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「なくさないでね」と
母親に渡された乗車券
握り締める
チクチクと
手のひらに刺さる角っこ
手の中の
小さな痛み
それがあの日の
わたしのすべて
チクチクと
手のひ ....
夕顔の花はいつ開くの
咲く前に教えて
目が潰れるよ
あれはさ
逃げ水の
ような
ものなんだよ
涼やかな
匂いを
振りまいて
鮮やかに
偽る
焦がれた
....
海を旅する船乗は
お星を頼りに進みます
あんな遠くの光だけ
あんな昔の光だけ
海を旅する船乗よ
お前はきっと
ご存じないだけ
あれがもう亡いものだとは
あれが果敢ない ....
ミズキの花の咲くころとなりました。
山はすっかり初夏の様相で
合間合間に咲く藤が
いかにも淡く
涼しげです。
山がようやく
山らしくなる
今日
こうして筆をとりましたのは
以前あ ....
彼女はいつも
優しげに微笑んでいて
私はその向かいで
罪人のように俯いていた
明るい彼女を
羨みこそすれ
憧れはしなかったのは
私の感じる
辛さや悲しさを
なんでもないことのよう ....
1486 106さんの亜樹さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
チケット
-
亜樹
自由詩
3
08-7-27
夕顔
-
亜樹
自由詩
1
08-7-11
船乗と星
-
亜樹
自由詩
3
08-6-13
拝啓
-
亜樹
自由詩
3
08-5-4
彼女はいつも優しげに微笑んでいた
-
亜樹
未詩・独白
2
07-10-6
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