ぺらぺらめくる。

さらさらめくる。

どんどんめくる。

ぴたりと手をとめ顔をあげ、ぼんやり何かを思ってる。

次はどこへ連れてくの?

架空の世界を大冒険、今日のお供はおしゃま ....
最初から
何も始まってなんかないんだ
何も始まったりしないんだ
別にそれでいいんだよ

最初から
何も求めてないんだよ
ただ生まれるから捨てるだけ
本当にただそれだけなんだ

どん ....
友達にバイバイして 鍵を開けて 家に入る ただいま
先に帰ってる 妹が二人 待ってる
手を洗って おやつを食べて 宿題
学校の勉強には ついていけてる 気がする

ママから帰る時間の ライン ....
細くて折れそうで派手な服着た
夏の手首を掴んで離さない

マッチ棒の頭から貰った
火がつくと音が鳴り弾けるね

空に落書きする光のチョーク
円を描くと星が消えるような
夜があっても不思 ....
雑踏の中を駆けてゆくまで
見送って欲しい僕の踵が
靴紐の解けた蛇に睨まれ
つまずき転ぶ日もあるだろうね

窓は平等に光をくれて
ブラインドの羽根で目隠しをした
外の世界を封じ込めたって
 ....
私の人生、1台も新車を買えなかった
カーライフ
私のカーライフ
何台かを乗り換えてきたが
カーライフ
みんな何処かの知らない誰かが乗ってた車
カーライフ
私の人生に新品はなかった
何処 ....
カルピスはもう
カルピスじゃない
長澤さんが飲んでるあの白い液体
言葉にすると微妙にあやしいあの甘い液体
今は
アサヒ飲料さんの登録商標です
ちょっと前まで
味の素さんだったんですよ
 ....
ゆらゆら夕凪に映える

1.2.3で膨張して

4.5. 6で収縮する

手近にあった虫かごに放り込んだ宇宙

いくら見ていても目を合わせてくれない ひたすら毛づくらいをしている
 ....
いつくしみを
ぼくに いつくしむこころを

ひとの知の火がなげこまれた
焼け野が原にも
ひとの予期よりうんとはやく
みどりが咲いたことを

 アインシュタインはおどけながら呻いている
 ....
嵐の到来を伝えるラジオの音
突然の雨がアスファルトを冷やす
雲が覆い尽くした赤黒いアーケードを足早に歩いた

湯気のように霧散していくこともなく
ただじっとりと身体に纏わりついている
ぐず ....
俺はベルゼブブだ
糞だ
女の顔に糞塗りたくってやる
男は糞の中に埋めて窒息死させる

あー糞糞糞糞糞食いてー
糞の匂い興奮する
はぁはぁ

糞だらけの世界を作りたい
神よ俺に糞をく ....
逃げ出したこどもを探している
裸のまま笑いころげ
つるりと石鹸みたいに


雨だからなに
宿題は帰ってから
しかめっ面の福笑い
わからないつまらない 
いいことなんていつも
子猫に ....
君の瞳が湛えた海に
いくつも光が反射して、渦をなす。

そのさまに、残酷にも見とれながら
宇宙はこうやって生まれるのかな、と思った。
あなたも 卒寿を 越してみる と
          わかりますよ
        どんなに 心身が
     屈曲してしまったか が
      青い 年代 は もう
     再来しては ....
都会は婚活
田舎は終活

都会はハイブリッド
田舎は軽トラ

都会は痴漢被害
田舎は鳥獣被害

都会は満員電車
田舎はふれあいバス

都会はライン
田舎は茶飲み話

都会 ....
re:re:うまれたてのはなし

さんかい命を吐き出して思ったことは
男の子は血生臭く
女の子はとにかく無臭だということ


わたしの血液から絞られるおちちを飲んで
やがて、わたしの内 ....
僕たちは食べ物もお金もなく
日が暮れてから兄ちゃんと
母さんを迎えに
町はずれの工場まで
来たけれど

いくつも並んだ古い四角い建物はすでに人の気配すらなく
黒々とあいた窓はどれも底なし ....
Q.
何故私があなたを大事にするって言うか知ってる?
それは、私があなたを大事にしない事はあなたが私を大事にしない事への過大な可能性を持つからなの
だから私はあなたで遊ぶの可能な限り
でもそれ ....
お薬を飲んでいる時と
お薬を飲んでいない時
どちらが本当のアタシで
どちらが本当の世界なのかな
そう思うたびにアタシは悲しくなって
紅のラインを手首に引いてみるんだ(何本も)
いつか再び
 ....
響きあう音が
空を渡って
スカートの上に
着陸した今

