外は柔らかくなっていくと言うのに
僕は動けずに固まっていく

東風に梅が飛ぶ気がして
顔を上げるが
青さに顰める

霞むような惑いの底で
乾く様に張り付いて
青くなり行く季節に
 ....
絵本の中に
入れたなら

ふんわりと
つつまれ

森の中

どんぐりをたどると

お菓子の国

ケーキの街を
クリームに
口づけしながら

歩く

ガーネット色の
飴だまが

キラキラキラキラ
絵本の ....
潜水艦

虹色の海を渡る
魚たちを見ていたら
いつまでも
ここに居られる

気がしていた
だけどそこは
ぼくのいない
世界でした

ライラライラライライラ
流れ星も揺れる珊瑚 ....
一日だけ、と言って
黒板と呼ばれた
緑色の物体は
たくさんの文字で、化粧


昨日の涙は、嘘じゃ
嘘なんかじゃ
なかったんだよね?


第2ボタンが

ぷらぷらと、揺れる。
 ....
桜が咲き始めたなら
趣きある小道を歩こう
そして
桜が散ったらなら
綺麗な景色に向かってドライブしよう
そして
葉が色付き始めたなら
カフェでコーヒーを飲もう
そして  ....
唇にルージュを引き

仕上げは濡れ濡れのグロスで

パフュームはPOISON

蕩けそうな目眩い誘って


いつも通うラウンジ・バーは

今夜も密会の花園で

あちこちで手折 ....
卒業式 が来る
卒業式が 来る
卒業式が来たらいやでも離れ離れ
4年前は何も知らない関係だったのに 今離れることがこんなにも痛い
痛い 失恋より痛い 痛い

明日引越しの友達をアパート ....
真っ白な紙が、ありました。

ありました。

どこに消えたのかな。

どんどん、どんどん。

汚くなって、見えなくなったのかな。

誰かに、棄てられちゃったのかな。

とりあえ ....
青い空の消えかけた飛行機雲
月日と共に またひとつ 遠くなる夢

青空に 手を伸ばす

虹に  手を伸ばす

星に  手を伸ばす



誰にも 手に出来ないものだから

ひと ....
好きですけど
あなたはきらいですか

きらいですけど
やっぱり

みかんを齧った

流れる空気は知らないうちに
甘くなった蜜のかおり

みかんは未だに熟していません

甘いで ....
君は鳥が好きですか
僕はどちらでもないです

桜が咲くと嬉しいですか
僕は土手で寝転びます

今日は何か音楽を聴きましたか
僕は鈴木茂を二回かけました

夕ご飯は美味しかったですか
 ....
満月の夜
君を迎えに行くよ
だから
座って待っていて
焦らなくても大丈夫

元気だった?
やっと逢えるね
涙が出る程逢いたかった
もう出てるけど
逢いたかったんだ

今行くよ
 ....
あれも違う
これも違う
探し続けているのに、どこにもない

似ているものを見つけた
光が差して
ゆく手が開けた
「これかもしれない」と思ったのだ

でも、またすぐに色褪せた
無色に ....
My spirit's been up to the heavens
Taking my soul on a ride
Up to the ends of the rainbow
and ....
ぼくらの夢が一つ消えていった
ずっと空き地だった場所に
高層マンションが建つらしい
みんなでゲームをしたり
自転車で走り回ったり
喧嘩になったりもしたけれど
いつも気軽にみんなが集まって
 ....
三毛猫は憩う
幻燈の夜

羨望にすました
猫の瞳に膨らむ
ブリキの月

悪戯な黒雲が
月光の尻尾を隠し
この乳白の森を
蒼い舌で塗らしてく

魔法が解けてくようだと
きみは云 ....
高曇る
淡い灰色の空

ほどよい
緊張と弛緩

パステルで空に
輝く雲を 描いて
金色の輪郭を 希望で埋めつくしたら

そっと 諸天 善神が めくばせをするから
微笑みのなかで  ....
地下鉄に揺られています
あなたは今何をしていますか

僕今ちょうど北大路駅
あなたは今どこにいますか

僕が揺れる地下鉄は
君がいるような夢心地
君の笑う顔が
僕の頭の中を巡るよ
 ....
 今年はいっぱい詩を書いたなぁ〜
 でもイチローの安打数より少ないな〜
 約半分ぐらいだもんな〜
 でも詩とヒット数を比べるのもなんだな〜
 あっちの方が断然難しいし
 あっちはそれでご飯食 ....
一人暮らしを始めるにあたって
無理をして
セミダブルベッドを買った
食器やスプーンも2つずつ
テレビもレンジも買えないのに

