心の弱い人間と心の強い人間の比率
体の弱い人間と体の強い人間の比率
健康な人間と不健康な人間の比率
病気がちな人間と病気しない人間の比率
悪人と善人の比率
数えあげたらきりのない比率の数々
 ....
傷ついた鳥が

エアポートで俺を待っていた

足さきを蹴られて誘われていた

頼りないように見える人生だった

幸福の寄るべは俺にはないようだった


悲しくて嘘つきだ

バ ....
職場近くのケーキ屋さんが
店じまいした
前日まで通いつめてた私は
朝の仕込みがきついんですよー、と
おじさんの苦労も知っていたので
ま、それもありかな


真っ暗なガラスの向こう
 ....
青ざめた色の街に浮かんだ
窓の灯りが魂だとしたら
チカチカと光る白い頭は
あの家できのう死んだ人のもの
省エネのために消してはいけない
体の膿を排出しようとするが

叶わず


熱は体力を奪い

はいつくばる



夜は深く

シリウス・カノープス・リギルケンタウルス

輝いてる



寝返り ....
 自由。それは広大な草原を駆ける馬。
 自由。それは大海原を切り裂く帆船。
 ほんの少しの自由を得る為には
 愛されるより愛する者でいることだ。

 人生。それは成功と失敗。
 人生。 ....
キャップレスのスリムボディー
ビーメモリーのコネクター
キャッチーなコピーには
気になるーの音引きー
ふーたがない
ならそーこーとって
ふたにするー?

素直に出ない言葉
つかえるの ....
万年ノーベル賞候補が
ラジオDJをやるんだってと
妻が興味津々に話すので
こいつ相変わらずIQ84だなと
ウンザリした気持ちになった
だって万年ノーベル賞候補は
石黒一雄のせいで
完全に ....
まただ
また首輪自慢だ。
よくもまあ飽きないもんだ。

うんざりして空を見上げると、相も変わらずアレが鉛のような音色で重圧をかけている。
よくもまあ飽きないもんだ。

裏表しかない男とも ....
たったひとつ
ねがいを
きいてくれるというのなら
わたしが生まれる日に
むかえにきてください




病院から
おおきな荷物と
見慣れぬ我が子を
抱えていく
母の
かえりみ ....
散らばりやすい心を束ねて
ただ一点を見つめる強さを
時間の経過と共に生きるよ

名前を与えられると変わらない
星座のように輝くためには
指先で振るタクトを動かして
カレンダーをめくる技を ....
朝、目を開ける。
夢を現実にするために。

今日も、目を開く。
新しい気持ちに出会うために。

目の前のあなたと、目を合わせる。
言葉にできないことを、分かり合うために。
家路の途中教会の前を通ったら
華やかな結婚式が行われていた

入り口のゲートは開かれていて

お祝いに来たたくさんの人たちが
花びらを宙に舞わせて新郎新婦が出てくるのを待ってる


 ....
高層建築が並ぶ東京。 いや、別に東京でなくてもいい

居並ぶ建物の中からひとつをひょいと引っこ抜いて、裏面に文字があって判のように捺せたら

捺せたらどうなるだろう。そもそもどんな文字が掘られ ....
石に酢をかける会を開催します。
酢は米酢を持ってきてください。
定員100名。参加費4000円。
酢は全部使いきること。
インターネットからお申し込みできます。
昼食はこちらで酢カップラーメ ....
世界中で
いろいろな人が
いろいろなところで
いろいろなことを
思いながら
考えながら
行いながら
生きている
なんのために生まれたかも知らず
なんのために生きているかも知らず
た ....
なぜ虫を捕まえて買い始めた
餌は勝手に手配するから楽に飼えますよ
と、あの、太った販売員の言葉
メカジキというあだ名の女が
これ見よがしになぜ虫をアタシも飼ったことある
愛情が必要のないペッ ....
深夜
トイレに行こうと
リビングを通ると
ソファの上に
黒ヒョウがいる
最近夜中に
庭をうろついていることは
知っていたけれど
とうとう中まで入ってきたのか
さすが
食肉目ネコ科
 ....
うつくしい家にかえる
秋の赤みをおびた夕暮れ色のレンガをふむ
玄関にはアール・ヌーヴォ風の
金色のふちの大きな丸鏡にむかえられる

