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梅雨の合い間 合い間に
カンと響くような乾いた空気の日に

移り気のように 淡く 
心模様が小さな声を立てている
軟らかな手毬の感触
煌びやかな蝶が羽を休め 行き交い
正しく極楽浄土のお ....
青空に白雲の流れ
こうして天空は流動し呼吸をする

空とこの大地が接合する場所
なだらかな斜面に牧草が茂り

遠い過去から 吹き上がる風
そして長い髪が絡み合って
巨大な帆を作り上げ
 ....
あなたと過ごす
また夏が巡り来ます

松林の間から
輝きで溢れた
あの海を望み

ほら きらきら輝いて宝石のよう

見つめる海の予感で心がはち切れそう

遠い砂浜には
昼顔が群 ....
暗く 美しい
雨色の漏れ来る

この灰を深く塗りこみ滴る
まだるい色の顔料は雨粒に溶けて
曇天の空を 一つ 一つ埋めてゆき

重い筆勢の抽象絵画のように
空に架かっている

目視で ....
ベランダに鉢植え
やわらかな大気がゆっくり空に侍りつつ
曇天は寝息を立てて
温浴の風 静かに降りて

ビルディングの静かな午後が始まる

鳥のさえずりが空間を示して
立ち木の常緑は静か ....
雨は崩されてゆく
透明の灰が静かに積もりゆき
アスファルトの水溜りに雨音の波紋ができた

土地は湿り気を増し
ビルディングは地階から 灰に埋まった

飛び散る 雨
しぶきが足元を濡らし ....
一足 一足と 雨が近づき
一つ 一つ 我々が浄化され

雨 雨の日に崩れゆくビル 
舗装道路が湿り気を帯びて腐乱してゆく

人が人として輝くために全ての物質は滅び

雲が押し寄せて
 ....
何もかも

灰に侵されて


ここ都の西
東京タワーの見える 丘陵は包まれて

驟雨に煙り
高層ビルは霞んだ

遠く 近く 雨垂れの音は
軽い放心に誘うから


純潔の水 ....
いっそ 四季を消してしまおうか
心地よい日に 均してしまおうか

曇天の雲 垂れ込め
視界は暗く
雨の混じる 歩道に足音

涼しげな日
空も街も
僕の好きな 
灰色に沈んでいる
 ....
きんにくを やわらげるため
首をゆっくり 回す
伸びをして 深い息をついたら

本を読みつつ
心が弛緩して
魂が解放されてる

喫煙喫茶のいつもの席
音楽がたおやかに流れて
集う  ....
鮮やかに 雲が 
青空から 吊り下げられて

細いナイロン糸が
結び目を のばして

雲は動く
己の腕の寂しさが続くかぎり
雲は行く
己の知らないくにざかい

雲の影が落ちる
 ....
明るみが つぶやく
影が出来ていて

潅木に 優しい陽光が
密かに 染み渡って

今日 静かな作業を編む

コスモスを風は包み
清涼な空気は
明るさを溶かし込む
ソーダ水の輝きで ....
大地と空が
触れ合い
お互いを確かめ合って
一つに溶けている

横たわる夜は
静かな寝息が
そっと 部屋から漏れていって
夜景の街を満たす

夢 追うように
ベランダから
夜を ....
そして いつか
魂が おさまる場所
魂と肉体が完全に同期して
なに 過不足ない 満ち足りた
まわるい場所へと

全て 全ての 人々が
人生を楽しみ
取りたいだけの 汗を流し

満ち ....
東に開かれた 窓があった
ソファーにもたれて
書物に目を落としていた

部屋を採光された 光が
うねり 本を照らす

読み継ぐ事に 少し疲れ
目を空へと あげる

陽光は石をも貫き ....
都市は
石と風のコントラスト

開けきった 窓から
円形の空のしりぞき

視線は永遠を求め
白い雲を追う

近くに目を落とせば
中層住宅・オフィスビル
ガラスが日に輝き
祝祭の ....
空がこんなにも 開けて
甘い曇天が ひっそりと退くと

天空から秋の雲が垣間見え
私は視線もろとも 空へ 飛び込んでいる

空中を滑空する 夢
この秋空のなみなみとした 胸

陽光の ....
潮の闇
せまり来る

夜の底は
白く輝く
繭があるから

微笑みの絶えない
静かな 沈んだ 夜

離脱した 魂は
深海に 浮遊して

消えては 灯り
微笑みは 光

沈 ....
陽光 燦燦
青空へ 誘う 透明な想い

世界は 光の乱反射
聞こえない 音の余韻

コップに溢れる 炭酸水
