『魍魎の匣』と言うアニメを観ていたら、
《登戸》という地名が出てきた。
いつものことではあるけれども、
俺の潜在意識の欲求にはついてられやしない。
何の役にも立たない、検索欲? !
{引用=*筆者より――ちやうどこの時期、十二年書けずにゐた詩作が復活して三ヵ月が経ち、十二年分のマグマの噴出が落ち着いたこともあり、いま読み返すと力が抜けてゐる感があつてそれが良い方にも悪い方にも出て .... どう考えても
自称詩人は路上刃物振り回し犯の予備軍だ
俺だけが思ってんじゃねえぞ
試しに近所のまともな生活者に
「私、働かずに
日がな一日ネットで自称詩人やってます」って
自己紹介してみ
 ....
列車にゆられて行くひとびと
まるでアニマルのような
いや異星人のような人の群れ
横に座っているOLが居眠りを始めた
首をカックンカックと私の肩にもたれる
赤いヒールの女の白い足がのびる
喪 ....
じきに夏ですね

わたしの表現は
誰にも奪えませんが

暑さにかまけて
じきに夏ですねなんて言ってみる

新陳代謝で生まれ変わるわたし
青空のもとで血肉を燃やす
風の隣で鼻を利かせ ....
あの時の理解は宇宙に染み渡ってゆくのだ。

ほかのまぜものを食べてみようか
黎明の貧困のうち商売が成り立たないから
廃墟に廃棄される、ロボットの哀しみの夜を知れば
凍てつく空気を ....
夕方のうるさいぐらいのチャイム音広場で遊ぶ子供見かけず

食べ物の嫌いなものが減っていく育ち盛りの息子よく食べる

卓上のカレンダーすぐ選べない豊富な種類僕を悩ませる

旬のもの各季節には ....
窓から
射しこむ
ひかりに揺れる
小さな寝顔のうえで
未来がうず巻いている

シエスタ
君は宝島を見つけたのか
シルバー船長や
オウムのフリント
うず巻く海原を越えて
高らかに ....
朝から雲一つない空
今日もどうやら暑くなるようだ
ハーフパンツによれよれのTシャツ一枚
この季節はラフな気分でボーとしていられる
テラスには洗濯物が几帳面に干してあり
扇風機が規則的に首を振 ....
日が傾き日が落ちるまでの間の時間帯が好きだったよ

中学の頃さ
家から学校までは十キロ近くあって
毎日自転車で通学した
きつかったな
ほとんどが急な坂道で上ったり下りたりした
冬場は体が ....
  
  
  私を愛した、父よ母よ。
  
  
  私の価値は、全て
  アナタ達の価値に、等しく在りました。
  
  私の幸せは、常に
  アナタ達の許しの中で、果たされ
 ....
少女がいま黒い部屋でしずかに笑っているのは
そこに活けられた中原中也が枯れているからです

中原中也は季節に追われ
小さな窓から見える春の風に憧れたのですが

羨ましいとは言いませんでした ....
そのとき
私はゆうに百歳を越えていました
しかし
若い頃に思ってもいなかった長寿は
私に多くの不幸をもたらしました

私の周りは皆死んでしまい
私は見事に一人ぼっちになってしまいました
 ....
空を見上げれば
何処までも宇宙が広がる

地球に降り注ぐ光
地球に必要な光
地球を輝かせる光

希望の光と感じる
何度も見上げて
身体に溶け込ませる

宇宙が願いを叶えてくれる
 ....
枇杷の実、たわわ、たわわ、と
ふくれた腹をかかえて転がりそうな
夕陽に照らされ景色をゆすって風を
くすぐり、たわわ、たわわ、と

悲しげな
その実に
歯を立て

しごきとる、なぜにこ ....
{引用=ちいさい音ですね

しってますよ、草むらのなかです

(ひとはいつか 虫になる、のでしょう)


わたしは音に、よびかけます

海に行ったこと、ありますか

 ....
縮れた葉っぱに青虫が転げて
砂利の中に風格ある化石もどき

静かな空におじいさんのくしゃみ
ドクダミの鼻にキッス

川の流れのようなワンピースを着て
牛糞香る路地をのんびり散歩

無 ....
母が静かに佇み
やわらかな星々に横たわると
夜が落下する速度で
慈しみと憎しみが揺れ動く
母の季節が訪れるとき
夏と冬が行き来して
子どもたちは春と秋を奪い合う


