英語は嫌いである。
その言葉には倫理が内蔵されていないからである。
 ・・・・・なむ・・・きょう・・

 静かに落ち着いて聞いていると

 ところどころにしか聞き取れる言葉はないけれど

 手お合わせかみしめていると

 水のように心に体に

 ....
今日は葬儀告別式に参列する
兄が今週亡くなった
姉から電話があった

丁度妻とスーパーマーケットで
買い物してる最中の訃報だった

驚きはなかった
事前に
すでに余命はほぼなくなって ....
たとえば
詩人は
行間に暮らすマルクス・アウレリウスだ
鷲の目で彼は
位置補正に躍起となるが
彼の魂は複雑過ぎて
民衆には手におえない
罵言と祝詞の人
それが彼
理性は上辺に過ぎない ....
月のない晩に涙の人拾う


透明の仔猫拾って新聞紙


あくびして痛む顎もつ焼き魚


満月を放って収まる腹の虫


引き潮のレコード盤と海なし県


今日というお地蔵さ ....
ワンルームマンションに独り月氷る

夜寒さのなかで飲む水割り焼酎

沈黙を白く照らして冬の月

月光に抱かれ眠る子等の夢
夜は虚ろなくらげ模様
太古の姿に後退し
触手で宇宙と交歓する
共感したり反感したり
寄り添ったり離れたり
形象渦巻く意識の中を
ふわふわふわふわ渡ってゆく

(表象意識は鈍くなり
わ ....
1920年代も不安だった。
ハイデガーの哲学に希求した者たちも多くいた。
2020年代、世界は危機である。
でも日本はあいかわらずである。
イスラエルはいち早くワクチン接種している。
日 ....
最寄り駅から電車に乗って
その朝妻と二人で東京ヘでかけた
各駅止まりの普通電車さ

いそいでいた訳じゃない
たいした用事でもなかった

遊びがてらに銀座まで宝籤を買いに行ったんだよ
も ....
母がデイサービスでお世話になっていた、
ホームの方がテレビニュースに出ていた。
PCR検査の件だったとおもう。
ホームはうちから10分ほどのところにある。
自分もリハビリをやろうとおもって ....
 探してみました

 本当に必要なもの

 生きていく上では食べ物

 次のものが浮かびません

 考えていると

 悲しくなり

 寂しくなり

 探してみました 自 ....
蠱惑的な景色への誘いは
喉元を潜る琥珀の液体を凌ぎ
やましさとやさしさ混じりの過去

泡沫という支配も
早鐘を打つ心に増して
とみに私の眼差しを揺する

闇雲に尽くしても
闇雲に求め ....
やってねえよ

オレじゃねえ

本屋で本積み上げてレモンを乗っけてきた?

何の為に?

知らねえよ


やってねえよ

空いっぱいにフランスパンを浮かべた?

どうやっ ....
一押しのモヤモヤ
多分、現すに満たない私の表現力は
見る者を選ぶかもしれない


正体を見るにその主は
大は宇宙の様から
小は感情の機微まで

高みから見れば何とはないが
澱んだ眼 ....
鮮やかな轍を残しつつ
決して姿を現さぬもの

底に沈んだ泥団を
清められた手で掬い上げ
透過する心の底
遥か彼方の源頭に
耳鳴り繁く接続する

見えないものと見えるもの
貫き生きる ....
丘の上には公園があり
たくさんの日曜日が植わっている
真っ白な小さな手が花のように開き
その上に我が物顔で日曜日が
乗っている
自転車を押して登らなければいけない
花梨がまだ実を手 ....
昨日から
降ってはときおり止んで
降り続くから
朝か夕か分からなくなる
冬の雨は
うすぼんやり温かい
雪になりそこねた雨に
ずっと昔にも出会ったことがある

時間のあわいのような色の ....
その昔
経済事情で
人権を売る人身売買でも
心の中は売らなかった

それが今
ネット上で
出会いを売る人選売買では
心の中を先に売る

買える心が欲しかった
買えない心には
出 ....
人類史上初めて
人工知能の大統領が誕生した
民衆からは
AIジョーと呼ばれている
半年前にコロナ感染死した
民主党のジョー・バイデンの剥製に
人工知能を有したロボット「C-robot19」 ....
「過去から歩いてきた血液」

