三日月の鍵爪を栞 微炭酸の蜜を拵える タイピングの錯覚
読みかけの本に溜息。少し癖のある彩を抑えた 薬指の小股まで
柔らかで蒼い壁面。舐めるように徘徊するもの

むしろ 虚ろ岩礁は 凪いだ海を ....
あの日
君と別れて仕込んだ
涙のしずく

断ち切れない
未練の想いで

気づいたら
10年物の琥珀色


ブランデーグラスのなかで
香りたつ

今も
変わりはしない君への ....
ちいさく溝を掘って
きのうまで咲いていた黄色い花を埋葬する

名前を考えているうちに
いつのまにか旅立ってしまった
知らないうちに
抜け殻みたいに影だけが残った
通り抜けていったものは
 ....
また今日も朝が来て雀がなく
チュンチュンとなく
ありふれた朝
こんな朝も永遠とは続かない
何億年かしたら
たぶんすっかり様変わりして
地球は住めなくなる
その時はまあ
新しい雀が
 ....
何かわからないけど
忘れものがあるような

遠い過去に
引っ張られているような
感覚が消えていない

どんな忘れものなのか
よくわからない

何かあるのはわかるけれど
その何かが ....
昨日の夢は

ふるい時間の
においがして

いたるところに

ふるい時間が
しみ込んでいた


やさしく迎えてくれた
さびれた建物の部屋のなか

机の上に
ポツンと置かれ ....
更けゆく夜はひたすらに
孤独の深い陰影を
白けた顔して曝け出し
薄い涙がつと流れる
薄倖の人、天破り
漆黒の闇に降下する

幼い記憶の光景が
眼前に広がり来たるまで
ひたすら遡行し孤 ....
確かに人生に意味なんか無いかも知れない
こんなちっぽけな命
こんなちっぽけな人生
しかし人生に意味を与える事はできる
希望に生き
希望を他の人と分けあえる
楽しみを見つけ
楽しみを他の人 ....
素直さは美徳だろうか?

ねじれる事は本当に
悪徳か?

ちょっと世界を見てみよう

川はねじれて蛇行しているし

上空の気流も
蛇行して流れているよ

それに
ねじれた螺旋 ....


硬貨
回る



希望

期待

2つの未来
どこからも遠い、ここへ
千々の風に吹かれてたつあなた
雲のようにおおくの面影をうつす
あなたへと伸ばされる
わたしの影、暴きたてられた白き砂、
ああ今ここに在らざるひとよ

空はぽっ ....
渋谷駅地下数百メートルから横浜まで。

ラジオも聞かず音楽もかけずニュースも開かず、ずらりと並んだ後頭部と、その奥に映る半透明な自分と流れる景色を眺めながら、浮かんでくる言葉とその意味を考える。
 ....
真新しいものの
誘惑に
戸惑っている間に
いつのまにか
すぎさられてしまうもの
春とはそういう事象
新しいノートや鉛筆が
揃えたくなる
鉛筆削りにたまってゆく
削りくずの香る ....
光の万華鏡
旋回する宇
自ら発光し
鋭く熱と溶け
輪郭失う体と体の
紫に静まる矛盾の浸透

[個我意識鮮明に保持サレ、私達はシッカリト抱き合い、
何処マデモイキ、何処ニモイキハシナイ] ....
ぼくを見捨てたもののためにぼくは死ねるだろうか


晴れた日の正午に
だれの記憶にも残らないやり口で


光のなかで明かりを消すように


永遠より午後の芝居を好むように夜は長 ....
硝子で以て光はウインクを、


睡魔の指が詩をしめ出すうすぼらけ。


人は、


ゆえなく等価交換の温泉に浸かる猿である。


雪渓に紅白のクレーン車かぶさる


遠近 ....
叉路

逡巡

決断




確信


人混み
僕は思うのだ
空を 僕は
でも この 目に
僕は壁を感じさせられながら
光に目を閉じ
闇を求める
そしてそれは
真の闇ではない
光を本当に失うとき
求めることなく
闇は
抜き差しならない
闇になる

