春めくのか夜になると
もぞもぞするもの
それは
あなたのつくしんぼう
今夜のわたしは疲れているのに
背中を向けた闇のなかで
何かを探し蠢いている
辛抱が足らないから
貧乏なのか
芯棒 ....
ねえ、街の光はプラネタリウムみたいにきらめいてるから、
どんな星座だって作れそうだね。二人で見つけていきたい。
(偽物の光だって知っていても、願ってみたくなるものだから。)


あの日夢見た ....
死ぬときって
今までの人生を思い出すって言うじゃない
君が亡くなるときに
君と出会ってからの いろんなこと
どんどん頭の中に浮かんできたんだ

君が亡くなったとき
もう愛することは やめ ....
Happiness
ひとつくちずさめば
あなたの笑顔のように
すべてがキラキラね

Loneliness
ひとつくちにふくめば
あたしの瞳のように
すべてがブルーになる

Addr ....
大阪という街には
血管のように縦横に川が流れているから
オフィスビルの谷間を
カモメが飛び交っていたりする

そういえばあの時も
こんな風に頭の上をカモメが飛んでいて
不思議そうにそれを ....
 ままならないのが人生劇場
 その中でいろんなことを学びとる
 自分の足で立ってない頃には
 すべての刺激は自分を責めていたっけ
 
 叔父に殴られ
 母は青ざめ
 父は妾をつくり
  ....
或る 陽射しが穏やかな午後
風はゆるやかに 丘を流れる
窓枠に切り取られたその風景の
ずっと彼方を 少年は見ていた

鳥かごの中
「日常」は夢のまた夢
その身には 穢れなき白と
何もの ....
透明な針が刻んで
苦しげに 身近な
皮膚が縮んでゆく
冷たい大気がやって来て
窓を揺らしているならば
あなた 目を閉じなさい
物憂げな静けさが
決して積もることなく
降り続ける こんな ....
朝刊を広げた
死亡者の欄に自分の名前を見つけた

死んだのは 私
ホンモノの方

なんで死んだのか
そんなこと どうだっていい

ニセモノの私はここで
ホンモノが死んだ事実を眺め
 ....
 
 
 
 
 
 
  言葉は、差別だ
 
 
 
 
 
 
  草も木も
  
  犬も猫も
 
 
 
  虫にさえ
 
  届かぬ言葉で
 
 ....
「僕のお母さん」

そういう題名で作文を書くようにいわれた

でも、僕にはお母さんがいない

死神さんがお母さんを連れて行ってしまったから



お母さんは病気で死んじゃったんだ ....
阪神大震災。
あの悲劇から12年。
もうこれだけ時間が経ったのかと思う反面、
まだこれだけしか経っていないのかとも思ったりする。

私はラッキーだった。
震災の被災地に生まれたにも ....
君の中の炎は
常に形が定まらず
消えることなくむしろ
どんどん燃え盛り
竜巻となって
全身を駆け巡る

その炎はいずれ
君の中の情熱を燃やし
そこから生み出される蒸気によって
君は ....
ひまわりが枯れて
バラが枯れて
チューリップがこぼれて
シベリアだけがまだ 
咲き誇っている

切られた花の優しさしか
あげられません
あげたくても
あげられません
 ....
暁の一瞬

星達が地平の先に落ちて

僕ら鮮烈な赤を見る

スタートの合図 瞬きすら出来ずに

世界が僕らを焼きつけて

日常のフレームに収めても

掌の星は逃がさないで

 ....
あたしのスカートの
端っこを切ったのは あなたでしょう?

羽をばたばたさせて 空に浮かぶ
髪が伸びたので あたしは飛べるようになった

まっさらな夜を
あなたの匂いをたよりに飛んで
 ....
月を見ながら死ぬ君は
夜明けの太陽を
むしろ恨むことだろう
君のいない明日を
やつは何かの始まりみたいに
照らし出す

君が死ぬ時間に
起きている人は
ただ眠れない夜 ....
 自由の翼がほしかった
 好きでもないものばかりは食べられない
 わがままなんかじゃなくて
 自分らしく生きていたい

 自由の心を持ちたかった
 言いたいことを押さえて
 我慢する ....
あなたはためすように
月を詠むのです
椿の花が落ちる夜に
闇から色を分かてるのか
ためすように
あなたは月を詠むのです

