
嫌われて ていう妄想ばかり 宙を漂って
結局今何もしてい ....
ディナーのパスタはボンゴレロッソ
口の周りで太陽が踊る

紙ナプキンに吸い取られた熱が
唇の形をかたどりながら
渡せる相手が未だにいない

テーブルで話す恋人たちは
いつの間に名刺を交 ....
 鏡に映る自分の立ち姿にあなたの面影を重ねる。
 こんな秋の夜長には。
 
 家中の時計が鳴り響く。
 おまえは時を刻んでいればよいものを。

 ポーの描いた大鴉か、リヒテルの奏でるラ ....
立っている
緑の丘陵の木の下に
落ちた葉っぱが風に舞う

どこからか聴こえてくる
ギターの練習のメロディー
ほんのすこしだけ
オレンジの香りがする

どの山から舞い降りてきた ....
雨が降った夜、純粋な目で
僕はこの街の水底を覗き込む

難しいネットの海の泳ぎ方
自由すぎて、
なんでもいえそうだった

だれの願いが叶うのだろう?
だれかの願いは
叶って ....
すべて消えてなくなればいい

想いも 愛も
淋しさも悲しみも
ここにいたという軌跡さえ
波にさらわれてしまえばいい

a dream
誰にも知られずに
消えて行く私の言葉たち

 ....
自転車置き場に届く光が
まだ短くて生まれたばかりで

ちょうど髪の毛のような糸が垂れ
サドルにまたがるとすぐに消えた

太ももの上を温める光
こんな所で遊んでいるのかな

動いたら付 ....
月の溶ける夜は

どんな望みも 叶う気がして

君の

日差しに透かすと

黄緑りがかる 綺麗な瞳に

映り込みたいと

君の

寒い朝に

ほのかに赤く染まる

 ....
1486 106さんのおすすめリスト(3936)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あこがれ- ゴデル自由詩6*18-10-30
魔法の針- まみ自由詩5*18-10-30
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迷路- st自由詩318-10-30
親不知に夕陽が落ちて- 藤鈴呼自由詩5*18-10-30
シリウス- ミナト ...自由詩3*18-10-30
まどろみ- 十一月の ...自由詩318-10-30
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いつも- やまうち ...自由詩3*18-10-29
勝利の秘訣- あおいみ ...自由詩2+*18-10-29
落丁- ミナト ...自由詩2*18-10-29
輪廻に溺れる- 新染因循自由詩618-10-29
車内- はるな自由詩318-10-28
日曜の冷えた夜- 赤椿自由詩118-10-28
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自然協奏曲- ミナト ...自由詩118-10-28
転生- 腰国改修自由詩118-10-28
帰依- ひだかた ...自由詩518-10-27
心、泳いでいる- 秋葉竹自由詩918-10-27
秋の空気と君の記憶- 赤椿自由詩218-10-27
ギャンブルカメラ- イオン自由詩3*18-10-27
ひとり_ぬかるみ- 木立 悟自由詩618-10-27
蜂蜜- ふじりゅ ...自由詩418-10-27
ROSSO- ミナト ...自由詩3*18-10-27
どこかのレクイエム- ヒヤシン ...自由詩11*18-10-27
冬の便り- 立見春香自由詩518-10-27
月の味- 秋葉竹自由詩518-10-27
a_dream- 未有花自由詩12*18-10-26
- ミナト ...自由詩1*18-10-26
月の溶ける夜は- 赤椿自由詩218-10-25

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