ぼくは宇宙の一過性のノイズに過ぎないが
きみも深海生物の末裔に過ぎないではないか

とりあえず会話は成立するが
ちっぽけな男が地球を見降ろしている
この世界の現状に最後まで抵抗する民衆であり ....
 行き先に怯える黒

 すべてを塗りつぶし

 なかったことにしてしまい

 白の誘惑に抗い続ける

 変化を好む白は

 黒を追いかけ続ける

 このレースに勝者は存在し ....
胸の内に留めておく 未だ青い林檎 
竿を置いて当りを待つ 檸檬の横顔 
腹を割るように刺し違える
ただ、はなひらを みおくるだけの
プラットホームからふたり お下がりください
幸せの数だけ、 ....
クリミア併合を記念するイベントが
サッカーのワールドカップ決勝を行った

モスクワのスタジアムで行われ
20万人以上もの人たちが集結した


その様子を見ていたら
いまわしい過去の映像 ....
二〇一九年十一月一日 「断片」


彼の顔に答えをさがしていたが、いっこうに見つからなかった。


二〇一九年十一月二日 「断片」


彼は自分の考えのなかで方向を失い、迷子になって ....
六月の水で世界が浸される頃
どろどろに泥濘んだ地面から
ごんごちーが現れて
悪い子どもを地の底へ引くんだって

「ばあちゃんがゆってたもん!」

赤い顔をしながら稲村さんは言う
今日は ....
星空に煌めく
数の論理で死んだ人々

前奏のないヒット曲に
心を毛羽立たせては
うなだれる毎日

萎んだ熱気球は余熱だけを残して
二度とは戻らない

そういえば春
故郷は湿った雪 ....
一粒の砂から身動きが取れなくなるまえに 一粒の雨から花ひらく海にダイブするわたしは


美しい


荒波にのまれながら燃えさかる流星をキャッチするわたしは海の守護神となり わたしの大地 ....
・Geometrical arachnida・│▏/「/│/┌─―|
幾何学的なくせにネバネバした、巨大な蜘蛛の巣に過
ぎなかった都市は、街のそこら中で汚れた糸が筋を引
いて、互いにくっ付き絡ま ....
便りを紐解いて 過去に接続する。静かなる鎮守の杜を呼び起こし、また 揺り動かすのか
プラグは錆びて映写機は廻らないのに、駆け下りるは揺り籠の唄。土壁の建物に光の旅人と識る
座り込んだ私は 満開の桜 ....
どよめく夜に
意識持つ
春風ちりちり 
肌を刺す 
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている

(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ....
失う
ということは
失うということを
得るということだ
だから生きられる私




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
プーチンが
ウクライナに侵攻し
核兵器の使用までほのめかす事態に

ある人は
彼は人が変わった
とか

ある人は
彼は精神状態がおかしくなった
とか

いろいろ
言い始めてい ....
プランクトンになって
魚さ食べられで
魚になって
釣り上げられで
久しぶりに見だ街は
すこし違って
キラキラしていた

あっつー間さ
食べられで
うんちになって
下水さ流れで
 ....
キヨスクに並べられたペーパーの24面で指を切った朝 あなたのささやかな預言を祝福するように 雪が舞う


いくつもの花束を包んだ
ニューヨークタイムズ
ニューヨークヘラルド
マンチェス ....
庭を弄るのが好きで、mother
母は遅延する、腰骨を伸ばす
土塊が後をつけてくるよ、キッチンの出窓
土塊が笑ってるよ
サボテンに水をやるのは、もう少し待って
ほら、針先の和音、三月の音階で ....
上皿天秤は
待てど暮らせど
いつまでも動いてる

(左右対称に振れ続けてるなら釣り合ってるとみなします)

小学五年生なりに
意地を張っていたつもりはないけど
根負けという成長もありま ....
私は森の中を迷いながら彷徨っていた
山ふくろうの鳴き声と、おぼろ月夜がおびただしい夜をつくっていた
なぜここにいるのか
記憶を辿るが、なぜだか脳が反応を示さない
記憶の構造が気体のようにふわふ ....
 執拗にのたくる
蛇のような走査線の裏側から
  黒色に泡立つ粒子の
 ホログラフィックな性夢として
   二台の戦車の幽霊が姿を現わす

