街灯の下で
佇んで
気づけば乾いた眩しさ
スマホを
みても
ボンヤリと
息をしてる
あっちへ行けって
開放感
が髪の毛の頑なな過去を
ほどいている
髪、乱している修羅場 ....
てんじょうから染め物を垂らし ろうそくと鏡が揺れる小屋の もうとっくに知っている怪談に 肩をよせて聞き入った作法が
いとおしい


夜店のカラーひよこに触れた鮮やかな記憶 金魚を入れた袋の向こ ....
なつのいちばん平なところへ
わかい鳶がよりそって
切り裂くようにとびたったなら

さんざんひかりに照らされて
得体をなくしたさびしい熱が
誰か誰かと呼んでいる

正直なものが高くと ....
仕事を終わらせて帰宅しても
疲れていない体が欲しい
ビタミン剤や黒酢ニンニク
そんな手だてはもうイヤだ

恋の炎 燃やしてみる?
古い日記に潜んでた私の恋は
熱かったね

ここ ....
いい臭いがする。
もぎたての臭いだ。
もいだ手も臭ってみる。
いい臭いがする。
もぎたての間、いい臭いがしている。
している間、もいだ手も臭っている。
もいだ唇をもぎりとってみる。
 ....
空があり風があり
時は世界樹をかけのぼって
あしたへとながれてゆく

だれかが小ちゃなブルースを
奏でているような気がしてでもそれは

ぼくの知らない紫の小花の群れだった

月への梯 ....
隠れ家のような住み処から生まれるものたちの
軽やかなでんぐりがえし
ひんやりとした土間をころがり 野原に消えていくものたち

わたしの貧しさが豊かさにてらされたものではなく 煤けた壁やゴザ ....
思い出の欠片も落ちてはいない
生まれて初めての南の島
君はそこで何を探したのだろう

たなびく細長い雲に薄くスライスされながら
溶岩のような輝きを溢れさせ沈んでいく
座間味の濃い夕陽
崖 ....
夏には何かと、ソウゾウしい何かを、
そんな何かを、心待ちにしたりして、
自分の時間を、費やしたりしたりして。

       昼寝でもすればいいものを、
       遠くで鳴っている雷 ....
いつまでもこねこみたいにすばしこく
好奇心旺盛で
無鉄砲で無心で愛くるしくは
いられない


おとなの猫ならそれなりに
用心深く疑り深くまた思慮深くもなるのだ

物事には裏があり
 ....
外気温が37度としゃくにさわるほど暑い
8月となったなら下手な言いわけもできない
昼メシは、冷やし中華かチャーハンか
すると横から
アロハの男、ああ

ふらりと無責任にあらわれて
どこへ ....
夏の汗ばむ憂鬱が
青い大空に溶けていき
肉感的なこの季節を
今日もまた掻き回す
物憂げにゆっくりと掻き回す

私の双極性障害は
このもったりとした視界のなか
ふるふる震え記憶を辿る
 ....
ストレスが溜まることなく生きている世の中の渦に巻き込まれない

都会から離れた場所で暮らす日々自然の声に耳をかたむける

寒々と海岸沿いの道歩く考えている内容が寒い

何もない田舎の町はた ....
置き去りにされた筆は
黴びて、いいにおいを放ち

窓の隙間から吹き込んでくる青空は
甘く舌に転がりこんでくる
永遠を誓うように

誓われた永遠はキャンパスの上で
苦しみにのたうち回り
 ....
あの人は嫌い
あの人は好き
あの人はどっちでもない

そしてその他には
興味も関心もわかない
おおぜいの人
その他おおぜいの人

あの人は私に好意抱いてくれそうだ
顔を会わせる度に ....
寂れた町の
寂れた市街地には
寂れた商店が軒を並べていた

その一角
寂れた食堂には
すっかり歳をとってしまった看板娘と
厨房に立ってるその亭主が
うまくもないまずくもない
料理を売 ....
でもほんとうにホンキなのか

レイワ新撰組
NHKをぶっ壊せ

テープまわしてんのんチャウカ

のあくまでもお笑い会社社長の冗談を
をホンマやと思い込んだ二人のお笑い芸人 ....
新鮮をたもつことはむずかしい
いつもそれはてもとから去ってゆく

この瞬間の永遠を画布に塗り込めて
とっても地球が重い日にぼくは

だれかの友達 になることを決めたんだ
彼もしくは彼女は ....
崖地から火葬場を見おろす2階建てアパートに生息した 夕焼けのもらい火が6月の風を駆り立てて死んだ
そんな風の噂

