○「一つの言葉」
一つの言葉で傷つき
一つの言葉で励まされる
言葉は魂である

○「セルフレジ」
無人販売店の弁当を盗まれるテレビニュースが
また流れてきた
人件費節約のためにやってい ....
二〇二二年八月一日 「海東セラさん」


あしたは高木精神科医院に行く日だ。

 ワールズ・ベスト1965『時のはざま』5作目は、ウィリアム・F・テンプルの「時のはざま」ゴッホのいる時代にタ ....
正論なんて
畳の上で充分だ

方言しよう
もっと大声で
あるいは
もっと小声で

喜怒哀楽を叫ぼう
世界中に届く
金切り声で

怖いのは
本当に怖いのは
正しいことしか
 ....
道を踏み外すには
道の上を歩かなきゃならない
そもそも道の上を
歩いているのかもわからない
気が付いたら道草を食う人でした
目的地まで真っ直ぐ歩くことの出来ない
Born to Be方向音 ....
門番の一人は、二人ともう一人の門番とを残して、
屋敷のなかへと消えていった。そして、二ヤールほどの時が経つ。
そして、神妙な面持ちで一行の前へと帰ってきた。
「どうぞ。エイソス様はお二人にお会い ....
将棋界が面白くなって来た

ここ数年
不振にあえいでいた羽生九段が

近頃
かつての強さを
取り戻しつつあるようだ

99期という
中途半端なタイトル獲得数に
イライラしていたフ ....
 雨音で目を覚ます朝

 落ち着いた心でいられるのはなぜだろう

 暗い部屋には雨の気配がさまようけど

 気分は安らいでいる

 出かけなくっちゃ 

 その脅迫観念から解放 ....
二〇二二年七月一日 「バスカヴィル家の宇宙犬」


 海外SF傑作選『クレージー・ユーモア』5作目は、ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスンの「バスカヴィル家の宇宙犬」地球人の真似をする ....
3回目の接種を終えて
4回目の接種で突然死亡した

なんて
女性のニュースが
飛び込んで来た

3回もやって無事だったのに
こんな事ってあるのだろうか

と疑問に思い
WEBを検 ....
砂糖で出来た四肢に諦念はめぐる
踊り子の腰に巻かれた拒絶
やわらかく宙を抱く腕の中で
見えない魚がくるりとひるがえる

塔のない町で 城のない町で
踊り子は眠りにつく 酒精の匂いに紛れて
 ....
 ホッと一息

 コーヒーブレイクのように

 つながらない思考回路の調整に

 切断された回線の修復に

 昼休みが終わった10分後に

 この時間帯はトイレ自身も休憩中
 ....
ふいにおれの銃眼に獲物がまいこみ それはtatsuro yamashitaの顔をしていて かんがえる 砂 たちはどんな岩石にくっついていたのだろうかと まるでそれは戯曲を真上からみるみたいで 頭をなで .... この生の一瞬が
愛しいという実感に
 
ずんと沈み込む時、

この意識の鮮明を努めて保持し
高く指を突き立て澄み渡る空に

ああ 擦れ違う人、独り独り
我々は皆同じ、我々は皆同じ、
 ....
我々が用意したペーパーを
棒読みすればいいだけなのに

よりによって
このタイミングで


役人たちを驚かせたのは

死刑執行が
12月に行われることが多いからだ

ここでな ....
二〇二二年六月一日 「荒木時彦くん」


 講談社文庫の海外SF傑作選の1冊、『未来ショック』4作目は、アイザック・アシモフの「夢を売ります」どこかで読んだことがあると思って調べたら、ジュディス ....
イチョウの枯葉が
舞い落ちる頃

いつも楽しみに
待っているのは

真っすぐに伸びる
イチョウ並木に現れるという

不思議な不思議な
過去たちがつづく時の道


一枚一枚の枯 ....
遠い遠いシベリアの
極寒の空気をのせて

冬鳥たちがやって来た

街では木枯らしが
木の葉を散らし

フトコロのお札も散らす

裸にされる老木に
わが身を重ね

戦争を
止 ....
 明るい、明るい心を探していた。切り刻まれた自己は、けっして元には戻らない。ああ、どうして? 天気はこのように移り変わって(天気予報を無視して)、わたしの上に雨を降らせる。晴れた空ではなく、雨が救いに .... 愛しい、という感情
愛しい世界、というオドロキ!