両耳の中で
澄み切っている
名もなき歌が
青春になるよ

うなずくだけで
始まる恋をして
長く続いたら
寄り添っていよ ....
雨の音のくぐもり
かえるの声は少し哀しい
遺伝子を残すために
自分とは違う誰か
或いは
自分と同じ誰かが必要なんて
生きていくことは
素敵で
残酷だね
結ばれない糸は
螺旋を繋げず ....
この世に雨が降る夜に
おんなは体の一部始終を露にした。
男の体の一部始終に刺激されて
おんなは女の声でよがった

無印だけど良い人になれなかった。
と言うより、良い人の基準値ってどのくらい ....
島々に架かった橋を順番に島時間には馴染めずザワザワ

薔薇園の淡い香りに酔い痴れる高級感が漂う程良く

天気予報今日は夏日になると言う春は何処かに消えてしまった

海を背に坂道上りカフェに ....
予告なくもぎ取られた背中の羽根は
踏みにじられて血塗れの雑巾と化し
意識は朦朧としてひざまずき
涙も声も出せずにただ愕然とする

それでも月は昇り星は輝く
明日という日がまた来るのだと
 ....
うなじから首から目から羽を吹き血を吹きながら辿る足跡



蜘蛛は蜘蛛何も残さず何も見ず虫を喰みただ夏に凍える



ふところの火を手に結び手をひらき何も無い日をかき分 ....
暗い道を歩いていた

道端に三色すみれの咲く細い道

月は三日月 傾いて

笑って私を追いかけていたっけ?

その あしたへむかう真っ白な道を

未来へと至る  ....
学校では
「正しいかまちがっているか」が
大きな問題だが
社会に出ると
「利害関係や力関係」が
大きな問題となる
学校から社会へのハードルは
人生最難のハードルになるだろう
声帯を震わせて言の葉を声音に変換すれば
周囲の空気を震わせて他者の耳の鼓膜へ

言葉は意思の伝達
だけど意思のすべてを伝える訳にはいかない

好きになりました 愛してしまいました
心がど ....
パズルの誤算は予想できない
「車の入れ替えパズル」があって
極めて世俗的な
ラッキーな蚋(ブヨ)が
やって来て私は吉央と名付ける
父が風呂で吐くのは
相変わらずだが
私が玄関の戸締りを
 ....
     ※

死の匂う、音を聞く。だいぶ疲れているのだろうか。考える人のようにソファーに座り込んで、夕方に近い、昼下がりのつよい陽射しに少しうつむく。それは沈んでいる、僕の罪悪そのもの。不意に、 ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとりブックカフェ- 天鳥そら自由詩2*18-6-21
幸せ- ◇レキ自由詩3*18-6-21
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花火- ミナト ...自由詩118-6-21
GARDEN- ミナト ...自由詩118-6-21
私の人生- こたきひ ...自由詩218-6-21
恋をするならカルピスに- umineko自由詩2*18-6-21
ずれてる- 赤猫永宜自由詩218-6-21
永遠の雨- 田中修子自由詩16*18-6-21
錆びる- 青の群れ自由詩1218-6-20
変質- moote自由詩218-6-20
永遠のこども- ただのみ ...自由詩7*18-6-20
galaxy- 巳 砂自由詩418-6-20
_亡_題(その二)- 信天翁自由詩218-6-20
都会と田舎- ホカチャ ...自由詩118-6-20
re:re:うまれたてのはなし- ゆるこ自由詩418-6-20
ジョルジュ・ルオー_「郊外のキリスト」- Lucy自由詩9*18-6-20
- ◇レキ自由詩3*18-6-19
The_Song_of_Hiawatha- もとこ自由詩12*18-6-19
カーテンコール- ミナト ...自由詩318-6-19
まっさらな海へつながる- そらの珊 ...自由詩1218-6-19
良い人の悪臭- こたきひ ...自由詩218-6-19
坂道- 夏川ゆう短歌318-6-19
白い鳥は- 坂本瞳子自由詩3*18-6-18
むこうへ_むこうへ- 木立 悟短歌1018-6-18
花の夜- 秋葉竹自由詩518-6-18
六月病- ホカチャ ...自由詩118-6-18
声帯を震わせて- こたきひ ...自由詩118-6-18
ラッキーなのは- 間村長自由詩8*18-6-17
終末- 本田憲嵩自由詩618-6-17

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