水たまりの中
一つの個体が終わりを迎えるのを見る
それを横目で見たまま
アイスティーを飲む

所詮それと変わらない
わたしが終わろうと
誰も気に留めやしないんだ

「ダスター貸してく ....
波の音が聞こえる
私の心はざわつく
どこかで天使の泣き声がする
安らぎはこない

無茶な要求ばかりを押し付けられて
すっかり嫌気がさした頃
どこかで天使の泣き声がする
平安は何処?
 ....
暗くなる前に帰ってきて
そんな願いも空しく
無情にも日は暮れる
私の期待は尽く裏切られ
白い骨しか残らない

はらはらはら
白い骨は崩れて落ちる
どうか私を探さないで

夕闇に包ま ....
それは
あずき色の革張りで
しっかりと綴じられており
少し重い

一ページ目の
なめらかな白い砂浜には
控えめな海藻が
いくつか打ち上げられている

完璧な塩のフォントと
滲まな ....
もがいて水面から顔を出す
ように息をするかろうじて
ポジティブ思考
が大事です
足首に錘
つけられても
まだ笑えます
夢も見れます
今日一日を楽しみに
起き上がります
階段をおりて ....
怠惰に負ける。
届きたいと思っていても足は動かない。
あまりにも遠くて心が折れる。
会いたい、もう一度。
思い出にしがみついて生きていけなくなる。
もういない どこにも 気付いて
怠惰。 ....
私は26歳にして
統合失調症になった
47歳にして
寛解を得たと思う
その証拠に
毎日仕事に行けるようになった
人生100年というからには
まだまだ人生を楽しんでいける
また私は
病 ....
何もできないので
何かをやっていたら
何かでいられた
ような気がしていた
でも本当は
ほっとかれただけ
いてもいなくても
どちらでもいい
そういうふうなものとして

満足にヒモも結 ....
ナンパ


素面

ミステイク


懺悔
日々はたんたんと過ぎていく
何も変わらない
何も変えられない

他人の眼には
一見健康な生活に見えているだろう
おだやかな暮らしに思われているかも知れない

私は私の余命を知らない
 ....
はなしを食べたおかあさん

おとうさんはまだ会社にいる

ボクは画用紙にクレヨンをはしらせる

えんぴつでなまえのつづきを書いている

いろはたのしい

赤や青や黄色

た ....
 
 出会いはどこからやってくる

 そびえる山のむこうから

 やさしい流れ 川岸の散歩から

 自分を隠して通信交換から

 きっかけはどうでもいい

 自分の知らなかったこ ....
唄い終えた後に
「宜しかったら
食事をご一緒しましょう。」と
ネパールの
家庭料理バイキングに誘ってくれた

国際交流に参列してる日本人の中には
手で食べてる人も居て

あぁ。ボクは ....
がらんと、芯が
落ちた鉛筆。

そばにころがっていた、
ボールペンをアナトミア!

芯を、がらん洞化した
鉛筆の穴に異種結合。

ささっと、
代筆業再開す。
月の灯り陽の光り

誰もいない銀の馬車 

不幸など誰が予測できるだろう

誰も予測できないから不幸ではないのか

あの人たちも

傍らで見覚えのない家族が啜り泣いている

 ....
「どうか私を起こさないで」
最後に姫は言いました
「夢ではきっとあの人が助けてくれるわ」
姫の周りには沢山のぬいぐるみがいました

白い部屋に響く呼吸音
心拍数がぬいぐるみと仲良く歌い出す ....
月は夜空に煌々と
波は浜辺に打ち寄せて
酔いどれ共が歌っていく
銀の夜道に眩めきながら
酔いどれ共が歌っていく

波は白波
満月の
光に照らされ
行くあてなく
土塊と化した酔いどれ ....
西大路五条のロームのイルミネーションが
クリスマスを飾る季節が来ると
僕らはいつも冷たい空気に
羽を震わせながら巣籠もりして
ローソンの食糧を買い貯めて
ぷるぷる震えながら
やがて来る春を ....
冬菊のぽんぽんのよな陽の{ルビ屯=たむろ} 🌼

湯豆腐や小窓一箇所開けている ♨💭

冬麗にすすれば{ルビ洟=はな}も空の筈 ( >д<)、;'.・ハクション!

