ぼくは君がいて幸せだ
君の存在がぼくの生きる力だ
苦しい時も悲しい時も
君のことを想えば元気になれる
君がどんなに遠くにいようと
君に一生会うことはないとしても
ぼくは全然構わない
君は ....
バイトを休み家でAngbandをしていたら
光熱費協会が来てインターホン越しに今月払わなければ電気とガスを止めると言うので
俺は詩人だというと
何か機械で調べだして
えーと馬野幹さんですね、な ....
パピヨン
七色の翅を震わせ
夢から夢へ
月の花園で白百合の露を吸い
ひらと空の彼方へ
星になる
夢の欠片を残して

パピヨン
私の夢に舞い降りて
花から花へ
星の野原でやさしい{ ....
振り向かない力が
勇気となって
道のない前を
歩いてゆける
淋しくはない

振り向かない力が
翼となって
果てのない空を
飛んでゆける
悲しくはない

振り向かない力が
光と ....
 彼は震えていた。

「すごく怖い
 僕は今に死ぬかも
 途轍もなく怖い
 
 今に誰かが 僕 を殺しに来るかも
 今に大きな地震があるかも
 今に大きなテロがあるかも
 今に大きな ....
何の変哲もない住宅街を抜けていくと
土地が高くなって
赤と黒と緑のレンガ造りの道に出る
車が橋(僕ら)の下を通り抜けて何処かに向かう
その姿(景色)を眺めて一日を見送る

部屋の ....
沖の青が濃くなる辺りで
ポカリと浮かんだ独り言が
夜更けの時計を探している

月は夢と同位置で微笑みながら
人知れず密かな指切りを交わす

波のない水面に映る
過去と{ルビ瞬間=いま} ....
ぼくは慰めごとを吐いている
きみを鎮圧するためだ
壊乱したあげくに
きみがすっかり冷え切って
結晶化したのなら
手をとっていこう

塩化ビニールの
かすれた音波に身をゆだね
 ....
自ら逝く勇気など始めから無いもので。

だったらいっそ。
あなたが逝ってくれねーかなぁと思ったりして。
でももし逝かれたらすごい勢いで崩れるの分ってるし。
忘れた泣き方なんて思い出しておもい ....
家から
ずいぶん歩いたところに
金魚屋があった
知らなかった

金魚屋のおばさんは
15センチくらいの
お腹の大きな金魚を
ひょいと手のひらに乗せて
「こんなこともできるしさ」
な ....
緑色に染まった
腐敗したむき出しの肉
舐めて少し気持ちいい

ロボットはセクシーだ
股をあらわに広げて
そこからオイルがもれている

全てはTVゲームの世界だ
みんな顔が死んでい ....
いつかきっと
背伸びしていた日のことを
緑色の気持ちだったあの日のことを
古い映像でも見るように
双眼鏡をさかさに見るように
遠い網膜のこころで
思い出すのでしょうか

そして それは ....
輪の裏で
小人の群れを掴み
握り潰す
手の端から
零れる体液を頬に塗ると
始まりと終わりの境界を見ることのない
私たちが
夕日を捕らえ
夜に
引きずり込んでいく
えりくすま、え ....
小さな公園
錆びたブランコ
チューイングガム
たばこ

小さな僕と
大きなあなたが

切なく微笑む
「君ハ僕ガ、イナクテモ生キテイケル」


遠い台詞ぶら下げて
あなたが
部屋を出て云った

「後生ダカラ、戻ッテ」
泣けるほど
強くも弱くも無くて
あなたを追い掛けられなかった ....
あなたのことを思い浮かべる

藍色の海の底に包まれて
三日月の滑り台をするんと降りて

オレンジ色の花畑
太陽との一体化
ここでいつも見つめてる
空が闇に変わる瞬間


掴んでも ....
1+1が2になる
=正しい

ミスプリントの地図
あるはずの道がない
=誤り


共に歩んで確かめるのが最善?

