飛んでいる矢は静止していることに
時熟できる者は決してゼノンのパラドックスが
あながち間違いではないことに気づく者であり
現在は常に過去であることを知る者である

それは己を時間化することに ....
その命、もっと気楽に使ってみれば?
ちゃちなボールペンにでもなったつもりでさ。
年に何度か行く梨園
近づくに連れ甘い良い香り

食べ放題だからといっても
そんなに食べられるわけではない
精々多くても五個くらい

大きく育っている梨
木々から強い生命力を感じる

 ....
今晩はメンチカツとかぼちゃの煮物

腎臓の弱いあなたのために
塩分に気をつかって調理した
いつかのメンチカツとかぼちゃの煮物

思いっきり味の濃い
今晩のメンチカツとかぼちゃの煮物

 ....
骨まで、
はがしてほしいのです。

偽りでもいい・・・
愛が知りたいのです。

ちぎれた月に、
照らされている間。

白い布で、
顔を覆われ、
私の細動が止まってしまう、
 ....
楽園への切符をかった
でも誰も待っていないだろうとおもった

楽園への切符を売って
一冊の本を手にいれた

普遍性への手引きという
ちょっと手擦れのある素敵な本だ

ぼくたちのちいさ ....
ある朝、わたしは透明になった。
世界は膝を抱えて仰いだ青空であり
そこへとあらゆるものは落下していた。
それは重力という現象ではなく
存在という重心へと還っていく風景だった。

この風と岩 ....
ありきたりに言ってしまえば
そう 川は人生そのものなのだろう
そう 川は生命の流れなのだろう

流れる水と水が寄り添うことは愛のよう
本流と支流に別れていくものは悲しみのよう

岩にぶつ ....
何が欲しいの
何を求めているの

それより
何が要らなくなったの
何を棄てたいの

自分が見えないの
それとも
自分から
眼を反らしたいの
それは
現実から眼をそむけたいから
 ....
ひたすらに憧れて
螺旋階段を昇っていく降りていく
根無し草の宙吊りで
呼ばれるように拒まれるように
(何一つ叶えられることはないのだと)
遠い遠い鐘の音を聴きながら
ただひたすらに憧れて
つくしんぼくわえ煙草の真似をして、東風(こち)と白桃甘水(ピーチジュース)で酔い醒め 背後にひとり立つ木の葉群から 
夏の終わりの蝉の鳴き声…ふりしきる
路面を歩いていると
ふいに 涼しくなった

見知らぬ誰かが
水をまいた道だった

私は、気づいていたろうか
いつの ....
街散歩興味をそそる店構え揚げたばかりの天ぷらの香り

寒い冬家の中は夏のようアイスクリーム売れてるらしい

正月は何処も行かずに家にいるテレビ番組毎年同じ

お年玉貰ってた頃が懐かしい今で ....
月の夜にはからすが舞う
かけたままの心には蟋蟀が鳴いている
無垢な地図帳には地番がない

条件は
いつだって
みたされないものだ

要件は大概なおざりにされ

描き続けること
想 ....
優しくない私は
救いようがなくて
自分でもほとほと
呆れてしまうくらいで
そのくせ見栄っ張りで
礼節をわきまえてる
ふりをしてみたり
人前では決して
涙を流さずにいたり
取り乱して声 ....
祝日は自称詩人の
クソ投稿が多いな
ん?でもよ
祝日なんて
自称詩人には関係ないだろ
毎日が祝日みたいなもんだから
いや、違うな
祝日じゃない
呪日だな
パッと見
似てるけどさ
 ....
女心と秋の空
というじゃないか
とかく気候も移り気だ
お堅い面の学者諸君よ
思い出そうぜ女心を
つかもうと必死になった
あの日のことを
あの娘のどんな些細な仕草でも
目を見開いて逃すま ....
自転車置き場に
届く光は
生まれたばかりで
まだ短くて

それを轢かない
ように押してゆく

何も語らずに
誰も愛さずに

ハンドルを曲げる
道でつまづいた

同じ傷だけど ....
ありがとう。

むきだしになって。

きみはだれかをまもっている。

ありがとう。

こころにかわって。

きみがかわりにうけてくれている。


紅葉は、紅くなるんじゃない ....
ああ、窓ガラス越し
物凄い空の青が広がって
自分が何処に居るのか
わからなくなる
地球、いや宇宙
そうだ、此処は地球という
宇宙に浮かぶ場所なんだ
まぁるく回る星なんだ

