錆びないように油をさして
繰り返し終着駅だと叫ぶ

スピーカー越しの君の眼は
老いた牢屋の有刺鉄線

B玉をはじくように嘗め回し
避雷針を倒して遊ぶ

此処は{ルビ何処=いずこ}の鬼 ....
君を追いかけて
追いついて振り返らせて
謝るからさ
明るい笑顔を見せてよ
騙そうとしたわけではないし
冷たくなったわけでもないんだ
動きはじめた運命の歯車が
ただただミシミシと音 ....
色んな模様の鍋
良い雰囲気を作り出す

今日はどんな鍋料理にしようか
考えるだけでも楽しい
鍋を囲めばもっと楽しい

楽しい会話と
美味しい鍋料理の香り
ポジティブしかない空間

 ....
夢が降る。

夢が降って
好きになる。

夢とは
なになんだろう?

人が泣く。

怖くて怖くて。
ただじぶんの心を
差し上げることが。

怖くて、怖くて。


 ....
台風の奴が過ぎ去っちまえば、
我が意識はまた、パソコンあさりを再演し始める。
母の一周忌が過ぎてからでいいと思うのだが。
6万ぐらいで、メモリーを16gbにしてとか、
hdは、1tでいいか ....
詩を書かなくなって
すわっていた
ぼくのゆびやひざこぞうを
こぐまたちが噛んでいく
あああ あああ
ぼくのゆびやひざこぞうで
きっと大きくなるだろうね
くまたちは
詩を書かないが
 ....
手をと、指をと、爪をと、

下弦の、琵琶の、定めの、

触れ合う、意識の、明証は、

我になく、汝にもなく、

流れゆく、雲にさへ、なく、

今しがた、潰した、蜘蛛の、
 ....
軋む夜に宇宙は静謐を装って
僕のアラートは適切には鳴らないようだ

優しい朝のひかりを浴びて
入浴したての君がいてくれればよい

絶対零度の幸福論と
肩のこらないレトリック

アルマ ....
よどんだ部屋の空気
水道の蛇口から水がしたたり落ちる
ポテトチップスを頬張り麦茶で流し込む

判断能力 自己管理能力 欠落
仕方なく破れた地図を広げる

非日常な週末とテレビジョンのニュ ....
一人、枯野を駆ける
つまり、
蛇の心を、知るか?

おそらくその心に
なんの悪意もなく
あすに向かう希望の光が
灯っているにしても
一人っきりでは生きられない

愛すること ....
お気に入りの美術館

どんな絵でも丁寧に見る
絵に込められた想いに触れる

居心地の良い空間に流れる音楽
素直な気持ちで絵に向き合える

初めて今出逢った人と
絵について話したり
 ....
雨の一滴が右手の甲に 落ちた
ズシリと 重たかった
ミシリと 胸の空洞が鳴った

私は慌てて滴を振るい落とした
軋む胸が一瞬、
張り裂けそうになって
雨が盛んに降っていた
暗い空から降っていた
俺の心は憂鬱に
蒼く震えるネギ畑、
踏んづけながら
進んでいた
何処にも行けないと知りながら
それでも踏んづけ進んでいた

)この嵐の果て ....
天が下りる
肺を圧し潰す
耳裏の風切り羽が散る

音はもう無い

手足を置き去りにして
夜を転がる

擦り切れ残った頭蓋だけ
あの天蓋へ反して
待ちわびても待ちわびても
信号が赤だったから
ひとり仰ぎ見て立ち止まっていたの

青空は雲ひとつなくまっぱだかで
そのからだを透明な恥じらいで
うすくおおっていたの

つまりそこに住み ....
思い出は胸の奥でセピア色。
夏休みのドリルに溢した麦茶の色。
注がれて、熱くなって、割れちゃった
苦い液体をよくわからないまま漏らしている

シャリシャリ割れながら天井を見回したわたし
あなたはふわりと電気を消した
あのう すいません
悲しみって燃える塵ですか
それとも燃えない塵ですか

どちらでもないですよ
悲しみは塵じゃありません
悲しみは壁を越えていく力の父です
そしてひとと世界への想いやりの ....
恋と愛はヒトツか――

コガレ コガサレ モヤサレテ

ヒトメ シッタガ ユエニ コロサレテ

ミハ シカバネ トカスモ

ココロハ コイ コイ ジゴクユキ

純粋な あまりに ....
秋が廻ってきた。
炊事をする兄の掌が楓になる。
母の一年忌ももうすぐ。
冷房消したら亡霊も消えた。
夏が終わると部屋が広く感じる。
恋割れた 悲しい夜は
ひとふたり つみによごす
このむねの 黒さがいやで
牛乳を むねにこぼすの