りんごやペンなら2になっても

粘土ならたせば、1になるという ....
アルドレイドは星を見る
オルドランを探して、もう幾日たった

南のほうから音がして
彼女には
それが予兆だと分かる

オルドランは橋を架けて
ひとり、地平を目指す
ただの涙に急き立て ....
空の雲のように、ぼんやりと。

上がっていく、溜め息。

コーヒーの温かさのおかげで。

もう少しリアルな雲に。


手を出して、掴んでみたけど。

すろと、逃げてった。

 ....
波音に耳を澄まし、東の最果てを想ふ
異国で知る祖国に手紙を書き連ね    
今日も過客の群れへ夕暮れと共に埋没してゆく
隣の爺さんや婆さんはもういないかも知れない
悪餓鬼も汚らしい酒屋も、すっ ....
どこにでもありそうな道端に
どこにでもありそうな大きな石が一つ
座っていた

ある人は
何の関心も示さずに通り過ぎていった

ある人は
怒りを感じて棒で叩いた

ある人は
その美 ....
僕の本当の心は何処を向いているのだろう

自分を見失い自分に戸惑い続けている

新年をむかえ新たな一年の始まりだとゆうのに

僕の心は去年のままで新年をむかえていない

一 ....
いつもそう
あの日からずっと変わらない笑顔
もう若くない私を見て
そっと微笑む

私には見えない
あなたの景色
惚れた方が負けとはよく言ったもんだ
逃げるが勝ちとはよく言ったもんだ
 ....
僕は
人よりもできることが すくない


僕は
人よりもあたまの回転が おそい


僕は
人よりも当てはまることが すくない


僕は
人よりも決まったことしか でき ....
一月ついたち

凛として
鈴の音が
聞こえてきそうな
夜でした

まっすぐのびるこの道も
ざわとも動かぬ杉の木立も
風の止んだ雪の原も
すべてに
群青いろの絵の具を
とかして撒 ....
波はもう台所まで押し寄せている
娘はバシャバシャ水を蹴りながら
学校の仕度に忙しい
妻は膝まで海水につかりながら
朝の牛乳を温めている
もしもの時のために集合場所を決めておこうか
と言 ....
お金を取るか愛を取るか?
両方じゃダメ?

だって物質であるお金と
感情である愛を比べるなんて
そんな器用な事
私には出来ないもの

だから両方欲しいの

こんな私って
 ....
朝日の登る神楽坂通りを
白い息吐きながら、歩いていたころは
昼の12時と夜の12時で
なぜ一方通行の方向が変わるのか
そればかり聞かされていた気がする
カクエイドオリは
故・田中首相と神楽 ....
道端に
鳥の死骸が落ちていた
それは
不時着した飛行船に似ていた

埋めてやろうかと思ったが
埋められるような場所などどこにもなくて
お祈りをしてもしょうがないが
思わず手を合わせてし ....
三箇日のある昼下がり
暖かい日差しの中
僕の手にはシャガールと木の葉
少し離れたマンションから
きらきら星が聞こえる
毎年テレビの笑い声でうるさい隣の家が
今年は何故かいない
ポカポカ陽 ....
1486 106さんのおすすめリスト(3936)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛しき人へ- 新守山ダ ...自由詩207-1-6
光熱費協会- 馬野ミキ自由詩1207-1-6
パピヨン- 未有花自由詩13*07-1-6
振り向かない力- ぽえむ君自由詩14*07-1-6
落ちる落ちた- 一絵自由詩307-1-6
回帰- 海月自由詩1*07-1-6
深青- 松本 涼自由詩1107-1-5
アイスクリームサマー- 構造自由詩607-1-5
マザコン初詣。- もののあ ...自由詩19*07-1-5
金魚屋- チアーヌ自由詩1007-1-5
第三次世界大戦- ゆうさく自由詩2*07-1-5
ひとりあそび- メルメル自由詩507-1-5
美しいミサイル- いとう自由詩3107-1-5
・モノクロ・- はち自由詩607-1-5
淋しい女(ヒト)- しいこ。自由詩4*07-1-5
散歩道- 渡邊永遠自由詩607-1-5
推定- 渡邊永遠自由詩207-1-5
五号惑星- ミゼット自由詩7*07-1-4
曇り予報。- 狠志自由詩207-1-4
【糧】- 穢土自由詩4*07-1-4
動かない石- ぽえむ君自由詩14*07-1-4
心の翼- DirectConnec ...自由詩6*07-1-4
試合放棄- キセル自由詩4*07-1-4
僕と人- ごまたれ自由詩18*07-1-4
月夜- LEO自由詩29*07-1-4
水没- たもつ自由詩1307-1-4
欲張り- 優飛自由詩3*07-1-4
神楽坂- うめバア自由詩6*07-1-4
鳥の死骸- 吉田ぐん ...自由詩1007-1-4
発表会のお知らせ- キセル自由詩5*07-1-4

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