すべてのおすすめ
目に何も無かった日々が、桜の開花によって目覚めさせられたかのように思えた4月、僕は歩いていた。目黒川の周りを。僕に抱かせた期待と、絶望が、そこには思い出としてあった。しかし桜だけは鮮やかに今年も咲 ....
たぶん、文字に本当に重さがあって、わたしのなかにあるのだ。
文字が体のなかにないとき、軽くて、食べる必要がある。
あんまり文字が多すぎるとき、ものを食べられない。
人参を刻んで、夜な ....
恐怖の集合想念の正体を掴むために、その中心に飛び込んだ後、決定的に、心身を壊して、統合失調症を発症し、精神病院に入院する羽目になったが、それ以前から世間で言うところの、霊障みたいな事象に悩ませられる ....
終章 「冬日和」
「豪州産切落とし牛でいいんよ! これと、鶏のモモ肉にしよ」
「お肉、八百円いってないわっ」
「タレはさ、こっちの使い切りサイズで料亭の味っていうフレーズの ....
第六章 「死の砦①」
「な、見て。またやってはるわ……『松の廊下』」
「ほんまやなぁ」
午前の館内清掃へ向かう若手職員らが足を止める視線の先には、主任と
副主任の姿。 ....
第四章 「メモワール」④
「なんなん? あのベット」
四歳年上の先輩の木崎さんが、病室の西側の壁へピッタリ寄せて在る空
ベットに目を向けた。敷かれる古びたスプリングマット ....
序章 「橋」
瀬田川に架かる鉄橋に軋む音。光の帯は今を、過ぎた。
友人の引っ越し祝いで新居を訪問した帰り、瀬田唐橋の欄干から眺める
そこに拡がるものは、時の流れすら呑 ....
今までも昨日も書いたけど、どの道からでもゴールには辿り着けるという軌跡は(ご存知ように)観てきたわけだし、結果的にゴールで握手を交わす前にゴールに辿り着ける道を進んでいくと予測して、間接的に認め合うこ ....
トケマッチのニュースを見て思った。もしもプロのヤクザの仕業だとしたら凌ぎとしては二流だ。だがビジネスマンの発想としては一流だなと。件のニュースは。高級腕時計のオーナーが月額幾らかの報酬を受け取りトケマ ....
人身事故で電車が遅れると、会社帰りにそれで足止め食らったりすると、迷惑だなあと思ってしまう。そういう感想に対し、日本人は冷たくなった、自殺した人が可哀そうだ、という声が上がる。「可哀そう」という言葉 ....
また体の向こうがわで文字が跳ねている。戻っておいで、戻っておいでって思いながら見つめていると溶けて行ってしまう。さきに起きた娘が炭酸水をのみながら、まだ眠ってていーんだよ、と言う。やさしい。朝から ....
ふんかふんか すーすーすー あるくと すすむ ゆっくりと けしき
みぎもひだりもきょろきょろして、とにかくなんかみつけたい。
めぼしをつけて、さがす、さがす! なんかよさそうなものみっけ、たかな? ....
悲しいことばかり覚えている。あとは、少しばかりの嬉しいこと。苦しかったことや、怒りや、恐怖は、みんな忘れてしまった。
十六歳の時、フリースクールのみんなで、お花見だと言って、平日の、誰もいない公 ....
テレビに出るくらいの俳人歌人詩人は最近でも解釈は人それぞれ
いろいろあって良いのだという人達が現在でもいるけど、鵜呑み
(お茶の間テレビだからと言って)して、素人の貴方が言ったら
繰り返していう ....
京アニ放火事件。
自称(自傷)小説家の京アニ放火事件被告人質問が続いているが、動機がアホ過ぎて遺族のやるせない気持ちは深まるばかりです。精神病のフリをした減刑作戦なのかもしれないけど創作系もどき ....
では、始めましょう
暗い場所にいますか?
ウブスメを母に持ちましたか?
そうしたら私は祈ります
鈩を穢して聖油に礼拝せよと、礼拝せよと言いましょうせ
でも、あなたはどうでしたか? ....
日差しは木漏れ日のなかに差し、青葉は道を確かめてゆくように私の歩みの中に風と戯れていた。
新しい日々が、五月の若い初夏に緑は深くまた私を誘っている。
私は永遠のなかの刹那になかに生きている。
....
雑文
あれはどうしたものか。職場の至る場所にPCがある。個人用に貸与されてる者も多い。しかし使用する従業員のすべてがそれほどPCに詳しいわけでもない。
よく1日中PCの ....
四月七日 日曜
天氣 晴
起床 六時二分
就床 十時二〇分
朝九時迄に學校へ行く
一・名札を落す
二・教室の掃除
三・作法室の掃除
四・運動場の掃除
一時頃家に歸る
とても ....
(1)
僕が中原中也を好きなのは何故か、言葉には出来ないけれど、敢えて言えば、中也の詩には現実感と非現実感の間での揺れがあって、非現実感から現実感を取り戻そうとする希求を感じて、それはもちろん僕が ....
