誰もいないから見ていたのだ
午後の空のボールを
角の僕はまだ見たことのない空を
見ていた 僕は 十字架に


そして遠くに見えた 街並み
僕は思い出していたのだ
海に家族で出かけた日
 ....
最悪の悪徳。それを寿げ。すました顔で平然と血で汚れた手を差出すのだ。供物のように身を横たえよ、恐ろしい龍や番犬の牙に偉大にも身を捧げるため。そのようにして、いくつもの滅んだ帝國は歴史の溝に清らかにも棄 .... 初雪のニュースを聞けば鳥肌が立ち急激に寒さ意識する

自転車に乗って私に逢いに来るあなたは白馬に乗った気分で

台風は超大型を保ったまま広い範囲が影響受ける

夜空見て雲が邪魔して星はない ....
空を見上げて歩いていた海で 
カレイを拾ったことがある 砂の中にいた
それを投げ上げたけれど 空の下で
ざらついていた それを 拾わず帰った
たぶん僕は悩殺よりも瞬殺派だ
まわりくどい締めゴロシよりは死刑が良い

ときどき趣旨を忘れたりするが
詩みたいなものを日記みたいに描く

僕にはまっとうな友達がいないみたいだ

アビー ....
前方不注意で迷い込んだ森で
僕の死骸は笑っていた

それが実に正夢で
私は確かに発狂している

もう望んでない
もう恨んでない
上澄みだけが
強がって

僕を守ろうとした
無意 ....
骨を動かすと
神様が降りて来る
筋肉を震わすと
宇宙が唸る

みんな、みんな
大好きなんだ
生きて息して
居て下さい

突き抜ける青、天空に
たましいは今日も饒舌だ



 ....
 昨日。朝からの雨と風で、もしかしたら最後の勤務は営業休止になるのかもしれない。と、スキー場勤務最終日を期待したが、営業休止の連絡の電話は鳴らず、今シーズン最後の道の駅で時間をつぶすことにした。三月に .... 居場所がなくなって
途方にくれてしまいかけてる

キスなんて一度か二度しただけ
そんな唇を舌で舐めても
そりゃ渇いているだけさ

日は落ちて
周りは昏くなっていく

ためしに心臓止 ....
3月 弥生 トロイメライ
春風 果てしなく 暖かい
坂の 彼方の 高台へと
ゆっくり 歩いていこう

月光チタンの夜を過ぎ
冷たい鈍色の夜を抜け
奈落と雪洞の夜を耐え
かねて
ぼくは ....
廻る廻る大地が廻る
壊し創る力は無尽蔵に
無作為に選ばれた人々の
哀しみの雨が降り注ぐ

(世界は只残酷に美しく)

廻る廻る大地が廻る
次から次へと命は芽吹き
哀しみの雨は
もう ....
寝ている時以外ずっと書いていて
目を悪くした
ひどい頭痛に見舞われている

図書館で
フジモトマサルさんの
『夢みごこち』を借りて
それを今
1メートルの距離をとり
眺めている

 ....
やあ
おはよう

詩集を読んでいるんだね

リルケか
どうだい感想は?

そうか
つまらないのか

世界には
リルケを楽しめる人が
大勢いるのにね


そう君は
リル ....
寒さはもう感じない
生暖かさが
ウキウキ感を連れてくる

何をやっても上手くいくような
何とも言えないポジティブな流れ

新年度が始まり
落ち着かない日々が続いても
嫌な気持ちになら ....
・575
補助輪を 山ほど付けて共倒れ
奢りだの 親分子分 はした金
座布団か拍手でお迎えくださいませ
獄門の 上にもぬけのカタツムリ
陶酔で水捌けよくして泣きじゃくる

ウイスキーと  ....
少し高めの なるべく太い枝に飛びついて

ぶら下りながら 木の幹を歩き上がり

背面飛びで足元から滑り込むように あの枝に座り込む

もうひとつ上に行けるかな 立ち上がり 

手をかけ ....
あなたが嫌いだから
あなたとは距離を取りたい
あなたといると
私が私じゃなくなる
あなたと一緒にいたら
耳が聴こえなくなった

あなたは私を支配する
あなたのために微笑むことはもうない ....
どうにもこうにも
食指が動かねえ

こんまり師匠の言葉を借りれば
「ときめかない」ってことだろうさ

わかってるかい
そこのキミ
 
 
塩水を買って帰る
安かったから、と妻に渡すと
またこんなもの買ってきて
そう言いながらも大事そうに抱えて
海に帰っていく
今日のおすすめはこれです
テレビの人が言った
(午前 ....
あなたの匂いをもう憶えていません
この部屋で暮らしてよかったと思ったことなどいちどもない
曇り空 ぬるい暖房 春の光はこんなもの

