雨が上がった
夜の景色は
とても
美しい
葉が濡れている
葉に落ちた
雨のしずく
ぽたりと
落ちた
月の光に
照らされて
とても
きれい
素敵な
雨上がりの
月の ....
どんなときも
あきらめないで
前向きに
自分のために戦おう
君は
ひとりじゃない
ひとりぽっちじゃない
君の事を
わかってくれる人は
どこかにいる
どこかで
暖かく
見 ....
空っぽ だよね
歌うために
まぶしい緑の
そのはざ間から
降り注ぐ 生きる意味よ
せみの命よ
蜜を吸う
歌うために
その
けたたましい鳴き声の
中にまぎれて
誰か ....
難しいね僕たちはまだ
しっかりと糸で繋がって
いなかったんだ
怖いのは僕なのかな
僕が怖いのかな
判らないよ
お願いだから
向き合って欲しいよ
ただ好きなだけじゃ
駄目なのかな
....
余 熱
そこは
しろい花が咲いていて
緑も若やいで うつくしい
空気は
いつまでも清澄であり
....
今度またこういうことがあったら
言ったほうがいいのかな?
言わないほうがいいのかな?
と訊いたとき
君はとても嫌な表情を浮かべて
だけど即座にはっきりと
全部言って 必ず全部言って
....
夢を見ていました
それは鉄道の歌
乗客のざわめき
僕はひとりで
渦巻く雑音の中心で
サンドイッチを食べたのです
夢から覚めると
家のベット
約束の時 ....
あした、
涙がかわいたら
海を迎えに行きましょう
果てのみえない
かなしみの
ひと粒として
あらわれましょう
雨が降っても良いのです
風が吹いても良いのです
....
ネクタイを締めることを望まれ
そんな暮らしなど思いもつかぬほど
離れたところにいた僕は
好奇心はあったが背筋が伸びる感覚より
繋がれた犬のように感じてしまう
自分自身の視線が ....
毎日のように
ピアノに触れる
からだに習慣がなじんでくる
五線譜の通りに弾いていた子どもの頃
打楽器のように思うままに即興で弾いていたここ数年
コードのハーモニーに慣れ始めた近頃
....
優しい手に言葉は潰され
汚れたような日々は拭えば溶ける
ひとつの言葉を持たないわたしは
凍りついた喉を震わせ
通じることのない音を立てる
お話にならない文字はだれにも伝わらない ....
幼い日の
みんなの
ひとり
ひとりの
それぞれの
顔が映っている
あどけない
いろんな
表情だ
夏の
日差しにも
寒い風の中でも
みんな
まぶしく
輝いてた
....
私の気持ちに
気付いてください
ときめく
この心を
受け止めてください。
あなたのことが
知りたい
私に
もっと
もっと
気付いてください。
虹色の雲を見ている
水気の多い風が肌を撫ぜるから
夏の木陰で光のなかを見る
まぶしいほどの光量が影を真っ黒に染めている
冬の薄闇よりも一層黒いのに
その闇の黒さは目に見えるのに
水 ....
(1)
掛け声と干物の臭いに押し流されるようにして
昼下がりの賑やかさに身を委ねてみる
所狭しと商品の並んだ店先を覗けば
一見かと値踏みする手練の客あしらいに
思わず半歩後ろへ下がりつつ ....
音が耳に飛び込んできた
窓を開けただけですぐ
世界の動きがわかる
工事してビルを造る
飛行機の飛ぶ
車の徐行して走る
子供たちの笑う
烏の飛ぶ
自転車の走る
人々の話す
犬の吠 ....
今日のぼくはからっぽだ
なんにもない
誰かがぼくのなかで叫んだら
こだましてしまうくらい
からっぽだ
だから
何かで埋めたいんだ
満たしたいんだ
言葉がほしいよ
音楽がほしいよ
快楽もほ ....
果てしない快晴の空
意識をずっと高く高く昇らせて
その先にある宇宙の広がりを
想ってごらん
無限のように広がる宇宙の
どこかに僕たちの帰る場所がある
未来も過去も
もしかした ....
あなたの心のいろは
なにいろですか
かわいらしい桃いろですか
さわやかな青いろですか
情熱のある赤いろですか
わたしにはまだ
いろがありません ....
{画像=080731005030.jpg}
夕日に浜辺で遊ぶ子供の心は
寄せては返す波の想い
波間に揺れる種子の想い
流れ
流れ
遠い国へ
流れ
辿 ....
風に吹かれ髪がひるがえる
ただ、風を受け入れる
きらめく波頭が目を奪う
ただ、光を受け入れる
潮騒と木々のざわめきが耳に届く
ただ、音を受け入れる
僕はいまここにいる
ただ、 ....
花の都
水の都
霧の都
東の都
東京を愛することと、孤独を愛するということは
同一である
という意見に賛同しない
猫を愛することと、孤独を愛するということは
同一である
という意 ....
あなたはいつだったか
私の髪に赤く綺麗な
オキザリスの花をさしてくれましたね
春の風にそよそよと
私の髪で揺れていた
あのかわいらしい花
あの ....
世界は少しずつ変わろうとしている
やわらかな春から夏に
秋に冬に変わろうとする様に
永遠があるなら見届けたい
どこに向かうのか
何を選び
何を置いていくのか
曇り空の向こうの太陽は相変わ ....
蝋燭が
消えそうになると
まだ燃えている
知らない蝋燭がやってきて
消えてしまう前に
やさしく火を貸してくれる
白く溶ける
蝋を流しながら
傷跡のように
それは残る
....
ことばは 手段
伝えるための
深夜の国道は
暗く流れて
6車線 約50メートル
渡りきるのは造作ない
遠い信号が
赤に変わった
ヘッドライトが
右へ流れた
やすやすと
....
「なくさないでね」と
母親に渡された乗車券
握り締める
チクチクと
手のひらに刺さる角っこ
手の中の
小さな痛み
それがあの日の
わたしのすべて
チクチクと
手のひ ....
そう コミュニケーションをとるために人は
言葉以外のものに多くを依存していると
大学の頃に聞きかじった
それでも人は詩を書こうとする
言葉を使って
言葉しか使わずに
詩は言葉だ
....
例えば今
狭くて暑い扇風機しかないような部屋で
洗濯物とかたくさん干してあって
薄暗いそんな部屋で
夢もない希望もない金もないでも
愛だけは確かにそこにあるような
そんな行 ....
風はどこからくるのだろう
風はどうしてふくのだろう
僕にはわからない
この時代にふく風が本物であるかどうか
じいさんは言った
風は知らず知らずし ....
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