満ちていた
哀しみ あるいは痛みのように
煌めいて
昨日を潤し明日を照らす
零れ 滴り 流れ落ち
さらに溢れ
駆り立てる
とどめる術もない力で
押し寄せる波
こみ上げる欲望 ....
春に出会う
あたりまえのように
それが君だった
日々があった

見えるものは見えるもので
見えないものは見えないもので

見えるものを二組の目で見て
二人はたまたま近い気持ちを感じた ....
うす紙には夕陽がのっていて
握ると、あわい音がした
ただわらっていたかった部屋で
むりに言葉をはきだすと
それはすごく汚れみたいで
いそいで手を洗いにきたのだが
石鹸は嘘でできていて、 ....
 
エンドロールの途中に
まさかのどんでん返しが
意表を突いたハッピーエンドが
そんな気がして
なかなか席を立てないでいる
場末の映画館

あるいは
アディッショナルタイムの
カウ ....
まち中で、突然込み上げた。

恥ずかしい。人がたくさんいる。
ひとつの木。が朱く色付き照れてる。

まち中で、込み上げた。

苦渋。隠しきらなきゃ崩れる。
あと1ヶ月で去れ。去れ!
 ....
沸かし過ぎたので頑張る
あなたよ
ハワイではバッハが今日も
変態を極めた
冬支度はもう済みましたか
バッハの曲が鳴って居ます
何度も空と海を眺めて
迂回を信じる
あなたよ
頑張っても ....
依存者ほど
「やっぱりアタシがいないとだめでしょう」
とよく言う
僕たちは

祈るという心の支えを

うしなってしまったようだ
なるべく毎日 詩を書こうとして悪戦苦闘
思った時に 思ったことを
詩という形に落とし込めばいいんだって分かっているけど
実践するのは難しい
それでも私は詩を書くのが好き

私の感情は 薬の ....
心のなかの晩秋は
村雨ばかりの降りしきる
そこへわたしは土足で立ち尽くし
自らを裏切り続けている

かなしみ屋の通り道で
一等かなしいラブストーリーを と

けれどいつまでも訪れず ふ ....
僕は、変われないと思っていた。
変われないことが、悲しかった。

僕は、変わった。変われた。変わってしまった。
それでもたまに、悲しいこともある。

変われないと思っていた僕の手を、今 ....
時間に追いつけなくなって
昨日のことが既に去年のことになっている
どんどん時間は短くなって
1日が24時間で
1年が365日だという事実も嘘だとしか思えない
歳をとると時間が短くなるというけ ....
眼前に何かある
私の注意を引く何かが
私はその表面の埃を取り除き
それが逢えなくなった娘の顔写真だと気付く
同時に、
私の魂の奥深い処から
娘への郷愁憧憬願望ない交ぜになった
深く錯綜し ....
私がいない朝
天使が泣き出すから
私はここに居てもいいんだ

私がいない夜
天使が眠れないから
私はここに居てもいいんだ

いつかは この世界を離れる日がくるけど
その日がくるまで
 ....
季節はずれのひまわりが
咲くはふるさと停車場の
隣のコンビニ自転車置き場
むかしかよってガリガリくんを
一夏なん本たべただろうか

ドングリあたまの小学生が
紙飛行機を飛ばしている
い ....
WXYの三文字だけで
君が浮かんだ
昼下がりのマセマティックス
カップサイズが知りたくて
そっと置いたビデオカメラは
先週トーカ堂で買いました

Eカップでもいい
Fカップでもいい
 ....
肩をすくめて
おろすことが
できなくなった

だからもうしばらく
このままでいよう

まだ目眩はしないから
大丈夫きっと

まばたきもできないけれど
しゃっくりもできないけれど
 ....
もうだめ

じゃあないだろ

おおきないんせきが

このほしにぶつかろうと

わるいほうこうに

よのなかがながれていこうと

まだだいじょうぶ

いのちをかけて

い ....
宇宙サイズで見たら

地球が爆発したって

なんにも変わらない

京の命が消えたって

なんにも変わらない


村田諒太がWBA世界王者なったって

季節外れの台風が来たって ....
 ありがとう
 美少女がささやく
 愛しています
 ありがとう

       僕は拳で殴りつける
       美少女の身体は跳ね
       顔面が赤く腫れる


      ....
初冬の初雪の舞う中
風が木立ちの間を勢いよくすり抜ける
山の頂きから頂きに掛けて 
送電線の唸る音が聞こえる
人造湖は波打っている
一瞬ふわっとしたかと思うと
空は洗われ 雑木林は明る ....
重ねてゆくとひとつになる
どんなにたくさんあっても

