青い空を夢見て 目を閉ざし
僕は ずっと待っていたんだ
春が僕のもとへ やってくるのを

春が来て あたたかな陽と優しい風が辺りに満ちたら
その時 僕は目覚め 大きく花開こうと思って ....
いつの間にか夜が短くなった
それに合わせるように私はとても無口になった

いつもの裏通りには
見当違いな質問ばかりが飛び交い
静電気を帯びた優しさが充満している

声を紡ぐ旋律が見つから ....
{ルビ微睡=まどろ}んで、乗り過ごすうちに
春まで来てしまった

0番線から広がる風景は
いつかの記憶と曖昧につながっていて
舞いあがる風のぬくもりが
薄紅の小路や
石造りの橋や
覗き ....
僕は男だから
産む痛みを知らない
同じくらいに
産まない痛みを知らない
痛みなんて知らない
ここは戦地ではないから
僕はあなたではないから

幸せになる方法を知らない
幸せにする ....
鳩を
裂いて、裂いて、裂いて。


裂いて、
裂いて、裂いて。

裂かれていく鳩たちが
最後にみたのは自らを裂く私

恨みなさい、
恨みなさい、
その{ルビ眼=まなこ}に映る私 ....
瑠璃も玻璃も光るのに
琥珀も瑪瑙も光るのに
 
 
私はどうして光らない?
 
 
石は磨けば輝くが
人は磨くのではない
 
 
人は研ぐのだ
五感を研ぎ澄まし
己を研く
 
 
その輝きはどんな宝石 ....
サヨナラも言えないままに
また一つの季節が過ぎてゆく
もう何度別れただろうか
どこかで会えると信じたままに
私は一人に戻っていく

君がいくつかの年を重ねたように
私も同じだ ....
殺人現場のレポーターの後ろ
カメラに向かって必死にピースマークを送る

嗚呼少年よ
この国の平和をそんなにも伝えたいかい
嗚呼少女よ
化粧はちゃんと塗れているさ

なあ笑う ....
話します

ロバが旅に出たところで

馬になって帰ってくることはありません

でも僕はそれを望んでいます

かわらないでいて欲しい

ただのエゴ

ただのわがまま

それで ....
その日はとても寒かった
少し前に降った雪が残る
ある日の日曜日
働きづめの自分にとって
朝から寝ていたかった
そんなことをおかまいなしに
父は車を出せと
何やら急いでいるようだった

 ....
明け方の空を見てしまった
月がだんだん白んでくる

 あぁもう少しで消えてしまう・・・

そう思いながらベッドにもぐりこんで


あぁそうか
眠れないのはキミに逢っていないから
思 ....
空飛ぶ風船
しぼんで落ちた
 
胸がチクリと痛んだ
 
上がって
上がって
 
最後は
なにもなかったように
 
 
 
空飛ぶ風船
しぼんで落ちた
 
今日は
どの ....
君は今、なにをしてるの?
さがしているよ


陽ざしは ぽかぽか
おひるね日和 
なんだもの
空をながめて
気づかずにいた
わずかな変化もさがすの


気がつけば
木の芽もふ ....
なんでもいいから、

理由も
温もりも
微笑みも

なんにもいらないから、

とは言っても

傍にいられるだけでいいよ
とも言えなくて

それは
きっと

ただのわ ....
一つしか無いヘルメット

迷いも無く、私に差し出した。



前に乗るのは貴方なのに・・・



何も考えずに風に向かう貴方の後ろで 

温かい感情が顔を流れ落ちた


 ....
だいたい、

いけない事ってことって

誰を基準に決めるんだよ


すべて基準値です。

あたしが六法です。

やっぱ間違いです。

これも正解です。


結局、

 ....
その 君の 
やわらかく
みずみずしく
すけてみえて
かんじやすい

感性を 心を 
いや 良心を
守るべきなら

魂を入れる 要塞を 築くべきだ

武装した 兵など 配して
 ....
ダイヤル式、赤の公衆電話
バーの片隅に隠れるようにあった
この電話って使えるわけ?
マスターはゆっくり頷いた


つい懐かしくてコインを落とした
手は勝手にダイヤルを手際よく回す
この ....
珈琲一杯
一気に飲み干した
星を見るために
君に逢うために

海で待ち合わせ
時計は午前0時
あと1時間何をしようか

とりあえず
君が来た時のこと
ゆっくり考えて待つよ
不思 ....
何のとりえもない

こんな僕をどうして好きになったの?


「気がついたら好きになってたんだよ それだけ。」


彼女はそう言って 恥ずかしそうに笑った。

抱きしめずにはいられな ....
わたくしは、
そ知らぬ仕種で
かおる紅茶をなめる。
風に頁がめくれようとも
見果てぬ大空が翻ろうとも
わたくしは、
そ知らぬ
今日に
ほころび
いつかあえる
光子の微笑む
丘の上 ....
確かにこの街にいた
お口を使って生きていた
わたしのねえちゃん

お口を使うお仕事

テレアポ
アナウンサー

明日の天気をお知らせします
晴れのち曇り
北風強く
ひゅうひゅう ....
手のひらを 空へ かざそう。
瞳を軽く交わしあい、
そして、僕たちは生きていこう。

いつの日か、何処からともなく集まっていた。
他人と自分の涙で、冷たく手を染めて巡り会って。
 ....
また去年と同じ
桜が咲いたらあの公園まで歩こう
伸び過ぎた黒い髪を夜風にさらし
二人どきどきしながら、少しずつ触れ合った
そんなことを思い出しながら
この坂道を踏みしめ歩く、一歩、また一歩
 ....
街の明かりを

遠くに見ている

近づいては

時間のように消えてゆく

行為だけが

宇宙の計算式で積まれてゆく


ひとはどこから来て

どこへゆくのか

そこに ....
時が流れば折り返し
春を教える梅が咲く
匂いを風が染めあげて
空には花の色がつく
春を描けるこの春は
今は今しか紡げるものを

わずかばかりの若草に
蝶がひらひら飛びまわる
草から草 ....
人の流れに逆らって 夜の隅で
束の間の休暇を 弄ろう

僕達は あまりにもお互いに貪欲で それでいて
お互いを 労わりすぎるから

いつも 触れるか 触れないかで 離れてゆくけど
今日だ ....
夢が舞う歩道橋の上で
東に浮かんだ夕陽を眺めていた

崩れた表情を整えながら
笑う君の残像に目を奪われて
僕はただあざ笑うばかり

まるで閃光の中に消え去った事実のように
 ....
世界中に爆発音が響き渡るよ
僕らの背中を押す夕日が泣いている
僕らの帰る場所は
粉々に砕け散って
あの夕日に突き刺さってるんだ

雨が降るよ
雨が降るよ
僕らの生まれた一 ....
 この歌を超える詩を書こう
 僕は虹の彼方にあるものに向かって歩き始めた
 山を越え虹を潜った
 そこは真っ白な霧に包まれていた
 僕は遭難した
 辺りを見回してもどっちが北か東か南か西か分 ....
1486 106さんのおすすめリスト(3936)
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