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空っぽのポッケに突っ込んだ

両の手が凍えている

空っぽのこころに突き刺さる

午後の陽射しが痛い

いつも探しているのは暗闇なの

もぐりこめるところなの

私を隠してくれ ....
さながら粉雪の如くに



枝から離れ舞い落ちる



音もなく



澄んだ気配の中を選びながら



音はなく



さながら春の名残花の如くに


 ....
彷徨い歩く

今日も

現の森を

消そうな歌声

蘇らせるために

でも 悲壮感は

希薄 なんだか

楽しい 遠足みたいで

スキップしたくなる

待ってい ....
新しい季節を連れて来た風

明日は何処(いずこ)へ吹いてゆくのか



透明な唄が聴こえる

果てしのない遠くから

あれは知ってる唄

懐かしい声で歌ってる



新 ....
雨降りの午後

日曜の午後

約束キャンセルの

電話が鳴った

私もキャンセル

したかった

とってもとっても

ちょうどよかった



雨降りのこころ

 ....
黒のお茶に半月浮かべて

トースターでパンを焼く

焼く順番で喧嘩になって

お茶の色で喧嘩になって

バターが切れたと泣いて

わめいて 子どもの朝が

船出する 半月が ....
秋空に浮かぶ雲のよう

どこに行き着くのかわからない

枯れ枝倒して道決める

北へ

南へ

東へ

西へ

風と加減と運が決める

どこに行き着いても構わないから
 ....
まだ幼かった頃には

確かに別世界への入り口だった

あの古い橋 よく

行ったり来たりして遊んだっけ

今の背丈で眺めてみると

なんて小さくて短い橋

なんて細くて切な ....
お陽さまの輝き集めて

袋に詰める

いっぱいにするの

輝きで いっぱいに

するの

それを部屋に持って帰って

そっとそっと 眺めるの

手にとって 可愛がるの

 ....
乾いた風吹き抜ける頃

地平線の向こう側を想う

手を伸ばしても届かない

叶わぬ夢のような



湿った風とさよなら

水平線の向こう側を目指す

願いはどうしても届 ....
煌めく石ころを右のポッケに

大切にしまいこんで

輝くお星さまの残像を左のポッケに

もっと大切にしまいこんで

両の手は空けたまま

どこまでも追いかけていく

それは未知 ....
音楽が聴こえる

それは海のさざめき

貝殻の伝える記憶

次の子らに残すために

仕舞い込んではいけない

次の子らに残すために

貝殻の伝える記憶

それは海のさざ ....
夜明けには まだ遠い 眠れない夜

夜明けが近い もう眠らない夜

もうすぐ聴こえる 早起き鳥の声

もうすぐやって来る 新聞配達



夜明けには まだ遠い 眠れない夜

夜 ....
あの娘(こ)を呼ぶ場所は無い

無限に続く螺旋階段

空まで届くかな

空なら招くだろうか

あの娘の場所があるよ と

縋ることはしない

頼ることもしない

アテも無く ....
こころを金庫に

預けて旅に出た

何も持たずに

こころも持たずに

ねこだけ連れて

出逢いの無い旅

知っている街

知らない顔

ねこだけ連れて

出逢いの ....
此処は星降らぬ都会

星の住まぬ都会

星の住めぬ都会

星に見捨てられた都会



緩やかな風が歌うよ

今宵も子守唄

お星さまきらきら

お星さまきらきら

 ....
隠してなんかいない

見たければいつでも見るがいい

この傷痕

今では「痕」だから

痛みは無い

ただ残っているだけ

隠すつもりも無いし

見たければいつでも見る ....
鶴の一声歌うよりも

雀の千声歌うんだ

天まで届け この唄届け



鶴でなくては駄目ですか



束になってかかっても

ただ空しく 響き渡るは夢の夢

それでも  ....
違和感はつきまとい
暦はいつだって市民のためにある
権利と義務とをリボンで束ねて
道と名づけ
手渡してくれる約束とは
すれ違い続け
なのにもうすでに私の上には
屋根がある
床も窓も扉も ....
アネモネの咲く日
春は告げられる
ほらあの丘にも
あの岩場にも
碧色のきみとの約束にも

鳥はヒバリであるとして
同じようにきみもわたしも
名づけられる
かつてうたわれそこねたけれど ....
立春を待ちながら
冬を抱きしめる
いとしさに狂い惜しむ
十月にも秋を惜しんだけれど
秋は秋なのだと{ルビ悟=し}ってもいたから

