五十も近くなって

懺悔の意味がわかりはじめた

世の中は夢まぼろし

そこにとらわれていたら

真実と同居できない


夢まぼろしにとらわれてごめんなさい

真実と同居して ....
秋、ひとつ

秋の夕べは鈴虫が鳴く
静止する赤トンボをぬらす
虹かける公園の噴水
ながめ芝生で寝ている

少年のとまどいを笑顔にかえる
木の枝に吊るされ ....
弱くなれない弱さがあることに気づいたとき
肌にしみこむように弱さが人に隠れていく

強いと弱いが両極にあるからと

全てのことを二極化にしてしまえば

きっとずっとそれに気づけない

 ....
まるで私が
死ぬの待ってたみたい
バス停で3分前に
息を止めた君の抜け殻が
僕の首を締めながら喋りまくる
うんざりな騒音が雨音の合間合間
鋏の形の指をして
風景を、窓や車輪や雲の向こ ....
調子に乗って
有頂天で
失敗する
恥ずかしさは
100万倍だ

だから
「ヤバい、俺調子に乗りすぎているな
もっとしおらしくしよう」と思う

しかし
あんなに居丈高だったのに
 ....
塞がれた傷なら
新しいほど
ほの明るい

命と呼ぶには薄すぎる
生まれたばかりの緑の雲母は
はかなげに震える風の欠片

アスファルトに跳ね返る
光の刃が
明日には切り刻むだろう
 ....
夜風たのしい

思い出す当たり前のこと

当たり前は当たり前ではないこと

夜風さびしい

思い出す傷つくこと

傷つく体力ももうどうやらないこと


夜がはやい

ビル ....
「起きたときコーヒーのもうよ」25時「恥ずかしくない?」手でかおあおぐわ

稲光り 朝のコーヒー飲みながら 今日この佳き日のにがにがブラック

門真には緑の駅前ホテルあり み みどりて ....
此処が何処だろうが
誰が誰だろうが
私は私だ
宇宙を横切り
宇宙大に広がり
あらゆる処に点在する
在る処の私だ

人はもはや帰属先への執着を捨てていくだろう
人は自らを異邦人として見 ....
好きになっていく

好きになっていくと

ある朝そらに一面に

きみの胸像が浮かぶ

それはふたか宇宙だ

きっと宇宙のほうだ

好きになっていく


まだ蒸し暑いけれど ....
からだが、あたまが
ことばでほうわじょうたいになって
もの、すごい、吐き気
けれどかたちをなさないことばたちには
市民権があたえられない
リアルに、はきたくなって、くちにゆびをつっこむ
ご ....
生きる事は
何かを誰かを
あやめる事
奪い奪われを
繰り返す事

それに疲れた人達は
ドレッシングだらけにしたり
クジラを守ったり
条件を出したりして
脱出を試みる

全てには ....
ある日
詩人の詩を読んで
自分は詩人であると知る
ある日
詩人の詩を読んで
自分は詩人ではないと知る
ある日
同じひとりの人が

そんなふり幅で
弦も響いて
からっぽだから余計に ....
夏には 黄色い向日葵
昼には 大きな 太陽

光の色合いは
凡そ そんな イメージ

歪んだ心を もっと傾げて
肩凝りが する位に 曲げた首を
何とか 支えたいと
頬杖を付く
 ....
入眠幻覚が
幻想を生み出す
ひとつの要素であるとすれば
まともでいるためには
人は覚醒していなければならない

そういう意味で自称詩人は
常にうつらうつら寝ぼけているか
脳がスカスカに ....
飛び交う言葉達 
物凄いスピードで
頬をかすめる 
鮮血
赤 紅 朱
忘れ消えてゆく者たちを
追うことはない 
放っておけ
やがて降りてくる
生を確かめるように
思考 妄想 想像
 ....
気持ちまで
負けたら
致命傷になる
おもちゃが壊れて
なきだした
子どもみたいに
舌の奥に
にがみを飼っている
ながい雨のあとに
咲いた花で
つむぎながら朽ちた
花束みたいな
そんなうたをいつも
おまもりにした
 ....
夥しいツノの群れが
君の皮膚の上を這ってゆく

生焼けの空が爛れている
膝の上の夕日を何度も剥ぎ取る
未だ白い三日月を突き刺して
悼みが止むまで雨を飲み込む地面
爪先で詰って
ポケット ....
秋になったら秋
雪が降ったら雪
自称詩人のクソつまらなさには
縄跳びを首に巻いて
左右から2人で引っ張ってやりたいぐらいです

夏が終わって
ノースリーブが消えて行くとき

恥ずかし ....
なにも見えない
いいとこなんて見てない
そんなとこ見なかった
葉月。の海月から、棘言葉を聞いた。


雨水が海面を打ちつける、
飛び込み方、を間違えれば、打身。

そんな海原をみてい ....
虹の根元を今日の夕暮れ初めてみた

輝く太い白柱、虹の弧を支え
余りにリアルなその立体の佇まいに
遠い遠い常世から
       繋がり報知する
   そのサイン 
確かに見事に聳え立ち ....
反核の連中は
今こそ立ち上がって
ブタ王国に乗り込んで
ピョンイヤ~ン、あんたも好きねえ~
辺りで
盛大にデモやれや
まあ、ピョンイヤ~ン、あんたも好きねえ~
じゃなくてもいいや
国会 ....
半分眠って、半分起きている体の
そのちょうど真ん中に、ひとつの花が咲く。
咲いた瞬間に枯れてしまったその花の、真上にまた重なるように、同じ花が咲いて、しばらくしてまた、その上に花が咲く。
下から ....
水彩のように
やさしい それは儚い夢

水滴がひとしずく
滲み広がる ひとり浮遊する

白い光が渦を巻く
それは不思議

なんなのだろう
ここは何処なのか 風がふく

懐かしい ....
夏の暑い日
しょっぱいおっぱい飲みたい
ぼくは泣いているのに
どうしてひとり置いてくの

病気がちな ぼくを
病院まで連れて行く
握った手が いつもより固く繋がれて
いつもより ....
蝉の殻が凍る
日没
静電気だらけのコートを着る
日没
じゃらじゃら冷たい硬貨を取る
日没
人がすれ違う 人が追い抜く 人が追い抜かされる
日没
前の人が付けているマスクが白い
日没
 ....
雨が
矢のように降る
雨が
鉄砲玉のように降る
天が
地上を
攻撃しているようで
怖い!
詩を書く
死を嗅ぐ
初秋の空
ぽっかり
青仰ぐ蒼
鬱屈狂気
吐き出し
開く天蓋
陶酔境地
記憶喪失
漆黒の宇
未知の途
迫る獅子
詩の死の
洗礼浄化
入水浮上
起死回生 ....
バーデン先生と
ワグナー先生が居た
叩かなくてもいいじゃんと
ブルマが買えーーんが口癖だった
風呂に閉じこもって言うのがバーデン先生
ストを決行しながら言うのがワグナー先生

まがい物が ....
空丸さんのおすすめリスト(4850)
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