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あたらしい皮膚に着替えて金曜日
胸ポケットにきれはしの恋

痛いのは気のせいですよと君が言う
だけどあなたも血だらけですよ

この夢はここでおわりと書いてある
字が読めないから先へ進 ....
削れた指を頬にあて
新しい水を吸うときに
意識ははりがねのように細く強張って
あー犬や猫や魚
象やいたちやカメレオン
うまれたての山羊や栄螺やひぐま・・・
ペンギンや、にわとりみたいに ....
風の日の(長い改行)花筏
喧噪 人混み 遠くなる明日


もう二度と、(もう二度とともう二度二度ともと二度ともう)思い出さない
私はあなたに
泥のような愛を浴びせ続けている
いまも それでも
ものともせず 輝いて
あなたが 愛を
ものともせず

立ってもいない
泳いでもいない
ふらふらと揺蕩っている
 ....
きょう、「のんでもいい」ぶんのお酒をのんでしまったら、お湯を一杯のんで、そしてまた「のまなきゃいけない」ぶんの薬を飲む。わたしは一生のうち、するべきぶんの恋をやり気ってしまっていると思う。思うのに .... 自由詩のお墓参り(10年ぶりの)、
黄色い花を想像しながら。
そこに何を見ましたか?
水仙、菜花、ミモザたち。
爪にもピアスをした、
耳にも、めにも、内側にも。
だから自由詩にも穴をあ ....
抱き合う日々の中庭に花を育て
枯れるばかりの木を持った
あなただけが擦り減って行くから

あなたに弱さを望んだ
それは醜い愛だったが
産まれたものを捨てるわけにはいかなかったのだ

 ....
封筒のなかで
街をそだてる
来る日も来る日も
細かくしたえさを与えて

ある春に
耐えがたい眠気に襲われるまま
5年も、6年も
あるいは500年も眠ってしまった

春は何度もや ....
たべることが少し難しい。家にいると眠ってしまう。座っていても立っていても眠ってしまう。いもうとが、きれいなゼリーをたくさんくれた。それはおいしくてたくさん食べた。
それなのに、わたしの体は透 ....
いつか許せる、と言った口を蹴り上げる。いつも時間がこまかい刃を持っていてちりちり削っていく、形がかわっていく。たしかにわたしはいくつもの呪いをかけたと思う。うすべったくて温かい呪いだ。それはとっくにわ .... 扉のようなものを押して
外のようなところに出る
人のようなものに当たり
痛みのようなものを得る
そのようにして日を過し
泡のような疲れのなかで
死のようなものを思っている
死のような ....
手はここにありますか?ほんとにここに それはそれとして置かれた林檎 とても簡単に すべては失われ
冬の窓ガラスのように
冴え冴えと濡れて光った

街そのものだ

あなたが評した私
夕暮れの折 裂いた柘榴から
流れる血を見ている
けれど本当に
私がここにいるのか
判然としない

ビルを倒し 空を割り
海を干上がらせる
気持の強さに反して
指先ひとつも
動か ....
平らかな水面を刺して君の指
これはたしかな愛に為りうる
冬の澱
蝶ちょは部屋で凍えてて
あなたの指は光を集める
起きたら形を保てなくなっていた。
持ち上げた腕がとろりと流れ、指は境目を失い、膝を立てようにも重たく淀む。なんとか頭を起こして身体の様子を見られるようになるまで40分近くかかってしまった。
記号が ....
明けようとする夜の裾を掴む手は 切れて汚れて私の手 朝の迫る 小屋の中で
瞼のない鶏が 夢を見ている

句点の間に
翔び 落ちて
読点の染みになる

それは
憧れ 贖い
取るに足らない
それでいて
代えのきかない
祈り

 ....
去年よりはだいぶましな10月と11月を過ごしたと思う。
たくさん捨てたし、いろいろなものをたべた。ベランダに出していた観葉植物を部屋のなかにいれてやると、とたんに空気がしめっぽくなる。

色 ....
詩は果てる?
男じゃあるまいし
じゃあ 言葉は気持を超えられる?
女じゃあるまいし、むりだよ
そんなことより
そんなことより眠っておいで
寒くてみじめで、女で男で、大きくて小さくて ....
甘ったるいパンケーキをたべ
昔書いた 鳥についての詩についてふたたび考える
コーヒーがビールにかわり、
それが香りのないワインに変わるころ、
街の全ては朽ち果てている
わたしが愛したコン ....
眠、覆い、考えられるかぎりのイメージ、それから細いタイヤ、太いキーチェーン、議事録、半円状の、氷、「実際よりすくなく感じられる」

どれくらい必要だろう?
どれくらい必要だろう、遠くなってい ....
あと2分しかないよ と言われて
あなたは詩を書きはじめる

あと2分、と言われてわたしは
あなたのことを愛しはじめる

安らかなのは
2分後に
ぜんぶおわるのがわかっていること ....
きみが夢をみているあいだ
僕は街中のあかりを消してまわる
きみがジェラートを食べているあいだ
僕は南のほうから暖かい風をつれてくる
きみが泣いて泣いて濡れているあいだ
僕はあたらしいハン ....
なんだっていいよと言いたかった
あなたがさえずるのが聞こえたから
音の羅列があれば
どんなことでも想像できたから
となりの部屋で
だれかにむかって
さえずる愛が
わたしにだけ聞こ ....
いみなんてずっと前からのこってない「かくこと」だけがここにあるだけ

転がって火のつく指に背に頬になんどもつめたい口づけをする

七七の拍子で揺れる夢だから 五七五はきみにあげるね

 ....
早く帰らなきゃと思った
あの午後に
わかっていた、

さみしいこと
あなたが
さみしいまま笑うこと
そうされるとどうしようもないこと
名前のない感情を
手近な恋でくるもうとす ....
愛の膝
まるく揺れる口づけをして
明日に向かおうとする小鳩たち

ひかって、まぶしいのは
どこにも触らずにまっすぐに落ちてきた光みたいな
きみの愛の膝
くらやみのひとつもない街でするなら明かりを消せる恋がいいよね
死に巫女さんのはるなさんおすすめリスト(49)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金曜日- はるな短歌325-4-25
はりがね- はるな自由詩425-4-21
花筏- はるな短歌425-4-15
- はるな自由詩525-4-14
メモ- はるな散文(批評 ...325-4-10
じゆうしのお墓参り2- はるな自由詩6*25-4-8
中庭- はるな自由詩625-4-3
街をそだてる- はるな自由詩525-3-21
メモ- はるな散文(批評 ...6*25-2-7
メモ(蹴り上げる)- はるな散文(批評 ...525-2-4
生活について- はるな自由詩525-1-27
りんご- はるな短歌125-1-21
とても簡単に- はるな自由詩525-1-14
柘榴- はるな自由詩625-1-11
水面- はるな短歌225-1-7
ちょうちょ- はるな短歌425-1-7
寝起きの話- はるな散文(批評 ...224-12-10
私の手- はるな短歌224-12-8
鶏小屋- はるな自由詩624-12-4
メモ- はるな散文(批評 ...424-11-29
震えて眠れよな- はるな自由詩724-11-19
まぼろし- はるな自由詩424-10-21
どれくらいの雨が必要だろう- はるな自由詩624-10-8
2分- はるな自由詩424-9-27
きみが夢をみているあいだ- はるな自由詩424-9-24
さえずり- はるな自由詩524-9-13
ピザだ今日は- はるな短歌424-9-4
さみしいこと- はるな自由詩324-8-4
愛の膝- はるな自由詩324-7-30
するなら- はるな短歌124-6-30

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