 海へ突き出た岬の草地を、蹂躙する鋼鉄のキャ ....
僕はときどき深く潜りこまなければならない自分を抱えている

僕はいつも以上にきみとの距離をはかりがたくなってしまうが

言葉と音符が似ているのならば変換ソフトがあれば良いと想う
つまづいている地球が
プーチン化しないように
大好きなきみのYouTubeを

こころの所在を忘れた者だけが
占有しないように

誰もが過去のプチプチを
潰しているんだもの
 ....
黒いジャケットを
着るということ

その中に
明るい未来を
描いていること

少しの笑みが
壁を越えていかないように
シャッターを切り
尖った肩で
並べていくこと

鏡がなく ....
ハイデガーにも 愛人がいました

プーチンにも 愛人います かね

エドワルダっていう 娼婦だとか

呪われた時間

ほう 惨事動画を 見ている間

またライブが ゆがめら ....
二〇一九年九月一日 「詩論」


音には意味がない。


二〇一九年九月二日 「詩論」


 小学校時代に飼っていたカイコを思い出す。カイコは、飼っていた箱のなかに入れてやった毛糸の ....
しかし、そこには因縁が生じた。
アイソニアの騎士と、エミル・アザルとの戦いである。
アースランテの千人隊長たちは、
こぞってアイソニアの騎士を褒めたたえた。

彼らにとっては、サンクト・ガリ ....
自転車で駆け出した 幼い私のよろめく背中で 静かにそっと離された腕
あの腕のやさしさに ずっと気付けなかったから 私は今日まで 独りきり 
誰だって物語を持っている

その証拠にほら
心臓が動いている

摂取する情報の取捨選択
それは物語強化のための摂理

争いの原因はいつも
異なる物語のせい

みんな知らないだけな ....
わたしは殺されているべきだった


雪あかりの眩しい清らかな泥の入り江に
一切の終わりは奪われ
寒さにたじろぎながら握ってきた僅かな時間が脱兎のように消えていく


凍てつく手を握 ....
コロナで
ただでさえ暗い世界が

ウクライナの戦争で

とうとう
とどめを刺されたようだ

プーチン氏は
最初は名君だったのだろうが

今は
そのとりまきが
みなYESマンで ....
花は
花としての言葉を失い
季節もまた色を失う
渡し損ねた言葉があるように
雨もまた
流れてゆくのだろう

春の窓辺を飾るもの
無言の結露
人見知りの鳥たち
か細い茎の名前の知らな ....
空丸さんのおすすめリスト(4903)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
信仰- マークア ...自由詩922-3-22
白の叫びと黒の戸惑い- 佐白光自由詩1*22-3-22
花筏- あらい自由詩222-3-21
ハーケンクロイツ卐よみがえる日- st自由詩422-3-21
詩の日めくり_二〇一九年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-3-21
ごんごちー- ちぇりこ ...自由詩422-3-20
寝たきり- TwoRivers自由詩6*22-3-17
わたしは美しい- 末下りょ ...自由詩7*22-3-17
都市- 壮佑自由詩5*22-3-16
褪色- あらい自由詩222-3-13
どよめく夜に- ひだかた ...自由詩822-3-13
※五行歌「失う」- こしごえ自由詩2*22-3-13
独裁者の恐怖- st自由詩322-3-13
海で- プル式自由詩622-3-11
ペーパービュー- 末下りょ ...自由詩3*22-3-11
mother-garden- ちぇりこ ...自由詩1022-3-11
天秤- TwoRivers自由詩2*22-3-10
- 山人自由詩8*22-3-10
薄いアポカリプス- 壮佑自由詩5*22-3-10
音楽- マークア ...自由詩722-3-7
中村佳穂に捧ぐ- マークア ...自由詩322-3-7
NOIR- ミナト ...自由詩222-3-7
符合- ナンモナ ...自由詩2*22-3-7
詩の日めくり_二〇一九年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-3-7
アースランテ対ラゴス(九)- 朧月夜自由詩2*22-3-6
孤独- 鈴木ぽろ自由詩122-3-6
go_on- TwoRivers自由詩3*22-3-5
西側- 末下りょ ...自由詩2*22-3-5
プーチンと秀吉の愚行- st自由詩322-3-5
アネモネ- ちぇりこ ...自由詩1122-3-4

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