Stop
Safe

Go
Ah-
思い出すから
記憶なんだろう

過去の記録がヒトの脳内に蓄積される
その大半は埋もれたまま埃を被るに違いない

過去の痛い記録を

忘れる事によって人は安らぎすくわれるのだろう

 ....
 耳朶の下に隠れていた子鬼がふいに現れPCをシャットダウンさせてしまう。ふり向くと堆く積まれた原稿用紙がある。どこからか蝿が飛んできて、用紙のマスの中に不器用に死んでいく。促されるようにCDの記録層に .... 目を瞑ると
さっと広がる
闇のなか
光の気の熱の子が
くらげのように
浮遊する
泡立つ
暗い意識のなか
触手を伸ばしたり
縮めたり
反発したり
共鳴したり
それは忙しい
流動 ....
ワイワイ微笑むんじゃないよ
在りし日のレストランで
見せてたような笑顔
全部がそれなりになってゆく
そんな風におもえた頃

今の自分には
両手で受けても
こぼしてしまいそう
あふれす ....
誰も聴かなくてもいい
そんな気分さ
俺の客は上等だから
メッセージソングを歌う
ふりをして
上質なジャイアンリサイタル
ポエトリーそんなもんだ!
客イコール朗読者なんて
まあ
世間的 ....
マフィンが
きょうは
すごくかたい
あした世界がおわるからかな

熱いポット
たべようよ
声がする
わたしは今
靴下の編み目にいる
グザヴィエドランの映画みたく


君に贈ったプレゼントと


君からもらったプレゼントが


最後には


ぜんぶ空から降ってくる


ひとりきりの


水曜の
 ....
鏡は水製がいい
こどものあしおとで
目を覚まし
こまやかにブレては
すっかり世界を
ちがった風にもできるだろう

海はポジティブでいい
波のフーガに
くじらの歌に
鮫の鰭やら珊 ....
漁港にひしめいた
マストが
祝祭のように
日常を震わせる。

青年は老人に
釣った魚は逃がすと言った。
地球の重さを
変えたくないから。

団地に干された
数百のお布団から
立 ....
どんよりとした
鉛の雲の切れ間から
青が光って覗いている
俺はくたびれ脱力して
道端に腰掛けている
わけの分からない宣伝カーが
ゆっくりと通り過ぎて行く
ひんやりと動かない空気
傾きか ....
いったいどこに連れてかれるのか
路地という路地
通り続けて何時間
今までになかったことが
起こっているのは確か

とにかく一人では
起きなかった事件
それでも自分の意思が
なかったら ....
日がな一日
謎は謎として取り残され
私は五感の縛りに沈む
思いは鬼火のように揺れ動き
逃れる的を掠めていく
現象する本質を
律動する思考を
掴みかけては取り逃し
夢の底で溺れている
 ....
「墓石」

それはいつからかはじまり気が付くと終わる
そのようなものをさがしたら
じつにそのようなものしか無く
それはすべての核部へ到り
かつぬけてゆく風やうたであった
なので却って太陽 ....
憧れは橘って苗字で、漢字1字で4音の響きが格好良くって。
まぁ橘にはなれずとも、その内に僕も、屍にはなれるだろう。
日差しがやけに暖かくて瞼を閉じた
こんなことしかこんなことだけ心に抱いて歩いていくだけ
さよならを温めるだけの今も
みっともなく伸びた影二つに夕暮れ落ちて
小さな心を確かめる
今触れなくて交 ....
マンネリ
いつも
景色



記憶
思い出
あのころ
既に心の中で暴れずにそっといきづいている(煙草) とある公共放送の番組で二本のドキュメンタリーをみた。ひとつは海外で創作活躍をしている画家ともう一つは日本で人気のあるバンドメンバーの音楽家だ。そのどちらも若いクリエイティブな創作家であることには違 .... 海の見える窓は
花瓶と 古びた鉛筆の
水中のような色の部屋だ
幸せを運ぶリモコンで
僕は そして
テレビに目を閉じさせられていた
過ぎた日の でも 僕は
友達の残した言葉に微笑んでい ....
権威者は、口が軽い。
権限を持っている。それだけで口が重い。

その関数によって開示する。
「生」と「法」の弁証法。

主権者のための政治の彼方へ。

それはたぶん逆説ではない。
 ....
夢からめざめたいのか
現実から逃れたいのか

テリウム
いつまでたっても
進化も退化もしない
不活性なテリウム

真冬だというのに
窓辺で寝入ってしまうなんて

約束の時 ....
「自分たちが道、真実、そして光を見いだしているような気がした」
(スコット・ギャロウェイ著『the four GAFA - 四騎士が創り変えた世界』)

たいへんな言論統制の嵐が吹き荒れている。 ....
知ったことか、阿保。
お前の事なんか、知らねえよ。


知ったことか、安保。
お前の事なんか、面倒見ねえよ。


元々、広い海挟んだ、ちっちぇえ島国の
お前なんか、旨味があったから付 ....
世迷言のだもうどしゃべらぃでも
心のまま、心のままよど
思うで来だのみにで

何が間違うだのが
そりゃ何がは間違うだるべ

日ノ本の国の
日昇るべど沈むべど
何も感ずられぬままのふと ....
詩は
トランポリン
跳ね上がる分だけ
沈むから

詩は
いんげん豆
筋を取らなきゃ
喰われない

詩は
動物園
雀の檻も
ちゃんとある

詩は
となりのお爺さん
何歳 ....
朝から何もしていないけれど
その空白の間を
誰かが駆け抜けて行けば良い
メトロノームが振るように
いつか出会える音の前で
正直になりたい

足を伸ばせば
地面が足りなくなるから
膝を ....
浅瀬に祈る言葉遥かこの世の果てに点いて消えるは彼方なり
明滅する髪対極になびきて
五行歌えぬこの身なれど言葉落として空を見る
飛ぶ鳥は果て無い想いを絶えず抱き心の重さに瞳濡らすの
手を伸ばせど ....
なりたいものは差し向かいにて箸を動かす古女房 大晦日にだけ現れる道歩く


蜘蛛の巣につかまった風 ゆれている


雪がふる 時が止まったように白


窓ガラス あなたが星を描いただけ
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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