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(短歌七首)

麦ちゃんと
いう名の猫も縁側で
春の海鳴り聴いて寝ている


オレンジの
ブイに停まったアホウドリ
百年まえの空をみている


部屋が揺れ
 ....
清潔な指のあいだで跳ねる闇
わたしはたぶん すべて失う
 

桜降る
空をみあげてキラメキと
未来の青さににじむ黒い目


ただ灯る
常夜灯には命さえ
照らしてくれるやさしさがあり


なにひとつ
咲かない人生なんかない
け ....
光から溢れ散ばる蜜の束 あの子の耳を少しゆらした

手をとめて見てほら部屋の隅にある 打ち明け話のなれのはて
  

雨の日に
ただ詩を詠めたあのころは
まとわりついてたしあわせ知らずに



目の前で
泣かれたときにできること
すべてをウソとオロオロすること



今日になり ....
  

くれないの雲に焦がれて飛ぶ紙の飛行機がただ桜を突っ切る


彷徨って罪とか罰を探してた固くて折れないただ青い日々


真夜中に君が好きさと云ったとき月が綺麗に笑って陰っ ....
薄紅の 天から雪が 舞うように 下照る道に 舞い立つ園児  

桜みち
ふたりで歩くそよ風が
散らない未来をそっと散らして


桜木に
灯る命の妖しさに
汲めども尽きぬ情欲を知る


ひまわりの
咲く夏の日の未来さえ
 ....
駅前の通りのはずれの自販機の横のゴミ箱に書かれたMessiah 花畑広がる地区を見下ろした自然の力育てた人の愛

公園の遊具ひっそり其処にある誰か遊んでくれと催促

高台の丘を探して旅してた心の余裕広げる景色

雷がうるさいぐらい鳴り響くホラー映画の恐 ....
 


さみだれに
乱れて回る風車には
あがない戦うなにかがみえた


寂しさを
ドレミで云えば根拠なく
そいつはシだねと云い切る唇


ささくれた
こころをやさしく撫 ....
まるで爆弾だよきみの脚が一閃輝いてああ100m うらうらと 霞む里和に 薄墨の 花にまつわる 鳥のさえずり


うららかに 山は霞みて 山桜 花散る里の 麦まだ青し
遠くまで来たねと言うが それは嘘
散々愛して 行止まりだよ
初めからやり直せたら戻したい一つ一つ一つの過去の間違い

やめていた酒をふたたび飲んでいる妻の写真が俺を見ている
雨が降る午前5時半3月の春は名のみの不在のくらやみ 底なしに冷えるからだとしゃぼん玉 愛されながら 高く飛べずに  

潮騒の
やまない夜に落ちている
流木よりもウェットな夢


夕闇に
途切れず吸い込まれるような
祈りに終わる恋をした罪


海鳥が
微笑みながら静止する
沈め ....
  

のっぺらぼう、
みたいな僕の涙声、
聴こえているなら君はくらやみ、



みえるもの。
すべてにおいて悲しみの。
しらべわからずゆらゆら泳ぐの。



あかりだ ....
ながいこと逢えずにいたら君の死が逢えない事のつづきに想えて   

かりそめの
恋なんだから忘れるわ
おぼろおぼろの夜雪の中


天国の
ほうに住んでるのか君は
なんだかしばらくみてないサザンカ


はじめての
のっぺらぼうに会っ ....
  

悲しみがいつまでもまだ降り落ちて
優しいふりをできずに笑った


しあわせがあるから心がもういちど
立とうとすると云いたい週末


曲がらないこころに意味はないからと
云 ....
  

ゆっくりと
川面を流れ海へゆく
ため息みたいな声の寂しさ


逃げるのが
遊びだからと割り切って
正しい恋もできないくせに


よろこびに
震えてみたのは ....
  

どこにでもあると云われて探したが目にはみえない愛とにくしみ



もうこれで最後だからと嘘つかれ知りつつ許した私、ヤサシイ。



手を取って「あれは嘘だよ、嘘だか ....
  

急ぎつつ
ただ透明なアリの群れ
探しているまに日暮れる寂しさ


虚ろという
遊びにできない悲しみが
甘いと感じる夜ココア飲む


憎しみを
風呂場の鏡のまえ ....
マンションが数棟並び建っているどの方向見ても目に入る

公園の土地の持ち主亡くなったその息子たち土地を返せと

使われていない畑をまた使うその土地を借り野菜育てる

良い土地を手に入れ家が ....
うす赤く 少し伸びたる バラの芽に
ちいさく光る 霧雨の粒
  

(短歌七首)

爪痕が
握りしめてる掌に
三日月みたいに残る格子戸


きみの声
だれもいないと抱きしめて
ちいさな意味を問いたい雪の日


べにいろの
 ....
  

(短歌八首)

どくどくと
流れる真っ赤な血の音に
気づく冬日のバス停に立ち



落ち込むと
いうよりすこし反省を
しているだけの雨の日の花



夢を二 ....
紫陽花の続く坂道疲れない綺麗な花の癒やしが続く

躑躅見て華やか過ぎて眩しくて初夏の陽射しに悪戯される

観覧車回り回って元の位置恋に魔法をかける空間

大仏の巨大な姿で街を見る見守ってい ....
おぼろんさんの短歌おすすめリスト(126)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
好き好き好き好き好き- 秋葉竹短歌324-4-17
清潔な指- はるな短歌224-4-17
とんがった坂- 秋葉竹短歌224-4-13
蜜の束・うちあけ話- はるな短歌324-4-12
抱き治したい- 秋葉竹短歌124-4-9
綺麗- 秋葉竹短歌324-4-9
最後の桜- 星野つば ...短歌224-4-9
桜みち- 秋葉竹短歌124-4-6
駅前の通りのはずれの自販機の横のゴミ箱に書かれたMessia ...- 奥畑 梨 ...短歌324-4-6
- 夏川ゆう短歌224-4-1
「さ」の短歌- 秋葉竹短歌324-3-31
陸上- 豆腐のど ...短歌124-3-30
一本桜- 星野つば ...短歌324-3-28
行止まり- はるな短歌324-3-24
咲いて零れる- 原田たけ ...短歌424-3-24
サムイ- 秋葉竹短歌124-3-23
しゃぼん玉- はるな短歌324-3-22
口笛の音色- 秋葉竹短歌224-3-22
くらやみ。- 秋葉竹短歌124-3-21
一瞬- 原田たけ ...短歌424-3-20
春よ恋- 秋葉竹短歌224-3-19
なにひとつ簡単なことはない- 秋葉竹短歌324-3-18
ひとりでなく- 秋葉竹短歌224-3-17
春が来る- 秋葉竹短歌324-3-12
夜へ行く- 秋葉竹短歌524-3-4
野菜- 夏川ゆう短歌324-3-4
初春バラ- 星野つば ...短歌424-3-1
夢空- 秋葉竹短歌324-3-1
今夜はおでん- 秋葉竹短歌324-2-27
魔法- 夏川ゆう短歌524-2-26

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