十四の頃眠れず、深夜に目覚まし時計の強化プラスチックの蓋を無理やりこじ開け、中の秒針をもぎとった。その時不用意に人差し指の腹の部分を切ってしまい、少なからず失血があっ ....
どうせなら酒色に溺れて、あげくの果てに人生を棒に振ってみたかったな
そんなすくわれようのない生き方が痺れるくらいにかっこよく思えたからさ
その方が文学を志す者の一人としていい肥やしになるんじゃない ....
数式で「ブラックホール」をみても、
心は沈まない。

将棋で「▲7七金」をやられたら、
心はきんとんうん!
絶望を書いて
絶望を試し
絶望に生き
絶望に倒れ

絶望的に笑う

夢を見て
夢を描いて
夢に見られて
夢に壊れて

夢幻は彼方へ

自分を晒し
自分を無くし
 ....
暗い通路 藍の窓 部屋の番号は変わらない
何度も何度も 同じ電気メーターの横を通り過ぎた その回数分 すれ違った街
見慣れた漢字を掲げる看板はわずか 送りがなや繁体字は ながくて こみいっていた
 ....
暗闇に蒼白い河原の
小石夥しく静まり返り
流れ澄む川は無音
黒く光る水面の異様
恐るべき氾濫を孕み
奥まった沈黙を保つ

決して終わらない不安は
この沈黙という深い謎に
剥き出し曝さ ....
今日もふらふら
音のない家へ帰る男の背中は
言葉にならない寂しさを{ルビ醸=かも}し出す  

〈人生はひまつぶし〉と嘆く男の一日は
二十四時間ではなく 
長さの計れぬ夜なのだ 

こ ....
あなたが深く絶望するとき
世界は絶望するけれど
その世界はぼくの世界とは違うのだけれど
そのことでごめんなさいと思うのは
あなたの絶望の世界のなんだろう
ぼくは
まあこんな人間でやってきた ....
自分はもともと
オリンピックに興味がない
しょせん人間の体力がいかに
劣っているか
それだけのこと
イルカに勝てるかい
チーターに
ゴリラに勝てるかい
ウイルスにだって
勝てやし ....
  *

新年の夜が深まり
姿を持たぬ思考たち
五感の縛りから解き放たれ
星空の下で踊り出す
遠い過去へと遡行する
魂の営みの始まりだ
透明な窓辺で落ち合って
僕ら、それぞれの旅に出 ....
なくしたことさえ忘れてた
時計が引き出しの奥で
止まらずにずっと動いていたんだ

なんで
なんで
止まって
しまって
いなかったんだろう

ずっと
ずっと
動いていたんだろう
 ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
英語嫌い- ナンモナ ...自由詩2*21-1-30
お経の響き- 佐白光自由詩3*21-1-30
悲しみに- こたきひ ...自由詩321-1-30
詩人はどこにいるか- 道草次郎自由詩5+*21-1-30
人拾う- 道草次郎俳句321-1-29
冬月夜- ひだかた ...俳句521-1-29
幻視くらげ2_夢我- ひだかた ...自由詩521-1-29
哲学などいらない- ナンモナ ...自由詩4*21-1-28
最寄り駅から電車に乗って- こたきひ ...自由詩721-1-27
ローカルなニュース- ナンモナ ...自由詩2*21-1-26
探してみました- 佐白光自由詩1*21-1-24
栄光と挫折__~カタチを変える誘惑に~- 二宮和樹自由詩121-1-24
供述- 墨晶自由詩5*21-1-24
不確定なモヤモヤを、拙く認める- 二宮和樹自由詩221-1-23
- ひだかた ...自由詩521-1-23
同一テーマにおける3つの変奏「てがみ」- すいせい自由詩321-1-23
あわい- そらの珊 ...自由詩9*21-1-23
人心売買- イオン自由詩3*21-1-23
AI大統領- 花形新次自由詩321-1-23
過去から歩いてきた血液__他一篇- 道草次郎自由詩321-1-23
どうせなら酒色に溺れて- こたきひ ...自由詩721-1-23
ナニコレ- ナンモナ ...自由詩2*21-1-22
滅却- シホ.N自由詩221-1-20
想不开(ゴル投稿修正版)- 高橋良幸自由詩2*21-1-20
月下- ひだかた ...自由詩721-1-20
夜の信号- 服部 剛自由詩321-1-20
水は流れるところへ流れる- 道草次郎自由詩7*21-1-20
勝てやしない- ナンモナ ...自由詩3*21-1-19
詩的認識ロンのために- ひだかた ...自由詩521-1-19
勿忘草- トビラ自由詩3*21-1-19

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