重ねてゆくとみえなくなる
どんなに綺麗なものでも

重ねてゆくしかない
流されたまま

ここからうまれ
どこへもゆかず
重ね ....
私は大人気ないから
「もうその辺で許してやれよ」
と言う言葉に耳を傾けない
どちらかと言えば
トドメを刺したい

だから今
敢えて
ババアやその周辺への批判を続けます

赤塚マンガ ....
雨はあがった
空をみあげると
久しぶりの秋の空がひろがる
みな、何者かにせかされ
脅かされ
あわただしく日々を暮らしている
夢を 野望を 安心を 理想を
追い求め
そして日は暮れてゆく ....
窓辺に花を飾って
出窓にはアンティークドール
白いレースのカーテンで飾れば
もう 完璧
幸せを絵に描いたような家庭の出来上がり
どうせ 見た目が全ての世の中
家族ごっこをしているなんて
 ....
ボケ夫婦になると
お互いボケの責め合いになる
「電気消し忘れ!」
「トイレの水流してない!」
「蓋をきちんと閉めてない」
「あれ、あれじゃわからん!」
責めると責められるから
この頃僕は ....
世上見えないねぇ雨が降ると。


雨ですね。

雨ですか。


落ちてくる水ふうせん。は
こま送り。で見るといい。

アスファルトに落ち、割れ
四方八方へ行くのです。
どこに ....
僕は一枚の紙

美しい物語が綴られるはずだった紙
だのに、その表面は虚しい無地のまま
降り止まない雨に打たれて
溶けだしてる



ある晴れた日、道行く人々が
ふいに風に舞う紙に変 ....
命の意味は宗教的

命の意味は種の保存

命の意味は空間的

命の意味は

命の意味はたくさんあるけれど

命の定義はひとつしかない

決めつけたら駄目

決めつけたら駄目 ....
老いてゆくこの身を
黄昏の空に
横たえている

怯えているのですか
夢みているのですか

たぶん
どちらも

闇は光を呑み込み
光りは闇を呑み込んで
絶望と希望くりかえす

 ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海が涸れる- Lucy自由詩14*17-10-27
さよなら- もっぷ自由詩417-10-27
うす紙- はるな自由詩617-10-27
エピローグ- Lucy自由詩5*17-10-26
残り1ヶ月の戯言- 水戸 う ...自由詩5*17-10-26
眠る- 間村長自由詩5*17-10-26
依存者- ホカチャ ...自由詩217-10-25
ミレー晩鐘- ホカチャ ...自由詩317-10-25
詩作- 無限上昇 ...自由詩417-10-25
晩秋の一頁- もっぷ自由詩517-10-25
- 水宮うみ自由詩3*17-10-24
時間が通り過ぎていく- 無限上昇 ...自由詩317-10-24
意識の鏡面- ひだかた ...自由詩617-10-24
ここに居る意味- 無限上昇 ...自由詩517-10-24
季節はずれのひまわり- 秋葉竹自由詩217-10-24
3年B組盗撮先生- 花形新次自由詩317-10-24
悪あがきではないけれど- 坂本瞳子自由詩1*17-10-24
昨夜の風- 吉岡ペペ ...自由詩317-10-23
サイズ- 吉岡ペペ ...自由詩117-10-23
ありがとう- 渡辺八畳 ...自由詩117-10-23
風のためいき- 山人自由詩3*17-10-23
- 朧月自由詩217-10-23
負けた人間を責める- 花形新次自由詩117-10-23
秋の空- 星丘涙自由詩1*17-10-23
仮面夫婦- 無限上昇 ...自由詩617-10-23
言い合い- ホカチャ ...自由詩217-10-23
迷子のお知らせ。- 水戸 う ...自由詩5*17-10-22
僕は一枚の紙- まーつん自由詩10*17-10-22
優生思想のバラード- 吉岡ペペ ...自由詩717-10-22
夕陽を見つめて- 星丘涙自由詩7+*17-10-22

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