立春を願いながら
冬と心中したい
できることならば秋も ....
今夜は淋しいよ
いくつもの夜に独りだったのだけど
今夜はおかしなほどに淋しいよ
友人と喧嘩したわけじゃない
さよなら もなかった
夕ごはんにパンを食べて
それからブラックじゃないコーヒーを ....
生きていれば二十七歳
二十五歳まで生きるものよと
微笑って言ってくれる小母さんも居たけれど
十二月の空はあおくあおくあおかった

十年の月日が流れ 忘れられない
あなた以外と暮らそうなんて ....
身内無し
寄る辺無し
何も無し
無しは有る

愛知らず
恋は捨て
人見知り
でも友が

夢ばかり
追うばかり
きみたちを
追うばかり

道を行く
三叉路は
いつも左
 ....
文通みたいなことしてる
ほんとは知ってる君の若さ
君にもほんとはわかっているのだろう私
それでもエスコートしてくれる紳士みたいに

恋ではないと思ってみたい
これは恋だと思ってもみたい
 ....
文通みたいなことしてる
ほんとは知ってる君の若さ
君にもほんとはわかっているのだろう私
それでもエスコートしてくれる紳士みたいに

恋ではないと思ってみたい
これは恋だと思ってもみたい
 ....
あなたはそらいろ
みあげると暖淡とほほ笑んでいる
ひかりたちのふるさと
あるいは
あなたはひかりかもしれない
わたしの夢のなかまでも暖淡と
何もかもに頷きながら
あかるさほがらかさを配り ....
こころの海が凪いでいる
お魚たちはお昼寝中
釣り人の居ない海だから
夢のなかまで夢のなか
おなかの空かない海だから
互いに興味を持ちあわず
とわのお魚お昼寝中
とわのとわまでお昼寝中
 ....
心を一つ地球に残し
宙には星が二つ増えた
わたしにしかみえない
星が、宙に、二つ

四季の銀河へ夢の旅
片道切符で行ったのに
目覚めればいつもの部屋
いつもの部屋 いつもの部屋

 ....
変わらぬ思いを誓い合うために
少女と手をしっかりとつないでその泉を訪れた
母と子のように見えても実は
一卵性の独りっきり
ほとりに辿り着いてふと気づく
少女がいまにも泣き出しそうなことに
 ....
1486 106さんのもっぷさんおすすめリスト(48)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東京ゲーム- もっぷ自由詩1*19-11-20
序曲- もっぷ自由詩1+*19-11-19
待っていて- もっぷ自由詩2*19-11-19
季節風- もっぷ自由詩2*19-11-19
日曜の午後、ひとりが已まない- もっぷ自由詩3*19-11-18
或る喜劇- もっぷ自由詩3*19-11-18
ここでさえなければ- もっぷ自由詩1+*19-11-15
帰る気なんてないのに- もっぷ自由詩2*19-11-15
お陽さまの輝き- もっぷ自由詩1*19-11-14
このまま何処かへ- もっぷ自由詩1*19-11-14
同じ夢を見るの- もっぷ自由詩4*19-11-11
海を聴く- もっぷ自由詩2*19-11-6
夜明け- もっぷ自由詩3*19-11-5
秋だけを連れてやってくる- もっぷ自由詩3*19-10-31
ねこだけ連れて- もっぷ自由詩2*19-10-31
星降らぬさと- もっぷ自由詩2*19-10-31
漫ろ雨- もっぷ自由詩3*19-10-28
雀の声拾い集めて- もっぷ自由詩3*19-10-27
Disposer- もっぷ自由詩318-2-11
アネモネの咲く日- もっぷ自由詩418-2-8
すみれ日記_01.26- もっぷ自由詩818-1-26
今夜は淋しいよ- もっぷ自由詩417-7-6
七月、七月。- もっぷ自由詩317-7-5
- もっぷ自由詩217-6-30
小夏の恋- もっぷ自由詩317-6-29
小夏の恋- もっぷ自由詩317-6-29
あなたはそらいろ- もっぷ自由詩6*17-6-22
- もっぷ自由詩317-6-21
心一つ、星二つ- もっぷ自由詩7*17-6-19
すみれ日記_06.17- もっぷ自由詩317-6-17

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