物心ついた頃にはTVがウチに居座っていた。
自分の運命よりも他人の運命を察しては笑い、憂う…
そんな日々を疑うことなくたぶん、続けているのだと思う。
こんな環境を半世紀以上続けられていること ....
友よ

君に捧ぐ

君の生きた城下町

形而上の異なる螺旋状に生まれ落ちた者たちを越えて
一夏を過ごした命の合図

友よ

君に捧ぐ

あまりに美しい場所の風景画に筆が踊 ....
十人十色の精神は
宇宙を模倣した様な神秘的な歪さ

振り返ってやっとわかった一期一会

十人十色のベクトルで
初めまして
そして
さようなら

唯一無二のアイデンティティ
最低気温も11℃。
台風15号は900hPa。
明日、金曜は13日。
昨夜食べた秋刀魚は莢より細く…
重ねてきた61の秋。
希望はこれでいい。
その無はしかたがない。
コーヒーもまた ....
もうひとつの夜の街が動き出す
灯火はみな偽蛍
背筋を伸ばした猫は
糸を池に垂らしてザリガニを釣り
夢遊病者たちは公園に集い
おとがいを比べ合う
看板描きの落としていった
無邪気な絵筆は
 ....
最近チャットGPTなるものを教えていただいたので
遊んでみました。

わがみよにふる
かねのこえ
ひとえひとよの
ちりとなり
ついのほろびを
ながめせし
ひとへひとよの
ちりあくた ....
雨が
木の幹を濡らしていく
濃緑の木立は
微かに揺れ 揺れ動き
時の狭間に佇んでいる

この冷える冷える一日に
銀の透明 雨は
間断なく降り続け
街を静かに濡らしていく 
  
 ....
火山が好きよ、と言ったら
火山をプレゼントしてくれたあの人
もっと僕を怒らせてくれたら
もっと凄いのあげるって
だから悪口これでもかって
言ってあげた

余りの怒りで真っ赤に燃えるあの人 ....
 のうぜんかずら の咲く港
 軍艦の沈んでいる波止場に
 電線の鳴る夜
 暗い地下の酒場で音が はね飛んだ

 けばけばしいライトさえ
 薄暗い いやらしささえ
 初めて訪れたの ....
牡蠣のピッツァ、
とめどもなく分泌されるもの、
舌の上で厚岸の海をふくんだ、
牡蠣肉の貝汁と、
液体のように熱々にとろける、
チーズの塩見が絡みついて、
トマトソースのあかい酸味とともに、 ....
 真夜中の草深い町はづれを
 莫進する列車に
 ふと吸いこまれる 優しい魂

 詩友よ
 貴方のやさしい魂が はがゆくなって
 流るるにまかせよとは思えども
 私の愛情が足りず
 疲れ ....
   
僕のさみしい夢を
獏は食べててくれたのかな

獏のさみしい夢を
僕は食べてたのかな

今日
どうしてここにいるのかな


  
    
謎の荷車を引いて
着飾った馬がやってくる
出来立ての{ルビ宇宙=ビスケット}は、
遠く遥々夢の続きから
そよぐ秋風に
ミルクの匂いを薫らせて
村から村へと
せつなく甘い{ルビ宇宙=ビスケ ....
戦争や紛争なんてありきたりの情報なんてつまらない。

家のが、「ゴキが一匹しんどったわ」といった。
どうせ借金でもあったんちゃうやろか…

水素の反物質がちきゅうの重力で落下したらし ....
鮫がいたんだがな
 とポケットをまさぐる
 何もなかったので有るふりをした
  洋ちゃんがそれを見て大きなあくびをしたよ
 何もないくせにポケットだけがふくらんでいる
          ....
LUNA SEA

月よ、母よ、死が近づくにつれあなたがしだいに大きくみえてくる

あなたは海を誘い 海を呼び戻し

月の木陰でわたしを見送る

小さな震え

LUNA AND ....
グレーのスーツが似合う彼女は普通のお嬢さんで
普通の家庭に育ち普通に教育を受けてきた
彼氏の部屋は引っ越しをしたばかりで
壁はまだ白いまま放置されて無口のままだ。
 まだ片づけてないけど、 ....
 モリエールからドストエフスキーへ至る僕たちは人間が嫌いだった

