AM X:00に終わった放送も
PM Y:00にはまた始まりますね。
しかつめらしく語り終えたアナウンサーは
急に明るい顔でサヨナラします。

このまま、きりつめた時間の中で
どこかで誰か ....
 
夜空を歩いてたら
サンタクロースに会った

そのことを君におしえたくて
さがしたけれども
みつからない
君ははじめからこの世界に
いなかった気がしてくるのだから
不思議なものだ
 ....
駅の構内で 
四つん這いの子供が 
夢の荷物を積んだミニチュアの
貨物列車を走らせ 

ぴょん 

と飛びついて捕まえる 

小さい掌から夢を放って 
自ら夢に腕を伸ばす 

 ....
僕らの未来に、花束が添えられていた。

 下校時刻はとうに過ぎているけれど、まだ帰りたくはなくて
 意味もなく美術室に篭りエッシャーの画集を読み漁っていた
 ビビットカラーをこぼした床では ....
1、 白

この深い森のどこかに
真っ白な塔が立っていて
その最上階で僕は生まれた
年月を感じさせない白は
来訪者の侵入を拒むようにも見えた
世界を自ら切り離しているようだった

そ ....
さかなの星空はいつも
境界線でゆらめくのです
星空を落ち葉がよこぎり
岸辺のすすきも
月明かりに
にじみながら手を振って

失ってしまったときに
ひとはさかなになる
月だってゆら ....
「すきだよ」とか
「そばにいてよ」とか
「会えないときもお前のこと考えてるよ」とか

嘘つき

本当はあたしのことなんか
ちっともすきじゃないくせに

すきだけど
すきだけど
 ....
 書くことが多すぎて彼女は手帳を黒く塗り潰してしまっている。目の前で起きていることを記さなければならないという気持ちに突き動かされて、あるがままをあるがままに写し取ろうとし過ぎている。対象に目を奪 .... 息ができなくて苦しいけれど
水がきれいだから平気

ときどき 泣きたくもなるけれど
見つめているだけで精一杯

引き上げてくれたって助からない
君に溺れているから
季節が変わっても

変わらないのは私だけで

いつまでも囚われている

もう目の前にいない人を

私を見ない人を

私を見ていたあなたを

ずっと傍に置いている

暖か ....
水から生まれた生命が
何億年の時を経て
今 自らの意思で立ち上がる

立ち上がれ 私
立ち上がれ みんな

誰もが それぞれの場所で
それぞれの 方向へ
先頭に立ち 旗を振り 風に向 ....
蟻のように働き

見返りは少なく

褒められもせず

当然だと言われ

義務だとも言われ

秋空に想いを馳せる暇も無く

夢を抱くゆとりも無い

掃き溜めのような飲み屋で愚 ....
何気ない気遣いが嬉しくて
立ち去るあなたの背中を見つめてしまう

父とは違う
兄とも違う

これが初恋ってことなのかな

山吹色に姿を変えた銀杏並木が
来る春のときめきに思い巡らすよ ....
white,
gold,
black,
yellow,


「先生」


どの鳥も見分けがつきません


同じ赤にしか見えないんです


どうして笑っていらっしゃるのです ....
小学生の時
わたしは薄水色だった
黄色のハンカチ
黄色の傘
黄色のお気に入りの服
だけど、わたしは
小学生の時
薄水色だった
黄色の長靴で
水溜まりに入るのが大好きだった


 ....
 
 
 
*シアター
 
エンドロールが終わらない
私は世界史を勉強していて
あなたはきっと誰かを抱いていて
この子はたんぽぽの夢を見ているのに
 
 
 
*レストルーム
 ....
 
 
近所の用水路で小さな魚を捕まえた
家にあった水槽に放し
部屋の日当たりの一番良いところに置いた
魚は黒く細っこくて
その頃のわたしは
なんとなくまだ幼かった
 
+
 
 ....
窓をあけて
冬の匂いがしたら
温かいコーヒーを一口
いつもとは
ちょっと
違う味

長い長いマフラーを用意しよう
可愛くて温かい手袋
お気に入りのコートと
あの人が好きだと言ってく ....
なんて
すがすがしい
朝の風

病院の
小さな中庭にも
そっと秋が
しのびいってる

芝生に寝転んだら
空も高く
パウダー・ブルー
眩しくて

こんな日

生きてる素晴 ....
 
掌は舟
温かくて何も運べない
体液を体中に満たして
今日も生きているみたいだ
塞ぎようのない穴から
時々漏らしながら

階段に座って
ラブソングを歌ったり
駅前の露店で
プラ ....
「幸福の青いベンチ」は 
いつのまにか色褪せ 
人々の重みに板も、折れていた。 

僕はそろそろ背を向けて 
新たな地平に、歩き出そう。 

遠ざかるほどに小さくなる 
「幸福の青いベ ....
 走り去る季節の鼓動を
 少しためらいがちに聞いている
   
 

 窓の外に浮かび上がった満月
 なんだか憂いを帯びたような朧月

 

 いつもこの季節
 なぜか やりのこ ....
{画像=081005021659.jpg}

砂浜の風が
朝夕に向きを変えるように
君は気分で風を変える

冷めている空気が
暁の光に変色する時
君は急に大人びた表情を見せ
自足の笑 ....
ねむる、ねむるということが
ぼくにとっては困難なので
さびしいっていう、それだけで
誰かを好きになってしまいそう





この世には
かなわないものばかりがあふれている
 ....
きみに好きって言ってもらえないのなら
ぼくは一晩寝るとしよう
そうして起き上がったときには
外も、内も
きみの家も、ぼくの家も
あたたかくなっているといい

それは
満たされなくて ....
 
会議室を人が歩く
金属や樹脂などでできた
冷水機のようなものがあって
その向こうに浜松町が広がっている
どこまで行っても僕には体しかないのに
ポケットに突っ込んだはずの
手だけが見つ ....
きみもぼくも
流れている

時代の影で
時空の隙間で

本当はこんなものの為に
生きたくなどないんだ

真実はいつも
泥と手垢にまみれているから

時々みんな絶望する

ただ
見て見ないふりしてるだけ ....
西日が射す
階段の踊り場から
子供の声がする
懐かしい声が
あれは
ボクの声だ

 ボクがそこに座り
 マンガの本を読んでいると
 台所のほうから
 タンタンタンとリズムよく
  ....
まるで完成のない
パズルを目の前に
置かれた気分だ

この限りなく
広がる夜空で
ふたり同じ星を
指差すようなもので

君と僕の
言葉の意味は
同じ座標上に
あるのかな

 ....
 握った砂を
 こぼれ落とす
 ゆっくりと時間を掛けて
 小波の中
 夕日が散っていくのを感じながら
 また握ったとき
 私の中で一つの時代が
 眠るように終わりを告げた
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