あくまでそんな 何処にも届かない声を追い立てた喉を 震わせて
6月から身を ....
ドーナツを食べて
函館へ
とあるドーナツ屋さんは
くだらない公約を
守ってくれた

なんてラッキーな星の下の二人なんだ
そんな幸せもの二人は
そんな安易な旅で
糸くずみたいな些細ない ....
相変わらず、音楽ソフトを立ち上げ
ランダム・ソートを繰り返す。

早朝
雷鳥のから揚げを、夢中で食っていた。
突然のカミナリで、もう一個食い損ねた。

腹いせに、カミナリに怪獣まがい ....
無言のまま
田舎へ
無言のまま
夜の新幹線
無言のまま
神は
地へと失神する

もう
言葉はないのです
日々の中にも
秋津島の昔語りにも
それなのに
 ....
言葉が空を切るばかりだ
のどやかな空の下
芝生がさらさらと
白銀の歌 うたう
静かな公園で
確かに僕は
あなたの名を
呼んだのだが

言葉はなかった

あれは  ....
そよかぜが

うつくしい少女に

恋をした


その長い黒髪に

ふれたとき


あらいたての

シャンプーの残り香のような


フローラルな香りが

ただよい
 ....
私に麻酔が必要だとしたら
私は私を私と呼ばなくなるだろう。

そう思っていれば何が起ころうと私でいられる。

何かが起きると何かも起きる

魚が焼ければ良い薫りがしてくる。
そうす ....
都市伝説じゃなかった。
文字通り、地方か田舎の伝説。だから、信じるもよし信じてくれなくてもいい。

俺の父親はちゃぶ台のひっくり返しが好きだったみたいだ。頑固一徹で癇癪持ちで我が儘で無類の酒好き ....
雨でひんやりした湿気の壁から声がした
私の錯覚が返事をした
夏を越えてぼんやり名月の香りがした

季節は空色に染まり風に運ばれてくる
差し支えのない刹那を1つ盗んで流れてゆく
ただ感覚1つ ....
君は照れ屋で僕は無口で
青空の下で鳥の歌をつかまえて
草の香りを聞いていた

二人言葉はなくても
一つの時間の中にいた

若く美しい葉の隙間に見える
空を丸く切取ったような月を
 ....
小雨は
薄日を乗せて
銀の色

美しく
濡れて照り映えるのは
君のふくらはぎ

白く優しく季節に溶け

小雨は
薄日を乗せて
銀の色
夏の予感を
貪婪に膨らませ


 ....
夕焼けの公園で
見えるものすべてが
影絵になって
私は千切れそうな人形
鳥が巣から見下ろし
虫達が葉の下で見上げる

風が髪をかき上げて
踊れと言うけれど
はぐれた妖精のように
 ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神さまの背中- 秋葉竹自由詩1119-8-9
多く産まれる- DFW 自由詩11*19-8-8
なつのいちばん平なところ- はるな自由詩819-8-8
トキメキ剤- 千 円 自由詩219-8-6
もぎたて- ナンモナ ...自由詩6*19-8-4
8月のうた- 梅昆布茶自由詩1719-8-4
古民家見学- DFW 自由詩7*19-8-3
南の島で君は- Lucy自由詩12*19-8-3
夏乞い- ナンモナ ...自由詩3*19-8-3
うつくしい猫- Lucy自由詩3*19-8-1
アロハの男- うめバア自由詩219-8-1
夏の憂鬱- ひだかた ...自由詩419-7-31
田舎- 夏川ゆう短歌319-7-30
置き去りにされた筆の言葉- 印あかり自由詩1119-7-28
刹那的に- こたきひ ...自由詩519-7-28
寂れた町には- こたきひ ...自由詩219-7-27
ホンマかいな- ナンモナ ...自由詩3*19-7-23
いい加減な- 梅昆布茶自由詩1119-7-22
さよなら、ジューン_アニマルズ- DFW 自由詩11*19-7-20
登り来る機関車の力- 立見春香自由詩419-7-20
7月のソート- ナンモナ ...自由詩2*19-7-18
言葉なき夜- Giovanni自由詩5*19-7-15
夢の中では- Giovanni自由詩3*19-7-15
そよかぜと少女- st自由詩519-7-15
何かが起きると- 幽霊自由詩119-7-15
都市の伝説じゃなくて- こたきひ ...自由詩719-7-15
雨の佇みを拾って- 朝焼彩茜 ...自由詩819-7-14
夏に幻惑されて- 丘白月自由詩219-7-14
面会2_夏の予感- ひだかた ...自由詩719-7-14
マリアベール- 丘白月自由詩319-7-14

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