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春の頃に出会えた音楽が
夏にはリズムとなり
秋には踊りだし
冬に転調をする
誰もしらない千年をばらばらにして
地図のうえにはりつけたら
まるい太陽に焦がれて浮き出た
あたたかい染みのよう ....
母さんいつも山のなか
池のそばに立っている
時々遠くの海をみて
あちらのほうへ手を振った
母さん海が好きだけど
父さん山が好きだから
ふたりは山を降りないで
仲良くふたりで穴 ....
海には朽ちるということがない
からだのなかに
列車が走っているって
わけのわからないことを
あなたはいうけれど
誰もいない
きっとあふれだしている ....
落書きは消さない
向かい風にむかって
ときおり模様を懐かしむ
みあげた空がいとおしいなら
転べ、青い獅子
記憶にとどめたい
最後の絵を抱えて
きもちとか
こころとか
せかいとか
いのちとか
それからあいとか
まちがっても
ことばでは
いえないようなこと
ひとつの花のうつくしさを
つたえることばは
つねにたりな ....