三月二十九日 金曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 九時二〇分
朝眞桑へお礼の手紙を出した
花屋さんに寄つて草花の種を買ふ
午後花畠に撒く
西洋撫子・サルビヤ・昇藤・百日草・ダ ....
三月十二日 火曜
天氣 晴
起床 六時二〇分
就床 十時二〇分
今日は全部の學科が東西合併でした
圖画は色の彩色を習ひました
國語は自習でした
裁縫は感想(一年間の成績につい ....
二月十五日 木曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 十二時二〇分
裁縫は型紙を斷ちました
理科は今日から鉱物を習ひます
六限は手藝でした
夜おそくまで手藝をつくつた
今日上 ....
財務省を中心とする緊縮財政派の役人や、議員や、学者や、財界人や、新自由主義者たち、マスコミが、押しすすめようとしていることは、日本という国の「文化」「国土」「資本」の破壊だ。
話が長くなるのを避 ....
その日、ボロアパートの一室に帰って来ると、玄関のドアを開けてすぐに、花が一輪投げ捨ててあるのを見つけた。俺は一人暮らしで、花などには興味がない。従ってこれがなんという花なのかもわからない。花を持っ ....
国の予算について、新規国債発行で賄えばいいと主張してきたが、もちろん政府が国債発行という貨幣の供給を、民間や国民の側にし過ぎると、モノに対する貨幣の価値が下がってしまう。ここは個人消費や景気の動向を ....
わたしは古めかしい歩兵銃を抱えて焼け野原に立っていた。敵と味方の死骸がアザラシのようにそこらに転がって膨らんでおり、鼻腔の奥や喉に針金を突っ込まれて掻き回されているかのような猛烈な臭いが漂っていた ....
多くの人に手前味噌だとか、自意識過剰だとかと非難を浴びそうだが、この頃、自分の書いた詩や散文が、意図した訳ではないところで、ある程度の頻度で現実化しているような気がする。
先日も自衛隊に ....
ぼくにしてみればそれはとても上手く行っているように思えたし、彼女にしてもそう考えていると感じていた。でも、こうして突然ぼくの前から消えたということはきっと、ぼくの方になにか問題があったのだ。そこに ....
僕は積極財政賛成派だけど、政府に無限に国債という名の、貨幣発行をしろというつもりはない、節約すべきところは節約するべきだけど、必要なところには必要なだけの金を出せと言っているだけだ。
防衛費を増 ....
おぼろんさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(64)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
4月の街で
-
番田
散文(批評 ...
1
24-4-16
メモ
-
はるな
散文(批評 ...
3
24-4-5
「神秘体験について」
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
1*
24-3-31
鏡像_【改訂】
-
リリー
散文(批評 ...
6*
24-3-25
鏡像_【改訂】
-
リリー
散文(批評 ...
6*
24-3-20
鏡像_【改訂】
-
リリー
散文(批評 ...
6*
24-3-19
鏡像_【改訂】
-
リリー
散文(批評 ...
5*
24-3-16
「私たちの時代」=あなたがたの過去とは違う道
-
足立らど ...
散文(批評 ...
3*
24-3-3
雑文
-
TAT
散文(批評 ...
2*
24-2-28
人身事故
-
まーつん
散文(批評 ...
2+*
24-2-25
メモ
-
はるな
散文(批評 ...
5
24-2-19
いつもしらないところへ_たびするきぶんだった
-
(1+1 ...
散文(批評 ...
5*
23-12-16
小さなメモ
-
由比良 ...
散文(批評 ...
1
23-9-22
テレビに出るくらいの俳人歌人詩人...
-
足立らど ...
散文(批評 ...
4*
23-9-16
「自分のような悪党でも小さな良心があって」
-
足立らど ...
散文(批評 ...
4*
23-9-15
shoot_or_tea
-
竜門勇気
散文(批評 ...
2
23-9-4
木漏れ日と風
-
荒井 修 ...
散文(批評 ...
3
23-5-31
PC周辺の憂鬱
-
墨晶
散文(批評 ...
3+*
23-5-2
女學生日記_六十四
-
TAT
散文(批評 ...
2
23-4-15
詩のこと、言葉のこと
-
由比良 ...
散文(批評 ...
5*
23-4-15
女學生日記_六十二
-
TAT
散文(批評 ...
1
23-4-5
女學生日記_五十九
-
TAT
散文(批評 ...
1
23-3-20
女學生日記_五十五
-
TAT
散文(批評 ...
1
23-2-19
「クレクレ星人が師走に想うこと2」
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
2*
22-12-28
どうか咲いていて
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
4*
22-12-12
「クレクレ星人の独り言6」
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
2*
22-12-11
終戦記念日
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
2*
22-12-4
「クレクレ星人の独り言4」
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
2*
22-11-24
はじめから手遅れ
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
3*
22-11-21
「クレクレ星人の独り言2」
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
3*
22-11-11
1
2
3