人の目を避け
孤独を求める
そしてそれは ....
そのとき私は十六歳で
まだ何も罪は犯していないと思っていた

電車に乗って席に座ろうとしても空いていなかったので
つり革をつかんだ
そして
向き合った席にいる人の姿に
私は驚いて
目が ....
いてて

いてていて


あ、あ、こちらマイクのテスト中

聞こえますか

聞こえますか・・・


あ、あ、


いてて





テスト

テスト
 ....
雨の気配が春を連れてくるから
煙草の味がわからなくなるくらい
泣いてしまいたいのに
涙は出てこない
小さな井戸からかなしみを汲み上げても
ここまでの距離は数えられないのだ

どこかへ向か ....
これでもかと歯石を取り尽くされ

すかすかすっからかんの帰り道です

もう何も持っていません

昨日までの悲しかった人生も

明日からの悲しいであろう人生も

もう何処にも無い ....
黄金の太陽、陶然と
茜に燃やす、この部屋を
開き放て!己のすべて
持続スルこの永久の時に

  ああ、俺の両眼は割れ砕けそうだ!

目が眩む目が眩む
眩暈、眩暈
光の海だ
黄金に躍 ....
魔法使いの呪文のように

自明 !

という一言で

日常の会話から
厳密な数学の世界まで

誰もがみんな
納得してしまう

自明とは
なんという素晴らしい

魔法の力を ....
誰もいないから見ていたのだ
午後の空のボールを
角の僕はまだ見たことのない空を
見ていた 僕は 十字架に


そして遠くに見えた 街並み
僕は思い出していたのだ
海に家族で出かけた日
 ....
最悪の悪徳。それを寿げ。すました顔で平然と血で汚れた手を差出すのだ。供物のように身を横たえよ、恐ろしい龍や番犬の牙に偉大にも身を捧げるため。そのようにして、いくつもの滅んだ帝國は歴史の溝に清らかにも棄 .... 初雪のニュースを聞けば鳥肌が立ち急激に寒さ意識する

自転車に乗って私に逢いに来るあなたは白馬に乗った気分で

台風は超大型を保ったまま広い範囲が影響受ける

夜空見て雲が邪魔して星はない ....
空を見上げて歩いていた海で 
カレイを拾ったことがある 砂の中にいた
それを投げ上げたけれど 空の下で
ざらついていた それを 拾わず帰った
たぶん僕は悩殺よりも瞬殺派だ
まわりくどい締めゴロシよりは死刑が良い

ときどき趣旨を忘れたりするが
詩みたいなものを日記みたいに描く

僕にはまっとうな友達がいないみたいだ

アビー ....
空丸さんのおすすめリスト(4850)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
インスタントメッセージ- あらい自由詩221-3-21
琥珀色の涙- st自由詩321-3-21
未詩・ちいさな弔意- あまね自由詩721-3-20
エントロピーなんて屁- 道草次郎自由詩4*21-3-20
忘れもの- 夏川ゆう自由詩321-3-20
セピア色の約束- st自由詩521-3-20
孤独の檻- ひだかた ...自由詩1221-3-19
喜び- 渡辺亘自由詩321-3-19
ねじれて行こう_!- st自由詩621-3-19
分岐- ヨロシク自由詩121-3-19
くちづけ- 新染因循自由詩621-3-19
渋谷駅から横浜まで、あるいは横浜駅から渋谷まで- 福原冠自由詩421-3-19
春心地- ナンモナ ...自由詩4*21-3-18
造形流- ひだかた ...自由詩521-3-18
観光バス- 末下りょ ...自由詩5*21-3-18
地獄の遠近街- 道草次郎自由詩3*21-3-18
- ヨロシク自由詩121-3-18
どこかの道で- 番田 自由詩221-3-18
闇と自由と人独り- シホ.N自由詩221-3-17
アルビノ- 佐々宝砂自由詩721-3-17
交信- かば自由詩121-3-17
カウントレス/未遂- あまね自由詩621-3-17
すかすかすっからかん- クーヘン自由詩6*21-3-17
ソウルラヴ- ひだかた ...自由詩521-3-17
魔法の言葉- st自由詩521-3-17
消えてゆく街- 番田 自由詩221-3-17
叛逆- 道草次郎自由詩5*21-3-16
- 夏川ゆう短歌221-3-16
潮干狩りとカレイ- 番田 自由詩421-3-16
所在- 梅昆布茶自由詩11*21-3-15

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