毀れたまま
  ひとつの裸が
  もうひとつの
  裸を抱く
  全き
  炊飯器
  女……
  充溢する
  欺きの、
  夢、
  箇条書きの
  ……沈丁花……
  みえない、鬼
  啜られた
  白桃の……蜜 
  気を狂わせるほどに美しい
  昏いので……みえない……鬼……
アイコンタクト交わしたら

アイコン、ダクトに落としちゃった

愛、混濁たる世の中で

忖度しましょう

アナタの気持ち

タクトを振るのはその腕か

得々と説く

夜盗の ....
「この一年間
このクラスの担任
でいられて幸せだった
ありがとな…皆
高校でも頑張れよ
じゃそろそろ式に出る準備しろ
にしても佐田(まさし)…
お前って奴は
いつもいつもふざけて
ば ....
年を取るに連れて
あんなに気になっていたことが
全くどうでもよくなってきた

それは良いことなのか?

例えば包茎

たま~に
タートルネックを
顔まで被るあんちゃんが登場する
 ....
ミカンカンカンミカンです
ゆっくり果汁を出しまして
あなたの願い叶えましょう
ミカンカンカンミカンです
果汁は神秘なオレンジ色で
そのパワーはなんと無限大

言葉を放って言葉を拾って
 ....
 ピアノが奏でる森には妖精が住むと言う。
 感情は朝の霧の中に紛れ、感性だけが宙に浮かんでいる。
 僕は裸足で森を往く。
 まだ影は存在しない。

 清らかな冷気が辺りを包む。
 冬の ....
あなたが側にいれば
どんな場所も
夢のような楽園に変わる

出逢いは必然
付き合うことも必然
決まっていた流れ

私の愛とあなたの愛は手を繋ぐ
言葉はなくては伝わる想い

薄暗い ....
もうすぐ日がめくれ
いくつか数えた頃
かの女はバラをたくさん落としてきたが
もうプロポーズされることがなくなったからと
時ごと綿毛に包んで
夏の来ない春に明け渡そうとしている

 ....
家庭内性暴力をうけているこどもの

特徴みたいなのが新聞に載っていた

他人のそんなやつ許すもなにもないのに

風邪ではないのに喉の痛みを訴えるって


ひどい泣き寝入りだ

ひ ....
愛が上に乗って
情が下から支える格好は
たとえば我が子を肩車する父親かも知れなかった

でも
上下関係がひっくり返って
愛が情の下敷きになったら
重なりあう男と女の体を連想してしまうのは ....
雨などにうたれて

焼鳥屋さんに入る

山崎をロックでやりながら

あの日どれだけ傷ついたのかを

考えている

視点がうごかない、うごけない


答えなどでないのに

 ....
競い合うために生まれたわけじゃないでしょう
奪い合うために生まれたわけではないでしょう
憎しみ合うために生まれたわけじゃないでしょう
傷付け合うために生まれたわけじゃないでしょう

ただ生き ....
真っ白な肌が好きだった
真っ白な笑顔が好きだった
真っ白な心が好きだった
真っ白な君が好きだった

真っ白な紙を広げて
真っ白な文字を書いた
真っ白な頁をめくると
真っ白に消えていく
 ....
田舎では
親の時に香典をもらっているから
行かなければいけないという考えが
根強く残っているが
どっかで切らないと
親がもらったからという理由だけで行ったら
相手の喪主も
俺の時には
 ....
真っ黒な廊下を歩いていた
ボロボロのテディベア抱えて
窓を開けろと風が叩くから
外の方は見ないようにした

爪先立ちでドアノブに手を掛けて
飛び込んだ部屋には二つの寝息
気が緩んで思い切 ....
お国のためにと兵隊さん
家族の写真を首からぶら下げ
敵国目指して進めや進め

かたや敵国兵隊さん
家族を守るためならば
命なんぞ惜しみやせんや

大事なものは皆同じ
失うものは二度と ....
ぬるいぬるすぎる
もっとだ
もっと高く 死ぬ直前まで 恐れる事無く
突き進めない者達に 創造を語る権利はない
光る指先 弾けるシナプシス 迸る内臓の噴水
意識を評価するほんの一滴の理性 追い ....
今度こそ
今度こそはと
幾度も脱皮を繰り返してきたはずなのに
サナギの姿で
また冬を迎え
その時はいつ来るのでしょう
次の春が来たらでしょうか
春はいつ
春が来たとて
やっぱりサナギ ....
もうすぐ春が
来るの、来るのよ
春爛漫

