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なんて沢山の人
居るんだろうなぁ
それぞれがそれぞれ
肉の輪郭の表情を保ち
階段を昇ったり降りたり

（此処はステーション、
清い瀬のステーションさ
所々に真紅の薔薇も顔覗かせ
清い　.... ひたすらに
孤独な神、　
今日も街を生き
薄氷の切片、
私は肉掻き毟り
右から左を射て
静かさの訪れ

またこの夜陰、

紫艶に舞う
意識の揺らぎ
見つめ　ひたすら


　.... 蒼穹に白雲の流れ
わたしは時を生く

純白の息を吐き

高鳴る胸を静め
一点の光となり

蒼穹に垂直の矢を放つ

消える白雲の流れ

今、安らぎ目醒る私に

未知からの閃光　.... 夕の近付き、　
庭先に出て仰ぎ見れば

純粋な思惟という力

突端に突き刺さる
曇天どんよりと
時の丘陵崩し

脳髄という鏡さっき割れ
あれ？もう考えれ無いハズ

なのに、
　.... なんにもない
ひろがり
ほんのりあからみ
そまりいく



　磔刑の無力耐え忍び
　呪言を読み聴かす

　　置き去りにされた夜に

　　〈向こう岸が見えるかい？〉

　と、　.... 白い波頭が押し寄せ
次から次に押し寄せ
崩れ去ってゆく
跡形もなく

私は　私たちは
何処からか来て
何処かへと還る

再びまた再び、

白い波頭が押し寄せ
次から次に押し寄せ　.... この夜の訪れ
闇の深まりゆき

確かに灯る明かり
橙の色に向い家から
外に温かにほんのり広がり

対し、

輝く内なる光の海
無限に拡がりゆく
銀から黄金に
未だ透明には至らず　.... 溜め息の
ふぅとふぅ耐え
病の苦、
夜な夜な冷たし
近づく　冬のヒビキ


肉の魂の静観にて
営み一体化する
瞬間、無名の記述
確か内なる霊性に触れ
ああ　と頷くオノレ在り

　.... 雨が
木の幹を濡らしていく
濃緑の木立は
微かに揺れ　揺れ動き
時の狭間に佇んでいる

この冷える冷える一日に
銀の透明　雨は
間断なく降り続け
街を静かに濡らしていく　
　　
　.... 無限の均衡の内に
今を落ち着き払い、

海しずか
青み深まり
降る空に
遠き声の響
いつしか木霊し

到着した何かに
確かに触れ包み込まれ
明るさ無限に増す意識の舞台、

澄　.... 蒼穹の動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも深まる青、暗まる青

執着を突き抜け虚脱を突き抜け

到来する、

見晴るかす限りの光の野辺に

硬直した意識、遊ばせて　.... この大地に地球に
地面にシッカリ足を付け

天国を地獄を
この世界裏表
認め識る、

「現実感覚がひたすら観る行為のなかへ消える」*1
(受動性から能動性へ、そうすればソレ　受動的訪れ　.... 波リズミカルに打ち寄せる
浜辺　灰白にて広がり

貫く漆黒の直線、
後光帯びる弧空、

やがて訪れる
深い夜闇に
点る明澄な灯り

手を繋ぎ寝そべる二人に
対立し合う世界の響き、　.... アパートの軒下で

猫が雨降りを眺めている

虚ろな無関心な
人間の目をよそに

瞳　黒々と濃く流れる血
いつか雨降りと一体化し

遠い海鳴り宇宙のそよぎ

軒下の猫　夢みてい　.... 空に溶けゆく
この想い、
不可視な繋がり
確かに生動し

不思議な
思考という他者
与えられ

文字、言葉　限り無く異邦のもの

紡がれ織られゆく
この想い、
不可視の湧出
　.... 朝に目覚めて
濡れ光るアスファルト、
無数の影、映し

傘、さしたり　ささなかったり

遠く近い山並み、蒼く連なり

冷たい風吹くなか
人、忙しい営みに生き
人、愛し愛され裏切り裏　.... うねっている
うなっている

熱、失われ
熱、貫かれ

うがっている
うつしている

研ぎ澄まして、研ぎ澄まされて

映さなきゃ　分からない、

)わたし　あなたに
)あな　.... あるもの　ふしぎ

神秘ではない
端的に　在る

のだから、

在る本　在るマスク　在るコップ
在る木　在るあなた　在るわたし

内的体験として
それら浮き立ち在る

本とい　.... ひらかれ
すすむ

こころ、

ことほぎ

孤独、

寄る辺なき
魂の

力と化す。 春の色づき感じさせる　
今日も青空　ひろがり

優しい無関心な青空、

ぽかんとひろがり

何者だろう？
何物だろう？

ナニモノダロウ？

道端に薄茶に色褪せ
猫じゃらしの　.... 今宵、安らぎ覚醒し
言葉、寄せ溢れ

なんの秘密もない
思考にて突き抜け