書きかけで ....
古書店の角を折れると、そこには煙突の何とも可愛いベーカリー。
この界隈には酵母菌がふわりと漂っていて、よって古書も芳醇に。
柿の木には柿の実がなる
栗の木には栗の実が
畑には麦や蕎麦が
田んぼには稲が米を実らした

貧困を絵にしたような暮らしの家は
藁葺きの古くて粗末な佇まい
それでも庭はそれなりにあった
 ....
過去をつくる
慣れてしまえば
私の額から
表象を消せばいい
プラグは抜かれては
いなかった
電子は送られて
なにかにいらだっている
亡霊となれない
機械たちに
羨望している
 ....
 十一月十七日、前日まで杉林の除伐を行っていたのだが、その作業をいったん中断し、ブナの植え付け作業を開始した。あらかじめ秋口に植え付け面積を刈り払っておき、そこに一・五メートル間隔でブナの稚樹を植え付 .... ドアは開いたままにしておいた
大型の遺体処理装置が台車に引かれ入りやすくするために
小さな窓からレース越しに薄く幅を調整したLEDの光が差し込んでいた
朝だ!ピクセル形式に時間は感覚に標す。 ....
遠くで
どこかで
風が吹いている

耳たぶをさわりながら
少し冷静でいよう

三つ葉のクローバーを
親指と人差し指のあいだで
やさしくしよう

生きている
だけで
何かをよご ....
血を捨てる人もいれば血を拾う人がいる。
否定された/言葉は宝物
どちらにせよいったん保留してしまえば人間であることに違いはない。

休憩時間になれば袋からピーナッツを取り出してポリポリと囓 ....
眠りに落ちるまでの
時間を持て余す
今夜はどんな夢を見よう
眠れない夜は更けていく
不眠と過眠を繰り返し
私の日々は過ぎていく
王子さまのキスでは目覚めない
目が溶けるまで眠っていたい
 ....
純水とは何も生み出さず何も破壊しない。   by 多児眞晴

含有量0,1パーセントしか含まれてはいない精液のことを精子と呼べるのだろうか。 みんな死んでいる。
これを愛の力強さで甦らせてみ ....
民間製ロケットが無事、
宇宙ステーションにドッキングできたらしい。
ついてみたら定員がひとりオーバーしていたらしい。
地上はコロナ渦で目まぐるしく回っている。
宇宙飛行士たちは大丈夫だろう ....
真っ直ぐなんて歩けやしない
平らなところで つまずいて

ぬかるみで ぐっちゃりなんて いつものことだし
おいしくない水だって 飲んでしまうし
 ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カフェの水たまり- 天竺葵自由詩220-11-28
天使の泣き声がする- 無限上昇 ...自由詩320-11-27
晩秋の日に- 無限上昇 ...自由詩320-11-27
本を、泳ぐ。- 道草次郎自由詩8*20-11-25
発信- Lucy自由詩11*20-11-25
ダダイズム- レオレオ自由詩220-11-25
無題- 渡辺亘自由詩320-11-25
実習場- 道草次郎自由詩2*20-11-25
一夜- ヨロシク自由詩120-11-25
何も変わらない_何も変えられない- こたきひ ...自由詩720-11-25
色を食べたなまえ- アラガイ ...自由詩9*20-11-25
ま_た_ね- 佐白光自由詩2*20-11-25
思い出したことⅡ- 板谷みき ...自由詩2*20-11-24
アルバイト- ナンモナ ...自由詩3*20-11-24
Raman__(分光)- アラガイ ...自由詩16*20-11-24
眠り姫のシンデレラ- 月夜乃海 ...自由詩3*20-11-23
酔いどれ共の歌- ひだかた ...自由詩820-11-23
この世の地獄上る天国下る悲しみ東入ル- TAT自由詩5*20-11-23
ぽんぽん- 道草次郎俳句120-11-23
ベーカリー- クーヘン自由詩3*20-11-23
無花果の木に無花果の実がなる頃に- こたきひ ...自由詩1320-11-22
機械の気持ち- ナンモナ ...自由詩3*20-11-21
ブナを植える- 山人散文(批評 ...5*20-11-21
どこまでも透明なルビー- アラガイ ...自由詩10*20-11-20
そこへ行きたい- 道草次郎自由詩720-11-20
かきもち- アラガイ ...自由詩5*20-11-20
眠り姫- 無限上昇 ...自由詩320-11-19
純水メタル- アラガイ ...自由詩6*20-11-19
民間製- ナンモナ ...自由詩2*20-11-18
わらしべ長者- 鵜飼千代 ...自由詩13*20-11-18

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