このあおくうつくしい一日に

イメージ、
内部から現れ

捉え結ばれる言葉、

移り変わる呑気な時に
垂直の打刻を喰らわす

瞬間、

命は苦痛と共に
震え温まり

揺れ ....
友よ、と言った君の声をこの耳は聞いた
この耳を大切にしたい
けれども声はすぐに去っていった
彼方へ、とあの人も言った
あの声をそっと眺めていたい
けれどももうここにはなく

日々打ち上げ ....
○「終活」
朝食を食べ終わったら妻が
「昼は何にするうー?」
と気だるそうに尋ねる
昼食を食べ終わったら妻が
「夜は何にするうー?」
と気だるそうに尋ねる
夕食を食べ終わったら妻が
「 ....
この世を去る身に華やかな
極彩色の衣装をまとい

せめてもの
別れの宴を催すように

野山を染めて競い合う
木々の葉たちの別れの舞台


残り少ない秋の日を
精一杯に飾ってくれる ....
缶けりをしたくても
缶が拾えなくなるくらい
公園はきれいになりました

危険な遊具は
取り除かれて
芝生だけが残りました

ゴミ箱は見当たらず
吸い殻一つ見つからず

スリルは
 ....
ロマン呼ぶプラネタリウム人気ある星の魅力を伝える語り

秋になり最初に彼岸花が咲く秋の流れを掴む人々

コンピューター台風進路予想する計算されて導き出される

大通り抜け角を曲がれば砂浜へ ....
最近
三度目の正直
なんていう

ことわざが話題となった

さる
皇族の関係者が

三度も挑戦して
やっと弁護士の司法試験に
合格したらしい

二度あることは三度ある

 ....
二〇二二年三月一日 「伊藤芳博さん」


 伊藤芳博さんから、散文集『考えたこと 1993~2022』を送っていただいた。お齢が近いせいか、共感するところがいくつもありました。 https:// ....
こんなに長く
円安がつづくと

もし
ドル資産なんかを
持っていたら

それはまるで
ザクザクと金貨が出てくる
打ち出の小槌のようなもの

ドル資産の小槌を振れば
まるまる太っ ....
コンサートの演目が残り少ないころにぼくは生まれた
終電の網棚にある週刊誌ほどには世間をしらずに
世の中にはどれだけの情報量が飛び交っているのだろう

量子コンピューターの時代に8ビットの
演 ....
秋とはいっても
今年の秋は

日替わりメニューで
夏を装い冬を装う

まるでド派手な
ファッション好きの女の子


じゃじゃ馬娘の
オテンバぶりに

つきあわされる人間たちは ....
読者の皆様へ

狂団
とすべきところを

教団
と間違えてしまいました

謹んでおわび申しあげます


教団と誤って判断し
献金などをした場合でも

弊社はその責任を
 ....
最近使い始めた
ホウキのパワーに驚いた

三台も
電気掃除機があるが

文明の利器といっても
どれもこれも欠点だらけだ

まず
三台全部に言えるが

場所ごとに
先端のノズル ....
太陽が輝き
雨が降り注ぐ

この広大な墓地にて、

声を限りに叫んでも
誰にも届かない棺の中

沈黙の荒野を想起し
この砂漠で寝起きする

変拍子で進む旅
くぐもった声が絡み付 ....
スローロリスなに喰ってんるんかな

ちっこいクモ喰ううんかいな

喰われたらどこにいくんかいな

喰い残しの脚が残っとるがな

おれまだ残っとる

この世に
二〇二二年二月一日 「たくさんのぼく」


 ぼくはたくさんのぼくからなっていて、なにごとかを言ったりしたりするときには、そのたくさんのぼくの同意のもとで行われており、ときには少数のぼくの見解を ....
野菊