哀しみ歓び削ぎ落とし、

ジーザス　私は独り人
優しい無関心な青空を
霊性の雨降る宇宙へ
接続スル営み　.... 真っ直ぐ進む
時間の陥没、
力動　垂直に
裂け目入れ

一瞬のマバタキ、永遠の開示

すべて、掴み取られ
時間は瞬間の延長
響き放つ形象の乱舞

広々と、ひろがりのびゆき

　.... 白雲　ひとつ　
流れる
青
あれが私の
未知、遠い空

収束するもの
きっぱり引き裂く
対角線
ジャンプする力動に
たましい、躍る

瞬間に甦る
失われた時、
雨降りの
　.... のっしのっし
あくまで青い
世界を歩く
大気に透過し
冷気に凝集し
接吻する

あなた

なんにもない
なんでもない
もはやただ
のっしのっし
あくまであおい
せかいをある　.... あるもの

ただ、

在るもの

この、

沈黙の取り留め無さ
名付け以前の異様な密度

ソレは、

ナニカに触れて
ナニカを浮かび上がらせ

保ちつつ、

あるも　.... 朝に、

流動する微細に
粘りつく
巨大な
極彩色の
おもちゃ箱

ひっくり返す

アパートの部屋、外に出れば

無意味の大河流れ
時間を引き裂き響かせ

そらはあいかわ　.... 更新される混沌の時に
今、新たに生きて

ジャイアントコーン、
噛み砕き
味わい

歪む脳髄に耐えながら

溢れる言葉、
掬い拾い集め

無　波打つ響き

耳　澄ます　この　.... 叫びながら舞う女
光の庭に
ひとり居て
ことば
渦巻き喘ぎながら

喉を震わせ吐き出される声に
意味はたじろぎ光に呑まれ
舞い狂う女の
光の庭
時　失う

感覚の光
思い出の　.... 色褪せた
夏の恋
後退する
波風

響き生きて
響き息づき

傷づき
生きて
荒れ狂い
生きて
混沌
混濁
紅い旗に
揺れ歪み

世界は響き
世界は破壊
貫かれる　.... 他者と共に
住むことの孤独
ひとり
住むことの
孤独

結局、
それだけなのか
人と人は
出逢い寄り添った
ときの、熱

敵は誰？なのかも
もはやわからない
洗練され尽くし　....

空丸さんのひだかたけしさんおすすめリスト（317）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
清瀬ステーション（改訂）	- ひだかた ...	自由詩	6*	24-2-22
持続	- ひだかた ...	自由詩	5	24-2-20
永遠	- ひだかた ...	自由詩	9*	24-2-17
出来事	- ひだかた ...	自由詩	6	24-2-14
置き去りにされた夜に	- ひだかた ...	自由詩	6	24-1-31
私たちは（新訂）	- ひだかた ...	自由詩	6	24-1-13
この夜の断章2	- ひだかた ...	自由詩	8	23-12-28
五行歌、常＿鳴き夜に	- ひだかた ...	自由詩	7	23-11-9
この冷える冷える一日に	- ひだかた ...	自由詩	5	23-10-9
湧水池	- ひだかた ...	自由詩	7*	23-9-1
孤独の断章(新訂)	- ひだかた ...	自由詩	6	23-8-22
詩想6	- ひだかた ...	自由詩	3	23-8-18
浜辺	- ひだかた ...	自由詩	12*	23-7-8
軒下の猫	- ひだかた ...	自由詩	6	23-6-22
思考という他者	- ひだかた ...	自由詩	8*	23-4-24
記憶の奥	- ひだかた ...	自由詩	6	23-4-2
鏡	- ひだかた ...	自由詩	5	23-3-4
漂白して	- ひだかた ...	自由詩	6	23-3-1
言祝ぎ	- ひだかた ...	自由詩	6*	23-2-26
ぽかん＿ぽかん	- ひだかた ...	自由詩	4	23-2-20
夜想20	- ひだかた ...	自由詩	5	23-2-19
ポップ5	- ひだかた ...	自由詩	6	23-2-3
五行歌、だいじょうぶ	- ひだかた ...	自由詩	5	23-1-30
接吻する	- ひだかた ...	自由詩	5	23-1-28
あるもの	- ひだかた ...	自由詩	7*	23-1-22
おもちゃ箱	- ひだかた ...	自由詩	9	23-1-13
夜想9	- ひだかた ...	自由詩	4	23-1-12
狂女	- ひだかた ...	自由詩	8	23-1-5
夜想5	- ひだかた ...	自由詩	5	22-12-29
五行歌、暴力と愛１	- ひだかた ...	自由詩	4	22-12-10

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