馬鹿な子
白い壁
冷蔵庫の音
じっと ....
沈んでしまった
沈んでしまったんだよ

波は驚くほど冷たくて
足はガラスの欠片か何かで深く傷ついて
白いワンピース
ガラスの欠片
そのシルエット
日は音も無く哀しい程静かに

沈ん ....
ときどき
本当にときどき私は身体と心が千切れて離れてゆく感覚に
襲われてしまうのです

身体の芯から崩れてゆくような気がして
私の身体は
私の手足は
力なく横たわってしまうのです

 ....
              2007/03/15


投函したと電話したら
明日、読むのが楽しみです
ホワイトデーのチョコレートも
美味しかったです

言われたので
少しは脈があ ....
ね、癒しをちょうだい

平日の美術館のしんとした空気がすきなの
色とりどりの小窓からみなが挨拶をくれる
しんとした空気
足音を立てずに挨拶を
スカートの端をつまんで優雅に足はクロス

 ....
今まで いろんなカタチで
自分の気持ちを言葉に代えて伝えてきたけど
貴女の前では どんな言葉も 安っぽく思えるのです


「言葉にならない」
そう言ってしまうのは簡単
そ ....
優しく抱いた棘は
長くも儚く
鋭くも寂しく貫いて
この心を真っ二つ割ってしまった
しょうがない
一度死んで
二度と蘇えらないんだ

だからどおって事は無い
死してなお ....
夜の外側には いつだって 痛みが伴われている
日の光も 朝焼けも 水のしたたる雲ですら
誰かの祈りだけじゃあ 生きてゆけない
だからといって
痛みを 覚え 痛みに 慣れることを
すすめた ....
ゆっくりと前に進んで
「これからも」なんて

きっと歩けないだろう

意味を求めて突き進む若者達
僕もその中に居て
生きる意味を探していた
文章を書いて
言葉を綴り
自分の意思を記 ....
今でも覚えてる
あなたの大きくて
暖かい
優しい背中を

今だから覚えてる
あなたの大きくて
暖かすぎる
私には勿体無い背中を

辛くなって
あなたに違う道を歩かせる
怖くなっ ....
花茶を飲んでいる
うかぶ桜色の花弁
咲けるようにして
1枚くらいは口に入って
いつまでもきみを
いつまでもこのままで
いつか
今を失うときが来る
そのことは知っている
いつもそのこと ....
1486 106さんのおすすめリスト(3936)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
停春- ねなぎ自由詩507-3-16
絵本の夢- 鈴鈴自由詩8*07-3-16
潜水艦- ソティロ自由詩10*07-3-16
最後の日に- 山中 烏 ...自由詩6*07-3-16
黝き場所- maynard自由詩207-3-16
椎名林檎の気分で- 渡 ひろ ...自由詩6*07-3-16
会いに行くよ- はるこ未詩・独白5*07-3-16
灰皿。- 狠志自由詩207-3-16
あこがれ- Lucy.M.千 ...自由詩307-3-15
縁側の- ひめと自由詩607-3-15
ところで- 松本 涼自由詩2107-3-15
夜王子と月の姫- 美月朱恋自由詩207-3-15
回り道- 海月まり ...自由詩207-3-15
ゴッホ- 生田 稔自由詩407-3-15
高層マンション- ぽえむ君自由詩13*07-3-15
月猫- たね。自由詩8*07-3-15
世界平和を祈念する- アハウ自由詩4*07-3-15
地下鉄- 蔦谷たつ ...自由詩5*07-3-15
行く年来る年- はじめ自由詩1*07-3-15
避難経路- ________自由詩3*07-3-15
砂の城- 智鶴自由詩4*07-3-15
くだらない- 杉山 さ ...自由詩707-3-15
春の告白- あおば自由詩11*07-3-15
平日美術館- 暗闇れも ...自由詩7*07-3-14
安っぽい- 北大路京 ...自由詩6*07-3-14
気が腐る- maynard自由詩407-3-14
観測地点- 自由詩3*07-3-14
Release- 流希-Яuki ...自由詩207-3-14
蹴りたい背中- 美月朱恋自由詩8*07-3-14
花茶を飲んでいる- 七味とう ...自由詩15*07-3-14

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