「あんたは身 ....
先生の一言にさめざめと泣き崩れ
大好きな先生を嫌いたい夜を走りますよ

愛情嫉妬の量を間違えてメラメラ音を立てて
燃える純情ごころも大嫌いっていいますよ

各個の自我が邪魔になるって心の壁 ....
静けさ
ちょこんと
座っている
気付けば
夜底に
座っている

私は寝床を整える
不眠の昨夜を払うように
新しいシーツで敷布団を包み
黄色い朝の喧騒に
心の奥処の祭壇が
荒らさ ....
遠い火をみつめている
どこにいても遥か彼方で
ゆらぐこともなく燃えている

あそこを目指していたはずなのだ
臍の下あたりで、眼球のうしろで
わたしのいつ果てるかわからない
火が求めている ....
天国へは針の穴を抜けていくらしい
むかし誰かに教わって
なるほどな
と思った

勿論
遺体が
針の穴を抜けられる訳がない
でも
霊とか魂ならば抜けられるだろう

私もいつか死なな ....
風が担う祝祭の神輿

白蝶ひとひら
    またひとひら

もつれ ほどけて
    また結ばれて

あどけない水の声
    まろぶ 光の鈴

うたたねの距離
 雲雀につられ ....
母は美しい
だから母の死体はきっと美しい

閉ざされた瞼にわたしは
小さなダイアモンドを飾りたい
「石なのに、この世で一番綺麗」
耳にツンとくる冷たい声が蘇る……

母の死因はきっと病 ....
ぽかんと ひとり
  立っている
新緑繁茂する森のなか
ひとり ぽかんと
  立っている

群れなす緑は
遥か空の青みすら
呑み込むように絡まり合い
旺盛なその生命力を
風に吹かれ ....
 
 
 ズブロフカ、キルシュヴァッサー、カルヴァドス

 コンロで焼いた手羽先はうまい

 蕎麦と餅はわさび醤油で

 焼きそば 「 お肉がないなら油揚げを入れればいいのよ 」

 ....
ブレーキがまだついてなかったに違いなかった
人間を制御するブレーキが

人前を憚らず
女のこの幼児が自分の下着の中に手を入れて触っていた
恍惚の表情を浮かべながら

若い母親は立ち話をし ....
海蛇は
叶わない愛なんて知らないって言ってた

幻の夜、
ボタンの落ちた砂浜に
砂の城がまだ崩れ切ってはいなかった

知ってる

紫の夜空に浮かぶ
白い雲が
地上に降り立 ....
しにたい

しにたくない

しぬしかない

花占いのように繰り返される
私を内側から溶かす呪文
唱えるたびに増えていく
細くて長くて赤いライン

決して消えない心の傷が
刻印と ....
5月だというのにもう
30℃だってね

そんな熱い日には
ソフトクリームが食べたいのです

幼子のように

ホッペをクリームで
グチャグチャにして

それを
画板がわりにし ....
空丸さんのおすすめリスト(4907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
検索欲- ナンモナ ...自由詩2*19-5-30
旧作アーカイブ5(二〇一六年四月)- 石村自由詩17*19-5-30
予備軍- 花形新次自由詩219-5-29
列車模様(運命共同体)- あおいみ ...自由詩4*19-5-29
じきに夏ですね- 印あかり自由詩10*19-5-29
ただ世界はひまわりでできているべきである- 秋葉竹自由詩819-5-28
夕方- 夏川ゆう短歌319-5-28
午睡の刻- 帆場蔵人自由詩519-5-28
暑くなりましたね- あおいみ ...自由詩6*19-5-26
冬がくる前に- こたきひ ...自由詩1019-5-26
【_壁の歪み_】- 豊嶋祐匠自由詩4*19-5-26
らぶ- 秋葉竹自由詩719-5-25
不老と不死の薬草- こたきひ ...自由詩419-5-25
宇宙からの光- 夏川ゆう自由詩219-5-25
枇杷の実ゆれて- 帆場蔵人自由詩1019-5-22
- 羽衣なつ ...自由詩18*19-5-22
楽しいね_楽しいや- 印あかり自由詩10*19-5-22
母の季節は夏と冬- かんな自由詩7*19-5-21
ペイン・イン・マイハート- 秋葉竹自由詩719-5-21
静けさ、ちょこんと- ひだかた ...自由詩1619-5-20
遠い火をみつめて- 帆場蔵人自由詩11*19-5-19
天国へはいけそうにない- こたきひ ...自由詩319-5-19
陽炎- ただのみ ...自由詩13*19-5-19
母の死体は美しい- 印あかり自由詩10*19-5-19
待機- ひだかた ...自由詩619-5-19
目次- 墨晶自由詩2*19-5-12
自慰- こたきひ ...自由詩519-5-12
新しい明日(蛇女の影)- 秋葉竹自由詩619-5-11
廃園の子どもたち- もとこ自由詩1019-5-11
初夏の顔- ナンモナ ...自由詩2*19-5-11

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