アジの開きが店頭に並べられ
幼子は母親が店内で勘定を済ましてくるのを
待っていた
アジの開きを弄りなから、
長らく長らく待 ....
辛くとも 悲しくとも どうして  

私は 生きていく 
 

生まれた からには 生きていく 

そう 考えたら 単純だけど 

 

とっても 辛い時には どうして  
 ....
宇宙の外は宇宙でした

まるい僕は
まるいわたしを
まるくしま下

に今みあげてゆくよ
と逝っても

誰もいませんクスッでした
笑い声がしたけど触れませんでさーした

昨日ねな ....
優しく、激しく
ひたすら開かれ
しなやかに躍動し

風は吹いて、風に晒され

熱 巡り
肉を、魂を、
熱 貫き

込み上げるものを、
沸き立つものを、
突き止め突き離し

 ....
「おい、エインスベル。奴の目的は何だと思う? 奴というのは、
 もちろん祭祀クーラスのことだが」アイソニアの騎士が苛立たし気に言った。
「分からない。事を有利に運ぼうとしているのは、分かる。
  ....
なつかしい感じの家を見かけたので
インターフォンを押してみた
現れたのは見たことある顔
なんだ、わたしじゃないか
あちらはあちらで驚いたよう
とりあえずどうぞ、と
室内へ招かれた
リビン ....
俺はこれから
床屋へ行く

伸びすぎた髪を掻き上げる
五本の指に、
確かな熱の伝導

今日も青い青い空が包む

街は人々は光彩に躍り、

肉の激痛は未だ始まらず
俺は大地を蹴っ ....
つかり過ぎた漬物は
塩辛くてマズいものだが

ウソつき署長に
寝ていた長官とは

韓国の警察の
署長や長官も

お役所仕事に長年
ドップリつかって

マズくて
食えないヤツに ....
二〇二二年五月一日 「スノウ・クラッシュ」


 持ってたけど、学校の図書館に寄贈したSF小説2冊をヤフオクで入札した。いまのところ、ぼくが最高金額入札者。

 ぼくを超える入札があったので ....
猫が見ている

私は悪いことはしていない

それでも猫はじっと見る

正しく生きようと思う

うちに猫はいない

タオルハンカチにプリントされた猫

それでも猫の目は

人 ....
  

たんたんと
こころのおきばしょをさがすために
いきてきたわけじゃないのに

あいらくも
たんたたんとやられちゃ
もうなにもかも

あぁ
そんなことのために
ことばが ....
登山は
いつでもどこでも
一歩、一歩だ
あんなに高い頂上まで登れるだろうか
と思っても
一歩、一歩あるいていけば
頂上に着くから不思議だ
登山は
どんなに苦しくても自分の足で
一歩、 ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
独り言11.30- ホカチャ ...自由詩2*22-11-30
詩の日めくり_二〇二二年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-11-28
正論- TwoRivers自由詩3*22-11-26
ワイルドサイドを歩こうとする- ちぇりこ ...自由詩6*22-11-26
戦士エイソスとエインスベル(四)- おぼろん自由詩2*22-11-26
帝王の復活- st自由詩322-11-25
雨音- 佐白光自由詩3*22-11-23
詩の日めくり_二〇二二年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-11-21
戦後最大の超過死亡とは- st散文(批評 ...322-11-18
夜の住人- 46U自由詩222-11-17
トイレにて- 佐白光自由詩1*22-11-17
tatsuro_Yamashita- 長束静樹自由詩122-11-16
強度- ひだかた ...自由詩322-11-16
死刑のハンコで首になる- st自由詩322-11-15
詩の日めくり_二〇二二年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-11-14
時の道- st自由詩322-11-13
立冬に立腹- st自由詩522-11-12
錯雑- おぼろん自由詩3*22-11-11
アジの開き- ひだかた ...自由詩6*22-11-11
太宰_治と言われても __ - ダンテ  ...自由詩222-11-11
本日のでもね夜- moote自由詩122-11-10
永遠の旅人- ひだかた ...自由詩722-11-9
脱出(十四)- おぼろん自由詩2*22-11-9
にせもの- やまうち ...自由詩222-11-9
床屋へ行く- ひだかた ...自由詩422-11-8
お役所漬け- st自由詩222-11-8
詩の日めくり_二〇二二年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-11-7
猫の目- 木葉 揺自由詩622-11-6
かがりぬい- AB(な ...自由詩622-11-4
一歩、一歩- ホカチャ ...自由詩1*22-11-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164