この丸鏡の前に花瓶をおき
庭に咲いた花を飾る
と鏡の向 ....
忘れられた歌が戸を叩く
風が酒乱の男みたいに木を嬲っていた

(何も知らない子どもがゲルニカを見ている

 あなたは映らない鏡
 恋している
 空白の輪郭の投影よ
 純粋すぎて
 愛 ....
‪孤独だけど‬
‪今が一番楽しいのかも知れない‬
‪今更子供なんて作る気力もない‬
‪孤独だけど‬
‪過去の壮絶な日々から‬
‪解放されただけでいい‬
‪あの窮屈だった生い立ちに比べれば‬ ....
ありやだんごむしや

死にかけのががんぼを

かたいほうきで蹂躙していた

掃除していた

かみさまの通り道を浄めていた

いのちを軽んじていた

かれらはかれらの旧約聖書に
 ....
子供の頃は不潔だった
風呂が嫌いで一週間入らないなんて普通だった
毎朝、顔も歯も洗わなかった
爪が延びても平気だった
爪の中が黒くても気にしなかった
痒くて頭をかくとフケが落ちて落ちて

 ....
死にたい!死にたい!
と思いながら放浪していた
無職の引きこもり青年が
止めに入った将来性ある優秀な青年を
殺した
「むしゃくしゃしていて
だれでもよかった」といいながら
前途有望な青年 ....
悲しみは訪れる
予告なく
足音も立てず

時刻を止めて
くれたらいいのに

逃げ出したいけれど
行き先が見当たらなくて

呆然としたいのに
誤魔化しようがなくて

わたしはわ ....
暗がりの中で揺れる存在感に
やわらかさを ふわり足して
葦の穂と知る

呻くような叫びも
穏やかな笑顔も
ここに 光 あればこそ
美しく 魅せるのでしょう

されば 明順応の手前 ....
‪一夜明けて改めて痛感した‬
‪今と言う今は今しかない‬
‪一夜一夜に人見頃‬
‪√2な気持ち‬
‪人並みに奢れや√3‬
‪何だかんだでリク√コスモス‬
‪本八幡のライブハウスは√14‬
 ....
湧き上がる欲望に正直で
下着を脱がせたくなったあの日
バービーの透き通る白い肌が
消毒されたように冷たくて

人を殺してしまった気がすると
同時に人形の長い髪の毛を切った

それはまだ ....
ひとは弱い
だから強がる

ひとは弱い
だから逃げる

ひとは弱い
だから苦しむ

ひとは弱い
だから後悔する

ひとは弱い
だから涙する

ひとは弱い
だから歯を食い ....
全て抹消せねばならぬ
踵の靴擦れが決定打になるやもしれぬ

アクセサリーを外し
服を脱ぎ捨て
下着だけになる

全て抹消せねばならぬ
レシートは全て処分した
鍵のかかったスマートフォ ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
比率- こたきひ ...自由詩218-6-17
傷ついた鳥- ペペロ自由詩318-6-17
私が眠くなる理由- umineko自由詩8*18-6-16
電球の詩- ミナト ...自由詩118-6-16
星の熱動- 青星円自由詩3*18-6-16
創造~彩る者- ヒヤシン ...自由詩8*18-6-16
スライド式USBメモリーのコネクターが素直に出ない/即興ゴル ...- こうだた ...自由詩1*18-6-15
ウンザリちゃん- 花形新次自由詩218-6-15
僕だけいじめる人気者- 赤猫永宜自由詩118-6-15
ねがいごと- 小夜自由詩418-6-14
- ミナト ...自由詩118-6-14
- 水宮うみ自由詩4*18-6-14
花嫁- 青星円自由詩3*18-6-14
車窓- 赤猫永宜自由詩218-6-14
石に酢をかける会- moote自由詩118-6-14
生の不思議- ホカチャ ...自由詩218-6-14
なぜ虫- 腰国改修自由詩1*18-6-14
黒いヒョウ- やまうち ...自由詩118-6-14
丸鏡の向こうのわが家- 田中修子自由詩2*18-6-14
それ以外に何が- ただのみ ...自由詩13*18-6-13
孤独だけど- TASKE自由詩118-6-13
かれらの災厄- ペペロ自由詩118-6-13
子供の頃は- こたきひ ...自由詩1+18-6-13
殺され損- ホカチャ ...自由詩118-6-13
いまのひかり- 坂本瞳子自由詩3*18-6-12
虎の尾- 藤鈴呼自由詩2*18-6-12
平方根- TASKE自由詩118-6-12
Girls- ミナト ...自由詩118-6-12
弱さ- HAL自由詩9*18-6-12
遣らずの雨- 木村きむ自由詩218-6-12

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