そう今年の冬も
生き延びて、生き延びた
地を這う草のように
ねめつけられても
まだ死なない
虫のように
時給1,200円で
夢があるね( ....
白く色づいた道路の上を二本足の靴が行く
電柱
空気
星のカケラ

群れは距離の中に息づく苦しさに気が付かない
廻る足跡、round、around
歌は最大公約数の科学

鉛筆の芯が折 ....
壁に掛かった
インクジェットの白黒写真
オレンジの間接照明
ゆれる黒い
液体に乗って
通り過ぎていった知らない人たち
照り返す瞬間ごとに
こまかく失明した
方角のひとつひとつが
積も ....
硝子の様な海の中
小さき命の灯火は
硝子を突き破る事もなく
無情に海の屑と消える

悲劇を涙で拭えるならば
絶えぬ涙を下さいな
一生分の涙じゃ足りぬ

溢れんばかりに世を巡る
目に ....
上着から落ちた雪のかけら
ストーブの上すぐに 色を失くし
ふるえ悶えて消えて往く
あっという間
案外 ねばりもしたろうか
無になった訳じゃない
見えない つかめない 形がないだけで
身軽 ....
夜の下には現れない
白い色からのびる光
床に土に空に刺さり
細く細く動かない


赤い涙
まだ触れていない箇所を目に当てる
朝に止まる時計
左側の景の震え

 ....
晴れているのはしあわせ
雨が降るのはふしあわせ
傘を差すのはしあわせ
目が乾くのはふしあわせ

日曜はしあわせ
月曜はふしあわせ
出会うのはしあわせ
知らないことはふしあわせ

い ....
うどん屋でせき込んでいた私は
知覚過敏を発症して
寝込んでいた
特権化されぬ
市場化されぬ我は
コロッケをパンにはさんで食べていた
門の周囲には魔物が潜む
魔物たちに私は揉まれても居たが ....
生まれる前の闇に
ぽつ、ぽつぅんと
浮かんでいる
光の結晶たち

(すっかり消費されてしまったね)

アタシの葉脈を
衛星軌道上から観察した彼が
火曜日の声で呟く

(きっと
 ....
産まれた瞬間から刻まれる印
私で在る証拠
存在感が透明感
薄くなっても
クリスタルは 美しい

煌めくガラス細工
素材が儚げに見えて
軽く観てた
直ぐに 壊れるのだろうと

 ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
炊飯器- 草野春心自由詩118-2-24
沈丁花- 草野春心自由詩218-2-24
白桃- 草野春心自由詩118-2-24
目と目で- りゅうさ ...自由詩118-2-24
目元のマスク- しょだま ...自由詩118-2-24
水虫ジュク夫「鈍くなる感性」- 花形新次自由詩218-2-24
ミカンカンカンミカン- ブルース ...自由詩2*18-2-24
あくび- ヒヤシン ...自由詩4*18-2-24
どんな場所も- 夏川ゆう自由詩218-2-24
三月の花摘み- 唐草フウ自由詩718-2-24
風邪ではないのに喉の痛みを訴える- ペペロ自由詩218-2-24
漢字たちの感情- こたきひ ...自由詩218-2-23
あの日の傷- ペペロ自由詩518-2-23
瞑目- 1486 106自由詩318-2-23
真っ白- 1486 106自由詩218-2-23
因縁のお葬式- ホカチャ ...自由詩118-2-23
リジー- 1486 106自由詩3+*18-2-22
- 櫻花 葵自由詩318-2-22
突き詰める姿勢- 狩心自由詩318-2-22
サナギのうた_―エリック・カール「はらぺこあおむし」に寄せて ...- Lucy自由詩5*18-2-22
感性・わーきんぐ・ぷあ〜アタシ明日も、働きます- うめバア自由詩418-2-22
透明- 鷲田自由詩118-2-21
untitled- かとり自由詩318-2-21
- 櫻花 葵自由詩118-2-21
出来過ぎた話で- ただのみ ...自由詩5*18-2-21
ひとつ_さむさ- 木立 悟自由詩418-2-21
幸福論- やまうち ...自由詩4*18-2-21
特権化- 間村長自由詩5*18-2-21
Alpha- もとこ自由詩15*18-2-21
サクラ臀部- 藤鈴呼自由詩3*18-2-21

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