綺麗な 想い出は 弾け散る 青だから

この青空に 記憶させる 注ぎ込む
 ....
空 遠く 架かる
空に月
雲 風に たなびいて
消えていった

静かな 寝息は
繭玉のように
部屋に 浮かぶから

子守歌は 歌い継がれて

とっぷり 日が暮れた

夜の 十 ....
この 空に
風が 溢れかえっている

君よ
希望の 胸に
張り裂ける 叫びを 乗せて
キーボードを たたき続けて

理想の国を 
丹念に トレースする
君よ

きっと 春は そ ....
高曇る
淡い灰色の空

ほどよい
緊張と弛緩

パステルで空に
輝く雲を 描いて
金色の輪郭を 希望で埋めつくしたら

そっと 諸天 善神が めくばせをするから
微笑みのなかで  ....
最近のバスは気が利いている
近隣のかたのご迷惑になります
停車場での禁煙にご協力ください

つぎは ファシストジァパン
お降りのかたは パラシュートをどうぞ〜

街に買い物にいっても
 ....
その 君の 
やわらかく
みずみずしく
すけてみえて
かんじやすい

感性を 心を 
いや 良心を
守るべきなら

魂を入れる 要塞を 築くべきだ

武装した 兵など 配して
 ....
遅れてくる 朝に
日輪の再生が 静かに 遠く

密やかな冬至は 過ぎて
節をも分け 春分に 向かう

風もなく 穏やかな 一日なのだが
澄んだ 透明な陽光 麗らかな
味の無い 真空の時 ....
天空に 風 乱れて
枯れそびれた 花

小高い 丘陵に
太陽の 無償 降り

保ち 立ち続け
野を 焼き払い
革まる 命の循環

灯油ぼろの松明に
秘められた 刷新

焔 や ....
溶岩弾の保全
黒く荒々しい岩窟に

白金の清水に
リンガのごとく そそる 巌

私は 黒く痛々しい岩肌に
工作を付のだ
工作を

象嵌の白い石を幽玄にも荒ぶる巌に埋め込む

そ ....
今日太陽はその底に・・・
長い眠りを眠る日
冬至
もの皆 眠る 日
静かな一日 ほら遠く
赤子の寝息のような
曇天の雲が行く・・・

静かな 眠るごご
チベット死者の書をぱらぱら
 ....
自身の低次の自我のおもむくまま
あれがいい これもいい いやこっち
感覚のおもむきの 流れの先に

一つの部屋がある
モノライトの下で
カケラを集め 復元中
在るべく 在る 自身に向かっ ....
1486 106さんのアハウさんおすすめリスト(29)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紫陽花- アハウ自由詩108-6-19
飛行の夢- アハウ自由詩508-6-18
夏の押韻- アハウ自由詩8*08-6-13
灰の空- アハウ自由詩308-6-12
温浴- アハウ自由詩7*08-6-7
梅雨空- アハウ自由詩208-6-5
雨のゆくえ- アハウ自由詩6*08-5-28
浄雨- アハウ自由詩408-5-20
街のスケッチ- アハウ自由詩307-11-2
ねえ_細胞がふるえてる- アハウ自由詩7*07-10-31
糸を放つ- アハウ自由詩14*07-10-30
秋は逝く- アハウ自由詩11*07-10-29
横たわる夜- アハウ自由詩807-10-26
まわるい場所- アハウ自由詩507-10-19
明・暗- アハウ自由詩707-10-17
都市- アハウ自由詩607-10-13
朝に空を見上げて- アハウ自由詩807-10-10
一人_一つの闇- アハウ自由詩9*07-4-8
青空に記憶させる- アハウ自由詩7*07-4-5
雲に月- アハウ自由詩11*07-3-30
この野を荘厳し- アハウ自由詩3*07-3-29
世界平和を祈念する- アハウ自由詩4*07-3-15
ファシストジァーパン- アハウ自由詩3*07-3-8
君の・・・- アハウ自由詩2*07-2-27
そっと_遅く訪れた_朝に- アハウ自由詩5*07-2-6
やがて野蛮の野を焼き払う・・・- アハウ自由詩2*07-1-31
溶岩弾- アハウ自由詩307-1-15
明日は太陽の復活- アハウ自由詩306-12-22
バラバラの自我の修復作業- アハウ自由詩5*06-12-15

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