それにして ....
頑張って冗談を言うから笑ってよ。
右上5番の銀歯、僕に見つかっちゃいなよ。
お供えの花を供えても、
同じことです。

強い風の日には。

同じ時間という、
事象はありません。

自分が周っていなくても、
地球は周っている。

白い塩をまきましょう。
 ....
窓ガラスを伝う雨
樹木は滲み油絵のよう
秘密を漏らすまいと
ずぶ濡れで走り続けた
若き日のあなた
尖った顎
靴の中の砂粒を取る間も惜しみ
聞えない声を聴くために
人々から遠ざかり
た ....
君がやりたいこと、君が一生懸命になってる間。
「なんて小さいこと考えて」って思ってるでしょ、あたしのこと。
ごめん本当は君のそんなことあたしだってどうだっていいの。
でも君のこと好きなの。

 ....
眼鏡してメガネを探す秋の老い

年金が支給されたら風俗に

お父さんいい年をしてもうやめて

欲望がめらめらめらで何恥じる

俺元気元気なんだと老妻に

死んだって灰にはならぬ天狗 ....
少しずつ暑さは何処かに消えて
秋めく気候が顔を出す

薄い季節から
濃い紅葉の季節に
移り変わっていく

秋の空が広がって
気温が徐々に下がって
山々が賑やかになる

秋めいてい ....
青いろが、水いろとどんなに似ていても、
空には雲がうかんでいる。
 
わたしは蜂蜜をとるために登ってく、
……そう。蜂蜜をとるために、
 
青いろが水いろとどんなに似ていたとしても、
空 ....
緑の木葉が揺れている
私は大きく息をする
一人の孤独なわたくしが
初秋の大気を思い切り
吸い込み、黄金の日輪のなか
自らの不安定さをのりこなす
よすがを必死に探している

広がる雄大な ....
瞳の奥の炎が揺れて
捉える差異、収集する印画紙
あなたの心は何処にもないし
永遠はわたしの中にもない

向日葵が項垂れ色を失っても
奪えない若さ、その感覚、愛を
運命のように色付けた
 ....
大事なガラクタなくなっちゃった
あくまのかけらが霧散した

風船ひゅるひゅる抜けてって

泣き疲れた絶望が
すやすや寝息を立てる頃

諦めという
とろけるほどの優しい吐息をあげよう
 ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
脱自的想考力(存在の序章として)- HAL自由詩4*19-10-5
ちゃち- クーヘン自由詩4*19-10-5
梨園- 夏川ゆう自由詩219-10-5
メンチカツとかぼちゃの煮物- 印あかり自由詩1019-9-30
ハ・ガ・シ・テ・- ナンモナ ...自由詩4*19-9-30
楽園への手引き- 梅昆布茶自由詩1019-9-30
落下と膨張- 新染因循自由詩419-9-28
A_River- HAL自由詩4*19-9-27
欲望と欲求の- こたきひ ...自由詩319-9-26
憧れ(改訂)- ひだかた ...自由詩619-9-26
落花春恋- 秋葉竹短歌519-9-26
蝉の声- 服部 剛自由詩319-9-25
テレビ番組- 夏川ゆう短歌319-9-24
月夜には- 梅昆布茶自由詩14+19-9-24
乱調、音程は保ちつも- 坂本瞳子自由詩3*19-9-23
呪われた日々- 花形新次自由詩219-9-23
気候問題はセクシーに- 紀ノ川つ ...自由詩219-9-23
青の方角- ミナト ...自由詩219-9-23
秋の痛み- 函館ドラ ...自由詩419-9-23
地球に座る- ひだかた ...自由詩1219-9-23
銀歯- クーヘン自由詩2*19-9-23
彼岸でもまた台風- ナンモナ ...自由詩14*19-9-23
感傷――観賞のための- ただのみ ...自由詩5*19-9-23
生きていたいだけなのにな- かの自由詩319-9-23
雑俳句- こたきひ ...俳句319-9-22
秋めく- 夏川ゆう自由詩219-9-21
木登り- la_feminite_ ...自由詩5*19-9-20
よすが- ひだかた ...自由詩4*19-9-20
秋の啾啾- 青の群れ自由詩219-9-20
平和な日々- 若乱自由詩319-9-19

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