「ぼくの二本足」
ハァモニィベル


雲のなかを行く鳥も
目を開いたまま
プールの中の子どものように
夢を凝視していた


よく見えもせぬまま
あの日もいまも
部屋の中で遥かな空を行く


誰かが描いた街を
いつか、ぼくも訪ねる
その青の意味を
知ることも識らずに


真っ白な街をさがして
きょうも
真っ白なまま






自由詩 「ぼくの二本足」 Copyright ハァモニィベル 2017-06-08 21:15:50
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