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夜明けに眠る猫
寒さを凌げるならどこだっていいの
今夜は誰の軒下
月に啼くウサギ
ぬくもりが欲しくて自分のひざを抱きしめる
明日は誰に夢を売る
うそつきが好きよ
....
指から零れ落ちた
割れたガラスの欠片が
熱で溶けてゆく
炉の高温は素手には耐えられず
赤くなった指先が
悲鳴をあげるまで
熱を発するガラスに手を翳す
心の熱に ....
柔らかな木漏れ日の中
二人歩く夢を見た
遅い雪が赤い花を覆う夜
冷たい指先
首筋にふれ
一枚の毛布にくるまってじゃれついた時
不規則な鼓動が
胸の痛みが
....
紡ぎ繋ぐ言の葉を
深海の波音に乗せ
唄って
漂い揺れるこの身を
深海の潮流に乗せ
流して
泪頬を伝う夜に
聴けない声を恋しがり
鳴き交わすイルカの群れ ....
異国からの手紙には
乾いた砂と
あなたの匂い
次に逢えるのは
いつですか
同じ空で
繋がっているのに
遠すぎて
ぬくもりすら届かない
寂しいと呟き
....
語りつくせぬ
夢の果て
それは
孤独という名の
影法師
付かず離れず
あなたの傍に
やがて影は
影に混ざり
夜の闇に
消えていく
傷跡が
やがて消えるように
....
鼓静かに鳴り渡り
寒気張り詰め
舞う薄衣
朱に染まりたる様
艶やかにて怪し
風笛高く響き
荒ぶる魂を宥め
黄泉国境(よもつひらさか)誘いて
名残の詠 ....
氷花咲いて 冷たく
紫色の唇噛んで
凍える手に息を吹きかける
冬の寒さ今は遠く遡る過去
ねむの木そっと
紫の綿毛咲かせ
触れる指先震える葉
夏の暑さ少し緩んで ....
1486 106さんの彌月さんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
嘘がすきよ
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彌月
自由詩
3*
08-6-1
夕凪蒼想
-
彌月
自由詩
6*
07-3-30
春遥遅雪
-
彌月
自由詩
5*
07-3-22
海遊波夢
-
彌月
自由詩
3*
07-2-25
星哀砂夢
-
彌月
自由詩
5*
07-2-18
「孤独」という名の影法師
-
彌月
自由詩
3*
07-2-14
儀式
-
彌月
自由詩
1*
07-2-1
氷花_〜こおりばな〜
-
彌月
自由詩
7*
07-1-21
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