君の手を引いて 星空の下を歩きたい
星空の、そのずっと向こう 南十字星の下まで

空からの十字架は僕らの結んだ手を赤く塗り替えてしまうかな
それとも、二度と離れないようぎゅっと楔を打ち込む ....
広い海原からたったひとしずくの真珠を拾い上げるような
そんな途方もない思いで、

今にも枯れ朽ちそうな薔薇を掻き抱き
わたしはこの道に佇む





どこへ行けばいいの?

  ....
コロコロと転がっていく
ずっとそれを眺めていた
問題なんて何もないよと
誰も口にはしなかった

そっと壊さないように
優しく拾い上げてくれたのは
伝えたい言葉をなくして
探している人だ ....
物心がついた頃
私の首には、細い紐で作られた長い首輪が掛けられていた
その時の結び目は確か、みっつ

毎年、誕生日に紐が切れる
だから毎年結び目が増える、ひとつ
そして毎年、少しずつ短くな ....
私は売る
大切なもの
私の
私だけの

世界は
最初から決まっている
レアメタル
危険水位

少ないもの
限りあるものに
価値が
人がひれ伏すのなら

私には
あるじゃ ....
ベランダに鉢植え
やわらかな大気がゆっくり空に侍りつつ
曇天は寝息を立てて
温浴の風 静かに降りて

ビルディングの静かな午後が始まる

鳥のさえずりが空間を示して
立ち木の常緑は静か ....
院からの態度のデカい実習生
ツンツン頭を嗜められた
合コン来てるんじゃないんだぞって

気にする様子は無さそうで
焦点の合わない目で校庭を見ている



おせっかいな協力者
善意と ....
駅ビルのミラーに夕陽が泳いでメールが飛び込んだ
都会の炎が抱き合う声を 早足で抜き去った

分解されてく真夏の星じゃ
不安や嫉妬の波から明日を予測してやいないか

楽しいこと
面白いこと ....
 新しい芽が出る
 それは心に生まれるわが子

 おはようという

 答えはない

 それでも生きていると答える
 葉っぱが答える
 上を向いて、生きている
 上だけを見て、生 ....
階段の上で陽気な彼女を

横から飛び出した男が突き落とす

狂気に満ちた顔は

道化師のように愉快で

彼女はケラケラと笑う


彼女は空中で踊る

手足を優雅に伸ばし

 ....
職場の同僚に教えてもらった
初夏の広域農道は明るく開放的で
自然と車の速度も速めになっていく

ストレスフリーで思うがままに操る車
エンドルフィンが漏出して
ハイな気分で

車を操って ....
満天に輝く星が失せ月満ちたなら
花咲き誇る野に出でよう

春霞、薄絹の衣を纏い夜露に身を沈める君を鎮める為に

蒼い青の光受け
愛を藍に染める君の
儚くも甘美な情を探りに出かけよう

刻は宴の盛り
時 ....
緑色の雨が降るとき
どこかで誰かが泣いている
そんな気がしてならないのは
あの日君と出会ってから

やさしい心の奥で
僕は君を求めている
このままやるせないままで
雨に打たれるのもいい ....
黒ねこが
ペリカンを好きになりました
好きだという気持を
彼女にどうやって伝えようかと
彼はとても悩んでいます
ペリカンは水辺にばかりいるし
黒ねこは水が嫌いなのです
届かない想いを
 ....
雨が好き
世界が濡れて
恍惚の芳香が包む
夕と夜の間に

草花と土が
なめらかな生命を与えられ
喜びの香が
艶やかに立ち昇る

火照る身体を
委ねたアスファルトの上
はしゃぎ疲 ....
雨は崩されてゆく
透明の灰が静かに積もりゆき
アスファルトの水溜りに雨音の波紋ができた

土地は湿り気を増し
ビルディングは地階から 灰に埋まった

飛び散る 雨
しぶきが足元を濡らし ....
ひとつの悲しみが
シャボン玉と一緒に消えた
辺りをどんなに見渡しても
答えなんて見つからなかった

雨は降っていなかった
どうせなら夜になる前にと
目を閉じて星を数えた

ひとつふた ....
たくさんの夢を見た

それはまるでそこが故郷のような
戦時中の異国であったり

今はもういない家族と一緒に
得体の知れない大きな敵と戦ったり

全てを飲み込む水が押し寄せる街の中で
 ....
ぼくは
きみのヒーローでいたい

きみの目に
ぼくは強くて、かっこよくて、やさしくみえる
そんな魔法を
きみにかけているつもり

きみの前でやらかしちゃったときは
きみの目をみて確か ....
電車に乗ってどこかへ行こうとしていた

何処へ向かおうとしているのかは分からない
病院だったような気がしないでもなく
山奥の施設のような気がしないでもない

見たことのある風景同士が
直 ....
新しい風が吹いてきます

この風はどこから吹いてきたんですか

30℃を越える熱風と

肌に絡みつく湿気は悪くないです

夏は5分でも長く

目に焼き付けておきたい



 ....
"好き"が溢れて あふれて

会うたびに伝えたくて

でもそれ以上は求めなくて

ただ"あなたが好き"ってことを 知っておいてほしくて

記憶の ....
いつかは空をとびたいと
無色ににじんだ記憶は今でさえ
つながっている

夕日に染められた川は
未だ流れを止めない
泣きじゃくる子供をあやしている母親
まばらにみえる人影は
やがて夜をつ ....
松林のにおい
やわらかに透過する光
あなたのその目じりのしわが好きだった
波風がうばっていく言葉に
その想いものせて

わたしたちはあめふらし
ふいに雨音が恋しくなる
傘の下で肩を並べ ....
電灯のスイッチが見当たらなくて
君の顔が見えませんでした
夕暮れで 僕は
君に飲み物を出したろうか
僕は君に 飲み物を出したろうか
それはもう三日も前のことだったろうか と

オーガンジ ....
天涯孤独だからさ…
それは、あなたの口ぐせ

帰るべき家があって
待っていてくれるひともいる

それなのにどうしてそんなことを言うのだろう

こころの空白を満たそうと
終わりの無い旅 ....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
冬の匂いを忘れてしまった
生々しく 研ぎ澄まされた
孤独の葉の匂い

確かにかいだことのある
凍土という 死
うらぶれた 世界の
むしろ普通の人々の
冬の匂い

寂しいということは ....
あなたは
初めから
そっと隣で見ていてくれた


あなたの一言に
心満たされ
涙したり
笑ったり


癒しと言う言葉の持つ意味は
きっと
あなたのような方の為に
存在するの ....
夜明けに眠る猫

寒さを凌げるならどこだっていいの

今夜は誰の軒下

月に啼くウサギ

ぬくもりが欲しくて自分のひざを抱きしめる

明日は誰に夢を売る

うそつきが好きよ
 ....
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