すべてのおすすめ
夜風
白銀色の月光り
かじかむ指先の、爪に落ちて、ちいさく照らし返す

甘い潮の香

はなうら 花占 花占ら
月明りの浜辺に咲き
揺れている花々を
一本一本摘んでは花びら千切り
時 ....
顔を背けながら

俺はお前を愛している
お前も俺を愛している
私は貴女を愛している
貴女も私を愛している

殺しあうように絡み合う双頭の蛇で、狂うように罪の果実の香に犯されているのを人々 ....
ときはふらりとたちよって
触れるだけ触れて 去っていく

かなしみに火傷

体ごと持っていかれそうになる そのときに
飲まれては 足掻いて

手をさしのべるのはだれ

ふくふく小さ ....
人は反射する鏡なのです

だれかをよわいと思うとき
わたしがよわいのです

だから感じることをやめなければならない
わけではない
人はほんとうには
神器そのままではありえないから

 ....
庭でとれた夏蜜柑
刃元で厚い皮に線を引く
ふくいく

薄皮はぐと
黄王がぎっしり

時間の結晶をたべる

からだに飾れなくても
どこにでもきれいな宝石がある

スーパーの帰り
 ....
庭でとれた夏蜜柑
刃元で厚い皮に線を引く
ふくいく

薄皮はぐと
黄王がぎっしり

時間の結晶をたべる

からだに飾れなくても
どこにでもきれいな宝石がある

スーパーの帰り
 ....
笑っているうちに
削られ 壊れて
きっと愛とはそういうものなのね

なぜ なぜ なぜ
がらんを抱えて
胸の穴 大きすぎる

喉の乾いた砂漠

たくさんの風がわたしを通り抜けた
雨 ....
ちいさな公園で
ブランコをこいでいる
あれはともだち

ほうりだされたカバン
あそびすり切れたクツ

おりおりのかわいい花
うつりかわる葉のいろ
近くなる遠くなる空
すりむいて熱い ....
1486 106さんの田中修子さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はなうらら- 田中修子自由詩21+*20-11-8
半身たち- 田中修子自由詩4*18-2-25
金の鳥の羽に月の小指- 田中修子自由詩10*18-2-12
曇る鏡- 田中修子自由詩9*17-6-28
なつみかんとおとな- 田中修子自由詩10*17-6-8
なつみかんとおとな- 田中修子自由詩10*17-6-8
風紋- 田中修子自由詩217-6-4
さよならブランコ- 田中修子自由詩13*17-5-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する