トップクオーク

石亀
眠りについて

夢の世界が
扉を開くまで

さあ今日は
どんな夢を見るのだろう


小さな期待に

いつも
ちょっとした幸せを感じている

でも
夢はそんなに甘くはない ....
異邦の人、独り
高曇りの空、歩む

街、穏やか
涼風は吹き抜け

現に馴染んだ者達
群れをなし
秋の甘やかな大気に浸る

異邦の人、独り
平静に包まれ
高曇りの空を歩みながら
 ....
消毒液のかすかな匂いがする
毒の気配を消した
いい人がいる
ゆるやかにピアノを弾くように
その人が詩を語る
やさしく
  白い手で
    触れてくる
悪夢から覚めるように
わたしは ....
値上げ品目数が
過去最高に

なんて
ニュースがあったので

さっそく
よく買うものの値段を
ネットスーパーで調べてみたら

チョコパイだけが
2割ほど上がっていた

その他 ....
「生き物は絶滅したこの島に 命令だけがこだまする」
 
 家族設置義務 第1条
“マンションには 家族仲良く住む義務がある”

 四角い窓にぶつかって跳ね返る
 約束のような
 声たち  ....
 惜しい負けなどあるものか

 全身を駆け抜ける脱力感

 あの時にこうしておけば

 ああしておけば

 勝負は 100か0か

 勝ちに等しい負けなどあるはずもなく

 ....
二〇二二年一月一日 「多元世界の門」


 ロバート・シルヴァーバーグの『多元世界の門』、さいごの245ページまで読んだ。主人公と娘はスパイ容疑から外れて助かった。のちに主人公は死んだと思わ ....
「今一度問う。お前は、わたしに従うか、従わないか?」
「ふん。その結果を見たいのであれば、今すぐわたしを釈放することだな。
 そこに、お前の見たい結果も見えてくることだろう、魔導士よ」
「わたし ....
「ふふ。罪人ごときが何を言う。今、俺がお前に従うふりを見せたとして、
 本当に俺がお前に従うと思うのか? エインスベルよ。
 世界とは、為政者の知恵によって成り立つものだ。理性によってではない」
 ....
蛾も蝶も僕の中ではアゲハチョウ

引き分けの喧嘩で帰る赤とんぼ

眠たい正午ダンゴムシいじってる

時計の針がさしている虫刺され

踏んづけた蟻の数だけ怒られる

蜘蛛の巣に絡め取 ....
くそう、近所のスーパーが一軒潰れただけでこのざまだ。

歩いて行ける距離、安さ、おいしい肉海鮮。完璧だったものを。

実は近所にもう二軒スーパーはある、十分じゃないかな。

しかしおいしい ....
言ってはいけない言葉がある
振り子のように揺れている
あなたの胸の内側を

言ってはいけない言葉がある
渇いた喉を塞いでる
吐き出されるのを待ちながら

想いは蜘蛛の糸
あなたは捕ら ....
今日鏡の中の自分にびっくりした。
髪は乱れているし、
ナースキャップはひん曲がって浮いてるし、
眼鏡はでかすぎるし、顔半分はマスクで覆われているし、こんなナースがどこにいるかよと思った。
こん ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩想2- ひだかた ...自由詩322-10-26
- ふるる自由詩9*22-10-26
独り言10.26- ホカチャ ...自由詩1*22-10-26
別れの宴- st自由詩222-10-25
世代交代(公園にて)- TwoRivers自由詩11*22-10-24
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三という宝石- st自由詩322-10-24
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打ち出の小槌に化けたドル- st自由詩322-10-22
ありがとう- マークア ...自由詩1322-10-21
じゃじゃ馬娘- st自由詩722-10-20
誤植のおわび- st自由詩322-10-19
原始のパワー- st自由詩322-10-18
ミイラ- ひだかた ...自由詩8*22-10-17
いきものの世界で- ナンモナ ...自由詩4*22-10-17
詩の日めくり_二〇二二年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-10-17
令和4年10月16日(日)- みじんこ自由詩1*22-10-16
時間の真実- st自由詩522-10-16
ツキヌケル、秋の朝- ひだかた ...自由詩722-10-13
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明るい闇の中で(七)- 朧月夜自由詩2*22-10-9
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ここにいる- りゅうさ ...自由詩6*22-10-9
言ってはいけない言葉- まーつん自由詩322-10-8
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