巡ったことを待つのではなく
巡ってから気づいた

そうか、そんなに時間が流れたんだねと、
なんとなく
ありきたりな言葉を並べる

僕にはまだ
わからないことが一つだけあって

どう ....
制御のない朝の起動
太陽はいつまでも膨らみ
乱雑な鳥の鳴き声に光は拡散していく
二つの皿の擦れる音が
寝ぼけ眼の時間を砕き割り
名のない闘牛を歓声の輪の中に運ぶ

朝はこうして夜 ....
制御のない朝の起動
太陽はいつまでも膨らみ
乱雑な鳥の鳴き声に光は拡散していく
二つの皿の擦れる音が
寝ぼけ眼の時間を砕き割り
名のない闘牛を歓声の輪の中に運ぶ

朝はこうして夜 ....
湯島天神の境内に入り
石段で仰いだ空の雲間から
顔を出す
しろい輪郭のお天道様が
遥かな距離を越えて
この頬を温める

あぁ、皿回しの利口なお猿さんが
師匠に手を引かれ
ひょこひょこ ....
 



光を梳いた暗がりの川
朝と朝と朝の波音
刃の羽のはじまりと終わり
かけらを悼むかがやきの径


何処へも行けず 此処で眠る
水はさらに遠くなり
暗がりは暗がりのままか ....
梅雨になって
雨がすきな
人もきっと
そばにたくさんいるだろうけど

いまは
青い空がすき
心が浮かび流れていきそうな
どこまでもファルセットが続きそうな


目を閉じて ....
毎日ダンプが多く通行するため
国道6号線には亀裂を修復した痕が無数にある
堤防を作る工事や道路を作る工事
ほ場を整備する工事や水路を整備する工事
至る所で重機が働き
朝早くから除染作 ....
毎日ダンプが多く通行するため
国道6号線には亀裂を修復した痕が無数にある
堤防を作る工事や道路を作る工事
ほ場を整備する工事や水路を整備する工事
至る所で重機が働き
朝早くから除染作 ....
月は見えない

普段から夜空など見もしないくせに
月の輝く夜など欲しくもないくせに
一番星などどうせ気づかない
流れ星など見ることはない

赤らんだ空に涙を乾かしてもらったことは
あっ ....
あなたに私を刻み込みたくて

深い生傷とあなたを見たくて

そんなあなたを助けたくて

またもやあなたに鉈をふるって

如此く私の輪廻で回っていてだなんて

でもいいたくてしょうが ....
あなたに私を刻み込みたくて

深い生傷とあなたを見たくて

そんなあなたを助けたくて

またもやあなたに鉈をふるって

如此く私の輪廻で回っていてだなんて

でもいいたくてしょうが ....
ぬるま湯に浸かっている日々
決して不幸とは言えないであろう
求めていたものがこれなのか
ぎりぎりで生きていた日々が愛おしい
冷たい日々  
熱い日々
辛かったが生きている実感があった
果 ....
ぬるま湯に浸かっている日々
決して不幸とは言えないであろう
求めていたものがこれなのか
ぎりぎりで生きていた日々が愛おしい
冷たい日々  
熱い日々
辛かったが生きている実感があった
果 ....



骨のかけら
唇に
あてがい


言葉は
君の髄まで
浸る


解釈は数え切れない
指をさしむけて
分割できぬまま日常を配置する


夜は
数え切れない
 ....
雲のなかを行く鳥も
目を開いたまま
プールの中の子どものように
夢を凝視していた


よく見えもせぬまま
あの日もいまも
部屋の中で遥かな空を行く


誰かが描いた街を
い ....
皮脂で汚れ切った車窓越しに
遠ざかる
街の灯を眺めている

真っ当に生きて
正しく幸せになることが
こんなにも簡単だと気付くまでに
随分と
遠回りをしてしまった


 ....
皮脂で汚れ切った車窓越しに
遠ざかる
街の灯を眺めている

真っ当に生きて
正しく幸せになることが
こんなにも簡単だと気付くまでに
随分と
遠回りをしてしまった


 ....
ここに来れば対峙をしているようで
いつも以上に背が伸びた。

ひときわ目立つ大きな墓石
古びた見た目に見劣りしない文字が刻まれている。

元師陸軍大将の墓

駒ケ岳を見下ろす丘の上
 ....
ここに来れば対峙をしているようで
いつも以上に背が伸びた。

ひときわ目立つ大きな墓石
古びた見た目に見劣りしない文字が刻まれている。

元師陸軍大将の墓

駒ケ岳を見下ろす丘の上
 ....
渇いた田んぼに流れる鉄砲水
今年の田植えが始まって
いくつもの麦わら帽子があちらこちらに見えてくる。

田んぼの脇の水路で汚れた手足を洗うと
流れてくる水が冷たくて気持ちが良い。
少し高く ....
実も心も引き締まるような
しばれる風が 空気を切り裂く

雲が割れる理由は
大抵そんなことろだ

皆が転寝したくなる陽気に
瞳を見開いて

ヒラ 平 片と繋がる花びらと
雛と惑 ....
実も心も引き締まるような
しばれる風が 空気を切り裂く

雲が割れる理由は
大抵そんなことろだ

皆が転寝したくなる陽気に
瞳を見開いて

ヒラ 平 片と繋がる花びらと
雛と惑 ....
暖かな湯気が立ち上る南瓜と小豆の煮付け。
薄く切った胡瓜の上に鰹節をのせたら
慣れた手つきで父がぽん酢をかける。

こんなものしか出せなくてごめんね。と
母はみそ汁をよそい
今焼けたばかり ....
庭でとれた夏蜜柑
刃元で厚い皮に線を引く
ふくいく

薄皮はぐと
黄王がぎっしり

時間の結晶をたべる

からだに飾れなくても
どこにでもきれいな宝石がある

スーパーの帰り
 ....
庭でとれた夏蜜柑
刃元で厚い皮に線を引く
ふくいく

薄皮はぐと
黄王がぎっしり

時間の結晶をたべる

からだに飾れなくても
どこにでもきれいな宝石がある

スーパーの帰り
 ....
「音のない声」


ただ近くにいたくて
姿を追いかけたのかもしれない
幻の意味ってしってる?
そう突然きかれて
ぼくにはこたえられなかった
こたえがないことに、心を求めて  ....
「音のない声」


ただ近くにいたくて
姿を追いかけたのかもしれない
幻の意味ってしってる?
そう突然きかれて
ぼくにはこたえられなかった
こたえがないことに、心を求めて  ....
       
凍るような闇に
おおわれている
もう先が見えなくなっている
わたしは手さぐりで
広い歩道にでるが
そこには夜はない

誰もいない路上
灰色の靴音を
ききながら歩 ....
二つに分かれた道の
内側を 歩いている

外側は 危険だ
あちら側は 強い者の通る場所だ
そう 教えられた

子供よりは 大人
女性よりは 男性
道幅が どんなに狭くっても
弱 ....
古い写真のおじさんは
口をへの字に曲げて
堂々と背筋を伸ばす。

綺麗に整えた軍服の襟元は
これから死に行く運命でさえも
「私の誇りだ。」と
言っているかのようだ。

行ってらっしゃ ....
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