遠くそびえ立つビル群
人間が高さを競うように
草木は深さを競い合い
私の横たわるこの下で
取っ組み合いの陣取り合戦を繰り広げている

負けるのも勝つのも好きではないと
酒のない酔いに飲ま ....
すべてを見透かしてみようとしたって
別になんにも きづけそうもない
手のひらで そっと
あなたに触れられたら
流転する世界を願うのかもしれない
夜空に輝く星たちが
宇宙のどこかにいるように ....
星が降る
星が降る
夜空を彩って
涙の数だけ
祭りはめぐる

草の海の彼方は
満天の星空
今宵は星祭り
一年に一度
願いが叶うという特別な夜

もしも願いが叶うというなら
も ....
明日はどんな日

僕にも幸せな光が差し込む日ならいい

眩しいと、自分でカーテンを降ろしてしまうのに

外でひらりひらりとするのがうらやましい

窓から入る光は眩しいもんだ

でも ....
疑った。

生まれたての やわらかな命に
答えは用意されていないのだ。


この地へようこそ。


君は もうすぐ
光を見つけるんだ。

今までの闇を忘れて
ニコニコと。
 ....
月明かりのない夜に 捨てた嘘
風が鳴りやまないように
ゴミ箱の中でわめいている

自分の下にはりつく影が嫌で
白いペンキをぶちまけた
塗りつぶすことは  どこか後ろめたくて
明かりのない ....
 *灯台

   かすかにまだ
   光っている
   間違えたままの、
   やさしい思い出
   わたしの幸福な思い違いを
   あなたは
   そのままにしてしまったから
 ....
路上の
トランペッターと
テナーサックス

割れるような
張るような感じの
音色

その独特な渦に
耳を澄ましながら

考えるのは
彼のこと

今頃
どこかの大通りで ....
生きることを諦めたら
死にも辿り着けないのに、

あたしは 今も
虹をさがしてる。

君は 今、
空を見てる?

明日の空を知らぬまま
灰色の街を歩いてる...

そうか、 ....
月曜日
仕事から帰って
メイク落としシートで顔を拭いた
ゴミ箱に捨てる瞬間
シートがため息を吐いたような気がした


火曜日
上司に怒られた
理不尽なことが世の中には詰まっていて
 ....
独り
寂しく眠れぬ夜に
勇気を出して
ゆっくりと
目を
閉じてみる


私は静かに耳を澄ます


電化製品の電子音
車の走る音
風の音


目を開けたら
窓から月明 ....
 愛されたい
 
 愛されたいと
 
 愛されたいと叫び続けた

 寝ても覚めても

 愛されたい

 愛されたことがなかった

 
 どんな季節の中でも

 どんな街に ....
メールに添付された
君の写真ばかり眺めていたけれど
「さっきはごめんね」
そのメッセージが 愛おしい そっと
撫でた

そうやってぼんやりしていたら
ノートパソコンはいつのまにかシャ ....
死んでいくことで
踊っていける、たった
ひとつの
空だけを
おぼえている、

わたしか、きみが
いるために
誰かがいる、場所
夕顔の花はいつ開くの
咲く前に教えて
目が潰れるよ

 あれはさ
 逃げ水の
 ような
 ものなんだよ
 涼やかな
 匂いを
 振りまいて
 鮮やかに
 偽る
 焦がれた
 ....
あたしのことは忘れても好い
代わりにあたしが覚えてる