伸びた爪で嵐をとめて
伏せたまま口づけてじゃれあっていた朝 ....
鏡を上に向けすぎた昼
映らない
何も
映らない


雪が径をすぎる
さかな ふるえ
背びれ 夕刻
自ら 光の個のほうへ


応えをしまい
さらに しまう
 ....
カタチ
セイチ
イノチ

あの日地面がおおきく揺れだしたから
工場の高い建物さえしなりだしたんだ

工場内に積み上げられた製品がまたたく間に崩れだして
あっちこっちで悲鳴があがる

逃げなければ
俺は持ち場の非常 ....
きっとやっと咲いた
薔薇でもあっただろう
でも眼には棘のまず薔薇
まずの井戸をおりていくと
また別な薔薇を踏む
柔らかな感触に慌てて
傷口とそれから棘とを
裸足の空に付与している
君は傍観者
ただ見ているだけ
それだけ
どうしようもないからと
その口はよく回るけれど
そんなことなら
せめて黙っていられれば良かったね

君は傍観者
その、つもりだっただろうけれど ....
月夜のメダルは天に貼り付き
煌々と照らされた道筋を
飲んだくれ共が泳いで行く
忘却の淵に全てを沈め
麻痺した脳髄
カンカン鳴らし
平手を打って泳いで行く

泥団湿地の現の原に
拘泥す ....
誰も帰らない家が在った
十年ぶりに男が一人帰った
その家を壊す支度に
雑草に覆われ
壁は罅割れ色褪せ


繁栄の代償に
突然選ばれた家族
怒りは擦れ違う
日々が過ぎても
これで癒 ....
海底99メーターの孤独
エヴェレスト単独登攀の孤独

子供が離れた孤独と
爺ちゃん婆ちゃんのいない孤独

不安に怯えても孤独と融和しようぜ
もう子供じゃないんだから
もし好きなことがあ ....
そこにあったことなどないことを忘れそうに満ちる野花


水底にねをはる陽の匂いをそこねることなく永遠の死を生き続ける置物に


なによりもそこに似合う置き場のない静けさとして


 ....
一億年後


人がいなくなって
空が青く澄んでいます
ロボットだけの地上になって
考古学者もいないので
地下のことは
また秘密になってしまった
ようです
静かで ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
消えてゆく街- 番田 自由詩221-3-17
叛逆- 道草次郎自由詩5*21-3-16
- 夏川ゆう短歌221-3-16
潮干狩りとカレイ- 番田 自由詩421-3-16
所在- 梅昆布茶自由詩11*21-3-15
死骸- TwoRivers自由詩14*21-3-15
たましいと骨- ひだかた ...自由詩521-3-15
今日からは道の駅には寄らない- 山人散文(批評 ...7*21-3-15
帰る場所がなくなってしまった- こたきひ ...自由詩621-3-14
トロイメライ- Giovanni自由詩421-3-14
春の記憶- ひだかた ...自由詩821-3-13
代読- 道草次郎自由詩3*21-3-13
詩の鏡- st自由詩421-3-13
春の日常- 夏川ゆう自由詩421-3-13
575- なけま、 ...自由詩1*21-3-13
木登り- 短角牛自由詩4*21-3-12
私の嫌いなあなたへ- 無限上昇 ...自由詩521-3-12
ときめき- パン☆ど ...自由詩321-3-12
つぶやかない(二)- たもつ自由詩1121-3-12
SPRING- 星染自由詩221-3-12
あかり_くらがり- 木立 悟自由詩521-3-12
- ヨロシク自由詩121-3-12
あの日地面がおおきく揺れだしたから- こたきひ ...自由詩921-3-12
ある一つの詩作- 道草次郎自由詩3*21-3-12
君は傍観者- 鳴神夭花自由詩1+21-3-11
飲んだくれの歌- ひだかた ...自由詩521-3-11
十年忌- 大村 浩 ...自由詩7*21-3-11
海底99メーターの孤独- 梅昆布茶自由詩1121-3-11
置き場のない置物- 末下りょ ...自由詩6*21-3-10
詩集1- ナンモナ ...自由詩3*21-3-10

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