牛乳を よるのむからさ
かまわずに 消えてほしいの
かいわない 冬の静か ....
遥か遠くでまた台風が発生した
一週間かけてこっちに向かってくるらしい

海水の温度が高いから勢力まして
来るらしい

何でもそうなるかは
理解出来てない

それはテレビの構造を全く知 ....
新年の挨拶終えてホッとする毎年同じこと繰り返す

近所との繋がり薄いこの時代一昔前が何か言いたそう

広い川海が近くに見えている潮の香りが川原に染み込む

白基調の明るい部屋に身を置いた真 ....
玄関の前で斜めになってカメムシが死んでる
斜めになって題名を叫んでいる
詩は叫ぶものとは
言いたかぁないが
耳に突き刺さる
詩は突き刺さるものとは
言いたかぁないか
聞こえるものは
し ....
目の前を
私の中の諦めが
口笛吹いて歩いているよ

どうとでも
なれとまごころ傷つけて
すれ違う恋、なんてバカなの


ドアを開け
そちらの夜を覗いたら
まるで十字に ....
ぶらっと寄らないかあの店へ
忘れられないひとが待っているかもしれないから

すずなり横町とライブハウス
本多劇場と誰も歌わないあのうた

ロングバケイションとお気にいりのロケーション
計 ....
端っこまでクリームの詰まったクリームパン。
そういう幸せが、君の人生に沢山ありますように。
もし
太陽が燃え尽きてしまったら
月が代わってくれるのかな

いい加減
夜ばかりの照明役には厭きているだろう
ここは昼に回って精一杯輝いてくれないかな

たとえ
太陽が燃え尽きてしま ....
ぼくらが見ているのは鏡に映ったかのような仮想現実だ
それは一見現実かのような様相を呈するがあくまでも現実ではない
ただ厄介なのはその仮想現実が
ぼくらの現実とぴたりと寸分違わず重なってしまうこと ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
fɔ́ːrtrəs- 水知鴇都自由詩219-10-19
9月の純心、10月の青空- 秋葉竹自由詩919-10-19
鍋の美味しさ- 夏川ゆう自由詩319-10-19
瞳の言葉- 立見春香自由詩419-10-18
近況- ナンモナ ...散文(批評 ...7*19-10-17
くまたちは詩をかかない- はるな自由詩219-10-16
- ナンモナ ...自由詩5*19-10-15
アラート- 梅昆布茶自由詩1219-10-13
警戒レベル4- あおいみ ...自由詩319-10-12
真夜中、出て行くなよな、バカ- 秋葉竹自由詩1019-10-12
美術館- 夏川ゆう自由詩319-10-12
哀しみ一滴(改訂)- ひだかた ...自由詩1019-10-11
- ひだかた ...自由詩6*19-10-11
夜長- 水知鴇都自由詩319-10-11
とうとつの告白- 立見春香自由詩819-10-11
麦茶- クーヘン自由詩5*19-10-10
珈琲カップ- 印あかり自由詩9*19-10-10
分別塵- HAL自由詩9*19-10-9
怪談_純粋経験- ナンモナ ...自由詩5*19-10-9
令和元年の秋- ナンモナ ...自由詩4*19-10-9
亡霊- クーヘン自由詩7*19-10-9
牛乳を__むねにこぼすの- 秋葉竹自由詩1119-10-9
ふたたび台風がゆるせない- こたきひ ...自由詩319-10-9
白基調- 夏川ゆう短歌219-10-8
もっと私に詩を書かせて- 次代作吾自由詩1219-10-8
恋の真理の扉- 秋葉竹短歌619-10-8
すずなり横丁の夜_に捧ぐ- 梅昆布茶自由詩1019-10-8
クリームパン- クーヘン自由詩13*19-10-7
太陽が眩しすぎて- こたきひ ...自由詩3+19-10-5
実存在と無存在と(存在の本章として)- HAL自由詩2*19-10-5

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