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世界は少しずつ変わろうとしている
やわらかな春から夏に
秋に冬に変わろうとする様に
永遠があるなら見届けたい
どこに向かうのか
何を選び
何を置いていくのか
曇り空の向こうの太陽は相変わ　.... 手を
つなぎたいんだよ
一緒に
歩いて

雨が
降るから匂いがね
夏の
匂いで

髪を
切ったね似合うよ
とても
素敵だよ

もう
改札なんだね何も
言えな
かった　.... まっすぐ投げてくる君の言葉では
あまりにも強すぎて受け取れないんだ
気持ちを言葉にすればするほど
一つずつ嘘つきに消えていくから

なぜ、なに、どうして

言葉が花に出来るなら
君の口　.... その喫茶店には
時計の音がいつも聞こえていた
チクタクという音とは逆に
時代から取り残された様な
ぼやけたオレンジの明かりの店だった

その喫茶店のテーブルには
温泉の記事の切り抜きが
　.... 暗闇の夢
暖かな夢

闇はやさしい
すべてを平等に包み込む

闇はやさしい
そこでは君を思う事も
そこでは青空を思う事も
みな同じ様に
溶かしてしまう

闇はやさしい
そこは　.... すこし昔の話をしよう
僕らがまだ幼くて
あまりに子供だった時の事を

覚えてるかな
手のひらにのせた楓の葉を
引き裂き　引き裂き
空に舞い上げた日の事を
母さんが好きだった桜の花を
　.... あなたの描いた世界を見ました
それは小さな小さな世界でした
あなたはそこで一生懸命に前を向き
そうしてその世界に落胆する事も
何かを望む事もせずに
それでもひた向きに生きたのですね

私　.... 何かを食べねばと思い
毎日何かを口にするのだが
それがなんなのか
今ひとつわからない
ある日の晩に
思い切ってそれを
まじまじと観察してみたらば
うにうにと何かが動いていた

翌日か　.... 暗い夜の部屋にひとり
明かりもつけずにテレビをつける
今日のニュース
明日の天気
来週の選挙

すべては僕には関係のない世界で
すべては僕を取り巻く世界
そこにあるのが本当の世界

　.... 悲しいくらいに青い青に泣きそうになった
忘れられた様な鉄道の線路
遠くまで見えるその先に浮かぶ海
空とと混ざり合った青は
果てし無い奥行き
永遠に届かない青 『うれし雨』

この雨は泣いてる雨なんかじゃない
きっとうれし雨なんだ
そうじゃなきゃいけないんだ


『何でも無い一日』

ただひざを抱えて
外を眺めていた
少し肌寒いのは
　.... 苺のつぶつぶいくつある
１、２、３、４、５、６、たくさん

白菜、葉脈、町模様
あの丘越えてあの町がいい
わたしはお城に住みたいの

銀色鱗の屋根瓦
町に住むのはまんまる子猫
だけれ　.... その先には何か有ったのだろうか

線路は緩やかに弧を描き
まぶしげに白く光る

僕は改札を後にする

何と言う悲しい道だろう
駅前のロータリーは同じ場所を回り
出口を見つけ出した人だ　.... 遠くに見えた星が余りにも美しいので
僕ははっと息が止まった
小さな光はいつの間にか大きく空を包み
遠い筈なのに余りに近くに見えた

僕は一人で立ち上がらなければいけない
僕は顔を上げて進ま　.... 泣かないでジョージ
素敵だよジョージ
もうすぐ幕引きだけれど
世界は終わらないから

だけれどジョージ
目を開けてジョージ
車に跳ねられるなんて
あんまりじゃないか

幕引きだよジ　.... 毎日大層綺麗な服で
物憂げな瞳で空を見上げる
日中は動かずに
ただ静かに仕事に励み
他の事には一切関与しない
回りの仲間からはきっと
付き合いが悪いだとか
彼氏いないんだってとか
好き　.... あなたが私を食べたいと言うものだから
服を脱いで綺麗にクリームを塗りつけて
真っ白な皿の上に乗って待って居たのだけれど
なかなか来ないので
これじゃ余りに色気がないのかなと
レタスやらキャベ　.... 年の瀬に電話をかけた
君の声が聞きたくて
何気ない会話
何気ない時間
それじゃと言う
電話の向こう
次に話すは誰の声 窓がうっすらとくもり
秋はいつの間にか冬に変わる
抱き合ったままの僕らは
足の冷たさを暖め合う
まだ少し賑やかさに包まれた
小さな夜の始まり

遠くで猫が泣いている
うちに呼んであげよ　....
1486 106さんのプル式さんおすすめリスト（19）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
右回りの左目- プル式自由詩4*08-7-28
小さく前にナラエ。- プル式自由詩2*08-7-4
偽り- プル式自由詩5*08-7-3
喫茶店- プル式自由詩4*08-6-28
闇- プル式自由詩5+*08-6-26
あの頃みたいに自転車をこいでさ。- プル式自由詩8*08-6-23
告白- プル式自由詩5*08-6-16
パンと。- プル式自由詩5*08-6-10
明日は誰が首を吊る- プル式自由詩2*08-6-1
青- プル式自由詩9*07-10-27
銀月と糸電話- プル式自由詩11*07-9-30
あのこへの詩（うた）- プル式自由詩6*07-4-10
コンクリートに花は咲く- プル式自由詩5*07-2-6
溶け出した空に犬は笑えるのか- プル式自由詩3*07-1-28
スボットライトは静かに- プル式自由詩3*07-1-15
マネキンに恋をした- プル式自由詩11*07-1-8
フィッシュ＿オア＿チキン- プル式自由詩3*07-1-3
糸電話- プル式自由詩3*07-1-1
結露- プル式自由詩8*06-12-19
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