鳶から揚げをもらってありがとう。宇宙から見上げれば重量の力を借りているだけそれだけだからこの不安は不安と入り混じれば風船は鳶を ....
煙の中で呼吸する人々は光を求めて彷徨い歩き
常に携帯の鳴り響く音が耳の穴で聞こえてくる
それは風が運んでくるざわめきだと知る術もない
いま、お悔やみのメールが届いたね
地球の裏側で暖をとる ....
広島では二十歳を過ぎると自分のことを(わし)という。これは三十を過ぎても六十を過ぎても変わらない。
(わし)の僕は僕という時期を過ぎても俺という呼び方が少し足らなかったような気がする。
俺、な ....
1TBのハードディスクの完全消去って
7時間ほどかかるらしい
mmってか
壁にへばりついていやがるヤツをスプレーで
消去してやったw
俺の身体完全消去するには火葬場で1時間ぐらいだろうか ....
雨が用意されている
雨は、いつも用意されていた
夏の終わりに
情けなく溶けだした
アスファルトの上に
生き延びた午後の渇きに
焼き場の長い煙突に
ひとすじの
細く白い煙に
(鉄の塊
 ....
{引用=

眠る街 .

何時でもそこに在る  .

夜明けの灯り
はすぐそばに               .. …
港に漂着する
まで .


 ____ _ _  ....
足音が聴こえる

 どこから来たのか分からない

 ⚪︎

 鉱石と風の関係について
そう聴こえる。

 猫ならいる。
一匹の、小さな 猫が

存在しているのは
{引用=
 ....
無限の均衡の内に
今を落ち着き払い、

海しずか
青み深まり
降る空に
遠き声の響
いつしか木霊し

到着した何かに
確かに触れ包み込まれ
明るさ無限に増す意識の舞台、

澄 ....
自分が不幸なことを
時代のせいにしてはいけない
むしろ時代に没入し
時代を生ききることで
時代を超越出来る


リルリ

ザネリ


リルリ

ザネリ
 (案外 他愛ないおんなだった・・・。)
 ネオンの下をはなれ
 木立わたる風の舗道に来て
 男は考える

 (案外 純真な所のある男だった・・・。)
 ネオンの下をはなれ
 プラタナス ....
いなくなった人へは
何も書けないから

妻へ

前略

草々

としたため
渡した手紙は
洗濯されて
入道雲の下に干してあった
立ち上がる
背伸びをした
その、もっと上に ....
 角の本屋さんの奥で万年筆を売っている
 仕事帰りの女がそっとのぞきこんだ
 くもりひとつない飾り棚は
 そんな町が好きだった

 ゆっくりと溶け始めるアスファルトが
 蟻や落ち葉を運んで ....
 目が覚める
生存しているのは誰か
 私とは誰なのか

空気の中を漂って
 街道に迷子している
雲間に揺れている

教えてくれないか
 何処にいるのか
誰がいるのか

 今も何 ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いまはもうだれもいなくなった- ナンモナ ...散文(批評 ...3*23-10-25
生きている- 由木名緒 ...自由詩10*23-10-18
- 自由詩423-10-13
自分回廊- ナンモナ ...自由詩4*23-10-12
よるのぜんまい- そらの珊 ...自由詩11*23-10-10
AIのテーマ(後日談、コメディ?- wc散文(批評 ...223-10-9
この冷える冷える一日に- ひだかた ...自由詩523-10-9
火山- 妻咲邦香自由詩323-10-9
北の波止場- リリー自由詩4*23-10-9
牡蠣のピッツァ- 本田憲嵩自由詩1123-10-9
- リリー自由詩4*23-10-8
今日の夢も不味い- AB(な ...自由詩12*23-10-6
宇宙売りの天使- atsuchan69自由詩11*23-10-2
反共有- ナンモナ ...自由詩2*23-9-28
ポケット- アラガイ ...自由詩11*23-9-24
LUNA_SEA- アラガイ ...自由詩8+*23-9-23
白い壁の女- アラガイ ...自由詩6*23-9-22
戯作者からメッセージの付録- アラガイ ...自由詩7*23-9-22
灰神楽に売胡座- アラガイ ...自由詩6+*23-9-20
一昨日後ろの僕と- アラガイ ...自由詩4*23-9-20
消去- ナンモナ ...自由詩5*23-9-12
雨が用意されている- ちぇりこ ...自由詩1823-9-6
眠る街- ryinx自由詩14*23-9-6
音。- ryinx自由詩7*23-9-2
湧水池- ひだかた ...自由詩7*23-9-1
時代- 渡辺亘自由詩523-9-1
風の舗道- リリー自由詩1*23-8-31
入道雲- wc自由詩16*23-8-30
哀しみを司るたとえ- soft_machine自由詩13*23-8-30
海の底- ryinx自由詩7*23-8-29

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