田んぼと田んぼの間の細い道。その道端に夏草が生い茂っていた。
道の上に陽炎が立って揺れていた。

普通の人は誰もが忌み嫌う蛇がくさむらのなかに潜んでいた。
少女は夢のなかに現れた
少年は夢を ....
秋の、早朝の、爽やかなころ、
あえて、徹夜で、詩を書いてみたら、
こぼれおちた、言葉たちは、まるで、
珊瑚礁のように、真っ白なノートの、

深海で、輝いて、希望を、照らしている
あ ....
ライオンが駆けキリンが跳ね

シマウマがゾウが土煙をあげ

太陽が沈むまで

バッファローがハイエナが

ぼくのこころは永遠に雄大だ


主義ややり方

人間関係や政治力
 ....
ぴこん、ぴこん。

人もまばらな仄暗い駅のホーム。
まるで、テレビゲームでハイスコアをとった時のような、軽快な音。
電車がホームに来ることを告げるものだった。
何もかもがばかばかしくなる ....
秋の雨はしとしとと降る

仄かな月明かりを纏い
冷たい風を誘う

闇がじわじわと迫り来るのを
背後に感じながら

長靴を履いて
せめて足取りを軽くして
色づく落ち葉が降り積もる
 ....
剃刀みたいな言葉にも愛情は宿るのだと信じていた。切っ先のひかりを盲目的に見つめて、この体がふたつに切り落とされる瞬間、左右どちらの器にあたしは棲んでいたのだろう。解を得ないまま伏せるまつげのすきま、き .... 血や肉に変わる
栄養がメロディだった

肩で捉えた朧げな
始まりと終わりを
狭いアパートで
録音をした

仕事や買い物も
忘れがちで
それでも何ひとつ
奪われたくなくて

時 ....
ひたすら憧れて
螺旋階段を昇っていく降りていく
根無し草の宙吊りで
呼ばれるように拒まれるように
(何一つ叶えられることはないのだと)
遠い遠い鐘の音を追いかけながら
ただひたすら憧れて
彼女はほんとうは、登ろうとしていたのではないか

山頂の標識に手を触れると、もうすることはなかった
あたりは一面雲の中で、遠望できるはずの峰々も麓の集落も、
あるいはどちらが上でどちらが下なの ....
落日の量る太陽の重みを
その身の上に遊ばせて
女は隠れた感情に名付け始める
喜びも悲しみも薄く展開していき
愛は少しずつ輪郭を明らかにする
女は陽射しのパンを食べ
風の美酒を飲み干 ....
山からはキンチョール
海からはフマキラー

虫は震えている
足場の悪い磯辺で

蚊取り線香の煙は揺らいで
遠く乱れ雲が重い

わたしの足元で
虫はつぶれている
乾いて荒れた
まぶたが開いて
かすれた小さな
産声が午前を揺らす
きみは何度目かの
救済と絶望のなかで
目に見える世界は
たしかなものではないと知る


クロー ....
人とうまくやってけないんだよ
解き明かせたら
その原因と理由は
いたって単純かもしれないし
その反対かもしれないんだが
人とうまくやってけないんだよ

それは子供の頃から
大人への階段 ....
化石した
遠い遠い
昼下がり
わたしは
人を離れ
故郷を離れ

海へ向かった

知らなかった
心さえ向けば
海とわたしとは
一本道なのだ

そんなことすら
知らないほど
 ....
人魚姫は逃げた

愚かな人の子狩人を
眩ますため
水浴みしていた
砂に埋もれそうな
砂漠に埋もれかけた
小さな小さな泉を
碧の湖に変えて
そうして2度とは
現れなかった

オア ....
信号を抜けると駅が小さな口を開け
その口の中にざぶざぶと雨が流れる
その口の中をしきりと鴉が覗き込み
鴉が入っては抜け 入っては抜けして
鋭利な風が立つ

風の中
おんなが頭を垂れて
 ....
みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
かこが
いまでは
黄金郷

みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
みすてられた
犬に
なれなかった
今日

あ ....
片道切符で揺れる電車に
もう引き返せないと決めた心の
熱い塊がトンネルの中で
燃料となって明日を照らす

言いたいことなら溢れ出していく
後から先へと繋ぐ虹のよう

黒く光る長靴に詰め ....
はらはらと 降る粉雪に ハラハラと
シャッターチャンス 見逃しはせず

チャンスのみ ギュッと握って 離さずに
ぼやけた姿 画面の向こう

ふわふわの 着ぐるみよりも 見たくれは
 ....
優しさの、
止まらない疾走に
目が回る

こころの上で掬い取られた
優しさはまるで
枯れ果てて茶色の種をバラまくまえの
向日葵の花びらを枯らした姿で
花としては終わり果ててい ....
先月末に、大学を卒業してから勤務してきた会社を退職しました。最後はグループ会社の経理をしていたのですが、丁度グループ子会社の再編が始まりバタバタしました。やっと落ち着いたところで退職できました。
 ....
ヒット商品 作品は どれだけ 人を選ばず 取り込めるか 難しい ステップは 省く

その人の 境涯で すべての 取捨選択が 実行され それ以上は ない

釈迦も 方便から始めて 本門で初めて弟 ....
あゝ、神になってしまった。
いや、オレが自分で言っているのではないんだ。
《データ》ってぇのがあって、そこの

秋葉竹さんのデータ

他人の詩は・・・ 究極読詩神 [100%] ....
ふたりの娘へと私と妻の遺伝子が繋がって
親と子供の絆が結ばれた

それは命の鎖
けして切れたりはしない筈だ

その関係は
偶然か
必然だったのかは解らないけれど
一つの家族になれた
 ....
がおがおやって居ると
先生のビンタが飛んで来る
ここは深い森で
獣の香りが匂って来て
辺りには静寂が漂う
探検隊の隊員は気を引き締めるために
がおがおするをの止めた
先生と呼ばれて居る
 ....
ラーメン

ソーメン


風信子(ヒヤシンス)
心を研ぎ澄まし
硬く
固く
堅い
爆弾のような石 / 意思 を
ここに置いてみよう
少し離れて見ていると
バンッと
爆発しないかな

丸い石
角張った石
欠けた石
 ....
夜闇に目覚めて迫る闇の奥

闇蠢く無の充溢に襞重ね

襞を折る無名の漆黒生動し
いつぽんの川がながれてゐる。

川べりの道は夏枯れた草に覆はれてゐる。

川はゆつたりと蛇行して その先はうつすらと 野のはてにきえ

太古の記憶へとつづいてゐる と村びとたち ....
ひらかれたことばたち。
いみからすこし、とおくでひかる。
ひとのあたまのうえを、ひらひらとまう。

かんじをすてて、かくことで、
かんじのないぶんを、よむことで、
かんじられるなにかが、あ ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
忌み嫌う蛇が- こたきひ ...自由詩318-9-26
秋の心- 秋葉竹自由詩718-9-26
太陽が沈むまで- ペペロ自由詩218-9-26
ホーム- 言狐自由詩218-9-25
秋雨- 坂本瞳子自由詩4*18-9-25
きる・み- 青花みち自由詩318-9-25
覚醒- ミナト ...自由詩218-9-25
憧れ- ひだかた ...自由詩918-9-25
すれ違い- アマメ庵自由詩218-9-25
- 葉leaf自由詩418-9-25
山海虫- 柔刃自由詩418-9-25
モメンタリ・モーニング- ホロウ・ ...自由詩4*18-9-24
人とうまくやってけないんだよ- こたきひ ...自由詩418-9-24
記憶- Giovanni自由詩4*18-9-24
オアシスのほとりで- Giovanni自由詩4*18-9-24
雨の町- オイタル自由詩318-9-24
い、は、_犬、の、い。- 犬絵自由詩618-9-24
雪解けの詩- ミナト ...自由詩318-9-24
雪の結晶- 藤鈴呼自由詩3*18-9-24
優しい疾走- 秋葉竹自由詩1018-9-23
退職の日に_/_旅立ちの日に(最終版再投稿済)- beebee散文(批評 ...9*18-9-22
こころの_感度_(ISO)- むっちゃ ...自由詩418-9-22
えっ?神?そうか、かみだったのかぁ。- 秋葉竹散文(批評 ...618-9-22
娘から- こたきひ ...自由詩318-9-22
月と気分- 間村長自由詩6*18-9-22
冷や麦- 柔刃自由詩318-9-21
爆弾を置く__/__きっと爆発する- beebee自由詩10*18-9-21
- ひだかた ...俳句518-9-21
小さな村で見た- 石村自由詩22*18-9-20
おと。- 水宮うみ自由詩1*18-9-19

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