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眠いとき、私は動物みたいな目を持っている、

あさやけ、

白い虫の羽根が窓からの光に舞っている、

青い雷が地平線から、
私の朝を満たしている、

身体が溶けていくような毎日です、 ....
遠足の朝、
運動会の朝、
朝の匂い、
光の鈍さと透明さ、
失望、失望の朝、
こんな朝、過去はどこにあるのだろう?、
宇宙はどこにあるのだろう?、

感情で遊ぶ、
遠い昔の感情で、
 ....
私はあらゆるボタンを押してまわった。
dボタンで全てが消去された。

リズムが揺さぶる葉っぱたち。
頭の中の音楽に、全ての有線が断ち切られていく。

何もかもが静止した通りの中、揺らめく人 ....
季節の猫に触れてはいけない、
音楽は常に涙でいっぱい、
頭をもたげて、
性格とは離れて、

乾いた風景、
どこを見渡しても、喉が渇いていて、
光を浴びて、虹色で
マングローブみたいで、 ....
ねえ、まゆさん、そこは寒いですか?
この世界の終わりは、僕には懐かしい
世界には鏡のような川や、一万年も時を経た石造りの建物があるといいます
それでも僕には、まっすぐに張り詰めた白い凧糸の方が美 ....
ドアチャイムが鳴ると、
私の体液が震える。

脳髄までが孤独になったような、
ひょっとしたら私の終わり、

私は上の空、
上の空で生きてる、

苦みの空で、
ひとり泡立つ身体を抱え ....
飴玉みたいに脆い強さ。
パソコンは何日もシャットダウンしたまま、
電線でかろうじて街と繋がっているこの部屋。

LEDの電球色
ビートルズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、
ニック・ド ....
僕のオリーブ色の世界は
涼しい部屋、僕の部屋へ南端を張り付けて
外はいつでも火葬場と、冷たい果物の皮、
神経の通った舶来の氷、醒めた屋根、裏庭の水
(コミュニケーションと、くらい泡((

 ....
 悲しいことばかり覚えている。あとは、少しばかりの嬉しいこと。苦しかったことや、怒りや、恐怖は、みんな忘れてしまった。
 十六歳の時、フリースクールのみんなで、お花見だと言って、平日の、誰もいない公 ....
私は、空を置いてけぼりにして飛ぶ、
笑ったままで、

息を止める、(血が乾いていく
息を止めて、
私の指先の奥から、別の生が、別の命が
始まっていく、

想像して、
想像の、
別の ....
現実はゆるぎなく ゆるぎなく ゆるぎなく
存在している

僕はただその中にいる
皆が連関している
僕の思考も、聞こえる音楽も

ただ愛すること 目の前の現実を
今しかなく愛すること そ ....
やあ、おはよう
おはよう
また、行くね

僕は
ルール違反を
しなくちゃならない

仮説を
立てた

僕は弱くて

弱い
人間だと
いいと思った

仮説を

腕に ....
揺れる、揺れるよ、カーテンは
揺れるよ、揺れる、いつまで揺れる?
孤独な僕の、この部屋で

全て幻想なのだとしても
今日吹く風の清らかなこと

僕は僕とて不安が多く
薬を飲んで、ごまか ....
秋の午後には、詩を読んで、
ギターを弾いて、風景も、
人の挙動も、忘れたい。

中原中也だけを読み、
ニック・ドレイクだけ聴いて、
全てを捨てて、死にたいのです。

秋の午後には、音楽 ....
(1)
 僕が中原中也を好きなのは何故か、言葉には出来ないけれど、敢えて言えば、中也の詩には現実感と非現実感の間での揺れがあって、非現実感から現実感を取り戻そうとする希求を感じて、それはもちろん僕が ....

みんな遊んでいる。時計台の中で。

表玄関に庭があり、それが道路に溶けていく。
僕はそれを何処までも歩いていった。

結局僕は昔も今も、お風呂に浸ったままだ。
全身が水ぶくれになって ....
例えていうなら
ミックスジュース
形は無くなっても
何も変わりはしない
何も失われはしない

例えていうなら
キツネ狩り
誰も救われない代わり
誰も地獄に落ちない

例えていうな ....

古びた本たちだけが僕を知っている。
僕と一緒に古びてきた、本とノートのある場所、
そこだけが僕の故郷。
寂しい遺伝子。 物質なんて信じないけれど、
寂しさだけは信じている。


 ....

私は呼吸を無駄にするだけ
薬を噛んで魚になる
透明な時計台が見えて その回りを
死んだ子供たちが 永遠に
飛び巡るのを見ていた 光の輪につつまれて
私は虹の一部だった 手負いの
動物 ....

今年もまた、私はこの椅子に坐って、紙縒りのように詩を書いている。
緑色の、温度の無い砂漠の中を、両腕で飛ぶようにして。
優しい私。 ちっぽけな私。 私は私に纏わるもので出来ていて、
私は私 ....
i わ
たし は 書かなくてはならない
     と
i わ たし は
b le ee di ngggg
机に滲みていきました

ある 日 わたしは 
あたま に ラジオ  ....
止まれ
止まれ
僕の心臓

止まれ 止まれ
愛も 酷薄な告白も

僕の人生は凍結して
秘かに逆流するといい


冬の海に
どこまでも沈んで行く
ガラスの切符 ....
おぼろんさんの由比良 倖さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠気- 由比良 ...自由詩5*24-2-23
光の朝- 由比良 ...自由詩223-10-9
リピート- 由比良 ...自由詩4*23-10-8
うつつ- 由比良 ...自由詩3*23-10-8
手紙- 由比良 ...自由詩223-10-6
理性- 由比良 ...自由詩2*23-10-4
小さな夢- 由比良 ...自由詩4*23-10-4
水のスープ- 由比良 ...自由詩4*23-9-24
小さなメモ- 由比良 ...散文(批評 ...123-9-22
- 由比良 ...自由詩3*23-9-16
ノートから- 由比良 ...自由詩523-9-16
きのうのよる、きょうのあさ- 由比良 ...自由詩4*23-9-8
カーテン- 由比良 ...自由詩123-8-22
秋の午後- 由比良 ...自由詩123-8-22
詩のこと、言葉のこと- 由比良 ...散文(批評 ...5*23-4-15
時計台- 由比良 ...自由詩323-3-16
例えていうならミックスジュース- 由比良 ...自由詩423-2-28
- 由比良 ...自由詩2*22-11-19
理由- 由比良 ...自由詩4*22-11-12
きれいなものたちへ- 由比良 ...自由詩2*22-11-12
inst- 由比良 ...自由詩120-2-7
海へと- 由比良 ...自由詩220-2-6

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