あたしのことは忘れて好い
けれどあの人のことは覚えていて


どうか、どうか・・・




空には流れ星
きらきら ぴ ....
希望はいつも闇のなか

ひかりを見つめて
底にある



たとえはぐれてしまっても
上手にわらって
すむように

すべての虚言を
やさしく包み

希望はいつも闇のな ....
君の声があまりに優しすぎるので 
僕は泣いてしまう

ほら 今 朝を迎えて
少しだけ大人になる
変化を渇望して そして恐れた
いくらでもそれを繰り返すのだね

もうどこにだって行ける
 ....
               080709



新装開店のお店の前

チラシを配る男の子
チラシを受け取る男たち
木登りが上手だねと
褒められたことがありますか
危ないから木に登 ....
人は空を見ていない

都会の中のビルの隙間にさえ
ちゃんと空はあるのに

人は空を見ていない

雲の端から溢れる光や
夕焼けの美しさに
気付こうともせず

冷たい日常にうつむいた ....
久しぶりに会ったのに
懐かしい匂いがしないのは
二人の時間と思い出の
多さによるためだろう

話す話題も特になく
分り合った二人は
ただ歩く

諦めきれない 不器用な俺は
そっけな ....
帰り道



夕暮れを背にしながら



赤とんぼが稲穂の森で羽を広げていた



真っ赤に燃える夕日が地平線のうえで



カゲロウが揺らめいている




 ....
想像してみよう
例えばここが銃弾飛び交う戦場であることを
想像してみよう
君のすぐ隣に不治の伝染病患者がいることを
想像してみよう
これが最後の食事であることを
想像してみよう
明日にも ....
船が出るのを
見ていた
風が吹いていた
揺れていたのは
波なのか風なのか
花なのか僕なのか

船が帰って来るのを
見ていた
もう帰って来ないものも
見ていた

揺れていたのは
 ....
何かを諦め
何かを得たと勘違いし
満足している
大人たち

夢見がちで
未熟なまま社会に飛び込み
大人ごっこに興じる
大人づらした
子どもたち

小さな大人と
大きな子どもが
 ....
 
やわらかく揺れる姿に
瞳を奪われ 手を差し出す
水面にうつる月の中で

蒼く煌めく波は 僕を誘い
届かないとしても
その幻想を受け入れたい

そんな小さな願いが
指の隙間から溢 ....
(1)
ウィキペディアで詩をひねる

居酒屋で酒を飲むのと同様で

井戸端会議の延長で

あたしの中のダダイズム

幻想の世界のシュールとか

全否定から冗談へ

程よく交じ ....
{引用=
1. カスタネット

紫陽花の花という花がてっぺんまで匂いたち、その色目も日に
日に濃くなっていく有様を窓から見ている。雨粒がはらはらと
落ちて窓ガラスにもかかる。風があるのだ。 ....
あの螢祭の夜
ミルクの河 渡った
ボクの手が少しギュッとして
キミは 痛い 顔を{ルビ顰=しか}めた

力の加減を知らない
ボクを許して
少し折れてしまった指

キラキラしながら
 ....
風の中に浮かぶ 涙を見た
夕暮れに染まりながら
きっと私は 待っていた

紅葉のような深紅のルージュ
長い髪は あなた色
柔らかな声は もうひとりの私

さあ 迎えに来て
今宵は ....
1486 106さんのおすすめリスト(3936)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
気の迷い- 佐々木妖 ...自由詩12*08-7-14
世界に- ねお自由詩2*08-7-14
星祭りの夜- 未有花自由詩12*08-7-14
明日は明日やってくる- 短角牛自由詩108-7-14
ぎゅっ。- Izm自由詩4*08-7-14
ジェンガ- アルビノ自由詩208-7-13
海辺の詩集- 嘉野千尋自由詩48*08-7-13
ゆるむ- 長谷川智 ...自由詩2*08-7-13
虹の向こう- Izm自由詩4*08-7-12
メイク落としシート- 小原あき自由詩22*08-7-12
眠れぬ夜に- とよっこ自由詩308-7-12
一緒に- 山崎 風 ...自由詩208-7-12
Happy_Birthday- くま出没自由詩608-7-12
_- こもん自由詩808-7-11
夕顔- 亜樹自由詩108-7-11
星に祈る- ユキムラ自由詩108-7-11
希望はいつも闇のなか- 千波 一 ...自由詩7*08-7-11
repert-repert- 三上あず自由詩5*08-7-11
木登り- あおば自由詩6*08-7-9
空を- ヒロシ自由詩308-7-9
別れ- kei99自由詩308-7-9
帰郷- ウチヤマ ...自由詩208-7-9
想像してみよう(自戒をこめて)- 伊藤洋自由詩1*08-7-8
ハマダイコン- AB(な ...自由詩8*08-7-8
半熟- かいぶつ自由詩208-7-8
月光- Izm自由詩408-7-8
シュルレエル- yoyo自由詩3*08-7-8
雨だれ- mizu K自由詩12*08-7-7
ミルキーウェイ- 西日 茜自由詩17*08-7-7
ささやき色- Izm自由詩2*08-7-7

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