くれなゐは
いつぞの契り
くれなゐは
今わにみ ....
黒い雨に包まれる
しかたない
濡れるからしかたない
濡れたからどうしようもない

諦め半分
適当半分

遠すぎる月遊び
黒い雨を投げる
届かない
知っている

切ってみる
 ....
小さい頃

雪っていうのは神様が落とした

宝石だと信じていた




人が亡くなって
魂が神様のところに逝く

また人間として生まれ変わるとき
人間だったときの記憶は
宝 ....
言葉を言うのはいつもあたしの役目だったね。
「さよなら」すら発することのない、君はとてもずるい人だった。

約束は守ることではなく、することに意味があるもの。
そう、だから「ずっと一緒にいよう ....
 どうしようもない風に吹かれて
 立ってもいられず
 ただうずくまっていた青春
 何度も何度も悩みのサークルを
 ぐるぐる回り続け
 周りには妖怪、悪魔が徘徊し
 ドアの向こうに絶望を ....
人は
他人の幸せはよく見えて
自分の幸せはよく見えない
もしかしたら
他人よりもずっと幸せなのかもしれない

だから
自分が愛する人を
自分よりも幸せにすることが
自分を幸せにするこ ....
泣かないでジョージ
素敵だよジョージ
もうすぐ幕引きだけれど
世界は終わらないから

だけれどジョージ
目を開けてジョージ
車に跳ねられるなんて
あんまりじゃないか

幕引きだよジ ....
手紙には
雪が入っていた


罫を
さいごに
ひらいていた


手元
静かに
遠回りして


指さえ
透けそう


心、きれそうな

ひとつっきり

 ....
溶岩弾の保全
黒く荒々しい岩窟に

白金の清水に
リンガのごとく そそる 巌

私は 黒く痛々しい岩肌に
工作を付のだ
工作を

象嵌の白い石を幽玄にも荒ぶる巌に埋め込む

そ ....
えのぐのあじがする
と、遠ざけられた皿には
白いドレッシングのかかった
シーザーサラダが
盛られたかたちのままだ
野菜も食べないと大きくなれません
と云われて
娘はふくれている


 ....
私の想いは届かない
どんなに胸を焦がしても
あなたは私に気付かない

あなたの前を行ったり来たり
私は哀れな{ルビ自動人形=オートマタ}
涙さえも流せずに
くるくる踊る道化者


 ....
愛という名の怪物は
過去の意識
もしくは現在の思考回路
その他諸々を食い潰し
私の脳内に
爪痕の如く働きかける

記憶が曖昧な私は
夢と現実の区別すらできず
相違なる言葉のいずれをも ....
1486 106さんのおすすめリスト(3936)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つくしんぼう- 恋月 ぴ ...自由詩32*07-1-18
星座づくり- R自由詩2*07-1-18
弔辞- 北大路京 ...自由詩9*07-1-18
Happiness- 未有花自由詩5*07-1-18
東京- 大覚アキ ...自由詩2*07-1-18
あんなことあったなぁ- 山崎 風 ...自由詩907-1-18
68、天使と悪魔_【てんしとあくま】- 雨宮 之 ...自由詩6*07-1-17
猫の神様- 及川三貴自由詩5*07-1-17
朝刊- オズ自由詩3+07-1-17
【_掟_】_-_おきて_-- 豊嶋祐匠自由詩5*07-1-17
お母さんの魂- ajisai自由詩5*07-1-17
12年- 野薔薇散文(批評 ...4*07-1-17
心は熱く頭は冷たく- ぽえむ君自由詩8*07-1-17
シベリア- 水在らあ ...自由詩39*07-1-17
『暁』- しろいぬ自由詩307-1-17
- もも う ...自由詩41*07-1-17
お月見日和- なかがわ ...自由詩5*07-1-17
夢みる自由- 山崎 風 ...自由詩1007-1-17
月を詠むひと- Rin K自由詩39*07-1-16
月遊び- 流希-Яuki ...自由詩207-1-16
雪の記憶- 愛心自由詩14*07-1-16
坑鬱剤- R自由詩107-1-16
俺は変った- 山崎 風 ...自由詩707-1-16
自分の幸せはよく見えない- ぽえむ君自由詩9*07-1-15
スボットライトは静かに- プル式自由詩3*07-1-15
消印- tiki自由詩4*07-1-15
溶岩弾- アハウ自由詩307-1-15
ファミリーレストラン- 佐野権太自由詩36*07-1-15
恋する自動人形(オートマタ)- 未有花自由詩13*07-1-15
ロボトミー- 本村K自由詩407-1-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132