るるるが死んだ
道ばたにひからびて
転がっていた

れれれとろろろは
葬式に行った
そこにはもう
るるるはいなかった

いいやつだったな
いいやつだった
やさしいやつだったな ....
 そこにいたのは亡くした記憶
 色褪せた壁に貼りついている

 いつどこで出会ったのだろう
 私はそこには居なかった筈だ

 老人が蝋燭の火を眺めている
 窓枠からは夜の空気が流れる
 ....
愛とセックスに溢れた人と

愛とセックスとに無縁の人が

一つ屋根の下 情を紡ぐ

具体的ではない状況に

私は至極 はにかんだ


石のように 何もなく在ればいいのに

長 ....
  ・{引用
            ⚪︎}
   波音 のない夜の海の
   靴底の湿りけ。
   波の 、{ルビ音=ね}に

{引用=
    𝘹 }
{引用=なにも 想うことは  ....
韓国の女DJが半分乳出して
踊り狂っているのを
頭の悪そうな男と女が
手を出して乳揉んだら
乳出しDJが恐怖を覚えて
訴えたとか何とかだって話
乳出して半狂乱の奴らの前に
立つことに先ず ....
蒼穹の動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも深まる青、暗まる青

執着を突き抜け虚脱を突き抜け

到来する、

見晴るかす限りの光の野辺に

硬直した意識、遊ばせて ....
 ちいさくて固い 心臓が
 そっと弛まるように
 白い雲は
 もう 空の高さを競わなくなった

 風が足跡をうずめるように
 虫達も その聲を次第に顰ませて
 次つぎと落ちて プリズムの ....
この大地に地球に
地面にシッカリ足を付け

天国を地獄を
この世界裏表
認め識る、

「現実感覚がひたすら観る行為のなかへ消える」*1
(受動性から能動性へ、そうすればソレ 受動的訪れ ....
氷の季節には回虫も動きを止めていた
突然太陽が暴れだしたのでリンコ/僕は逆らうことを諦めた

ゆるせないのは涼しい顔をして腹の虫を肥らせていること
弱虫と見せかけて強い者には抵抗し、さらに ....
貴方の闇を華に喩えて
恐ろしい獣の瞳孔が披く

「臓腑まで愛して」
「血溜まりが綺麗ね」

明晰な頭脳は貪られ
血涙を流し青褪める私の頬
姿見の陰
アイスピックを握る掌の下で
密や ....
 ふしあわせ というものが
 とくに こころ美しく
 あたまのするどい ひとに
 みいる のでしょうか

 はんぶん いろづいた林檎の
 つめたい甘酸っぱさを
 あなたは こころ ....
砂を、食べている
無限に広がる
砂漠で

時々蜘蛛を、見つける
その、内臓も食べる。

そうして今日も
照りつける太陽に焼かれて
流れ出る汗と熱に

揺れる視界に
方向感覚 ....
汗が目をつたい
塩辛さが痛い
草は水を失い
根無し草を被っている

ミンミンゼミは狂い鳴き
一日のはじまりから終わりまで
命の終末まで生を主張する


夏は終わろうとしていた
 ....
{引用=

  ぼく に は わ
  かる   、
  きみの かわい とこ
  が 、

  何処かで 失われた
  ないぶが


  表皮の裏側で
  うずくまって いる
 ....
   オーム(あるいは人の死)



 その人は象徴を求めない
 鏡もまがたまもいらない

 その身を世界のくらやみに置かなくては
 鳥たちの空を見上げることは許されない

  キ ....
「0」を探す旅は続く

一昨日も今日も
おそらく明後日も

「0」は見つけづらい上に
なかなか手に入らない

排水溝の鉄格子に引っかかっていたり
街路樹の枝先で揺れていたり
さ ....
作業をしていると
体温があがる
汗がどんどんでる
それでもあがる

水道で
手のひらを流す
肘から先も流す
蛇口の下に突っ込んで頭も流す

身体の中には
確かに血が巡っていて
 ....
嗚咽の末に、神は今でもわたしを、見守っているとただ感謝し。

ままならない体で、日々を生きている。明日はすぐに、起きられるだろうか?

本はすべて積ん読。新しい知識は日々囲い込まれ、わたしは迷 ....
コンビニで弁当と惣菜をひとつ
缶ビールは明日のためにふたつ 
あとはテレビをつけっぱなしで眠るだけ

冬には窓のすきま風が冷たく
クーラーをつければ部屋から出れない夏
そんな二階のアパ ....
ぬるい常温のモンスター
たいへん甘くて
にんまり

夕飯のあと
これをちびりちびりと飲んで過ごす
特にピンクのものが好き

やんわりと機嫌よくなる
夜更かしして本を読める気がする
 ....
坂を下りながら考える
答えの出せないあれこれ
ぼんやりと迫りくる YES/NO

一歩ずつせり上がる街
視界の隅に追いやられる空
さざめきが耳たぶを染める頃
わたしは街に均されている ....
人も街も変わる
変わらないのは
私の心の中で微笑んでいる君だけだ
君との思い出を
死ぬまで抱きしめていくんだろうな

また次の生
そしてまた次の生で
逢いましょう
炎天厳しい8月
森の木々はまっすぐと
燃える円球のような日へと
ごつごつした両手を伸ばす

枝が大事そうに抱える緑葉は
ああ 体に新しい力を抱いた
小さいお前そのものだ

それは決し ....
水の 
なか
に、
泳ぐ


記憶のなかを
 明滅する光
濾過されて
 蒸留する

西へ、
それから再び東へ
ゆく鳥は
籠を抜けて
飛び去った

 八月の日 ....
 暗いバーで
 黒い服がよく似合った女が
 しわがれた声で私の名をきいた
 煙草とウイスキーの琥珀によどんだ目で
 笑いもせず何故
 私を 見つめるのか

 フロアから這い上がっ ....
天道虫畑の朝露に
濡れながら
もうすこしできる話が
あったような気がした
痩せ細った夏草の礼儀正しさ
わたしはすっかり
風邪をひいてしまった
少しずつでも構わない
そう思ってい ....
草は
大地(ほし)からあふれるエネルギーの現れ
こんなにも草が育つ
私たちの国

水が豊富な
土が肥沃な
明るい
恵まれた土地なのだ

砂漠化が進む
この地球(ほし)の上で
特 ....
  
ちいきをまもる
ぐりりとぐらら
りんせんたいせい
すいかのもよう

ちゅうかんかんりの
ぐりりとぐらら
りそうのゆめは
すぐそこなのに

ゆめのような
うつつのような
 ....
戦地より死者が多いのどこの国

魂戦やめてといって誰やまず

暑すぎる少女の声が今響く

磔刑の惨さで狂った人もあり

健やかに一人居りこれ滑稽味
目も悪くはないのに、
しじみ汁をすすった。
みんなきれいに殻を開いていた。
身をすばぶっては、
殻を空の小皿に捨てる。
最後に残った貝は殻が閉じていた。
そうか、お前は先様だったの ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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