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この詩が
誰かを幸せにしたら
ぼくは
やっと
明日へゆける気がしてる

けど
知ってる
ぼくに
その力がないってことは

でも
それにもきっと意味がある
かみさまは
たぶん ....
貴方が少しだけ
いい気持ちなれれば
いいなと思って
書いています
うけとった感慨を
形にしたくて
言葉を選んで
書いています
心象を
鮮やかに切り取った
リアルな作品が好きです
 ....
絵心なんて欠片も感じられない
相応に絵の素質なんて持ってないだろう

公衆便所の個室の壁に書かれていた
下手くそな絵の落書きは
下品で卑猥だった

作者は用をたす前に書いたのか
用をし ....
水が引いたあとは、
ほるもんばかり。

「ホルモン」屋の店前には、
泥だらえの家具だらけ。

手動式、「レジスター」だけは
以前の水害でも泥だらけになったらしい。

洗って乾 ....
私は今日も相変わらず
わかりやすい罠にはまって
人がいいと思われている

湿度に混入された優しさを
享受できない自分は
永遠の独りぼっち

苔むした墓石の
インフレーション

雨 ....
吹き上げられた蜻蛉の、
羽に浮かぶ無数の生命線をなぞる

うつくしい、夜の前の空は脈々と
埃のように舞わせ 焦がしてゆく


 背中に彫った 哀しみの中に

 心臓をひとつ、 ....
渓流を下ると川幅は急流に狭くなる
浅瀬から水を撥ねた石には硬骨の節がある
隠れ鰻のように蛇行を繰り返し
河原に辿り着いたのは強固な意思に違いない
嘆く陰翳の底暗さの中に一点の灯りを見出した ....
「詩人になれたら死んでもいい」
と、みかちゃんが言った
「あたしは詩人になれなかったら死ぬ」と言い返した
あんなにあたしたちがなりたかった「詩人」て
なんだったんだろう

私も彼女も
自 ....
部屋の片隅に
壊れてしまった時がいくつか
転がっている
それらは この夜に
透明な襞を寄せてゆく

やがて その襞は
包んでゆく
君の記憶を あるいは予感を

あるいは 記憶と予感 ....
今朝のニュースにも殺人事件があった
大学生の男が大学生の女を待ち伏せて刃物で刺し殺した

テレビは情報を垂れ流している
俺はそれを眺めながら
卵かけご飯を食べている

結婚して三十年がた ....
朝は
夜の間に届けられた
天球からの言語を
地球向けに翻訳する
神の不在を嘆くよりは
コロナ禍の方が切実だ
マリア・マッキィが歌うよ
大人の恋の歌
これから俺はどこへ
流れつくんだろ ....
琥珀色のぬらりとした
リボンのようなハエトリ紙を
白い壁の間借りした部屋に垂らす

夕焼けに光るそれはまるで
蜜をたらふく蓄えた大樹のようにみえて、

懐かしい実家の情景を誘って ....
ハーマンのPC スピーカーから流れる
ビジターズが土曜日の朝を現実的に彩る
プラズマライターの十字の炎で
細巻のタバコに火をつける
アルカロイドが身体に浸透し
シナプスの少しの反乱と足の筋肉 ....
ひとの望みはいろいろあって
爪を立ててその本音を
引っ掻きたくなるのもある

世の中にはそんなライアーが
数えられないので
踏みにじられたやつはみんな
静かに笑ってるんだ
 ....
廃田の草を刈っていると突然大雨となった
しばし、刈り払い機を雨の当たらない所に置いて
雨の中に立ったまま私は辺りを見ていた

これからのことを打ち消すように
雨は降りしきり、そしてまた
何 ....
目が覚めたら
朝からどんよりと疲れている私とその身体があった

昨夜は熱帯夜だった
ダブルベッドの上で
乱れた寝具は汗と脂のイヤな匂いがした

人それぞれに体臭がある
人それぞれに口臭 ....
人格破綻者たちが生み出す
歪んだ想念故の
この世の地獄

踏みにじられた者たちの
微かな悲鳴に
耳を傾け
花を供える

人間性を否定する
全ての輩に
本当の愛を伝える
本当の真 ....
6/1
古いカメラのように瞬きをすると
紫陽花から滴る雨粒が
カリッ、と網膜に光の線を引く

6/2
すれ違う人の柔軟剤の香りにときめいて
振り返ると、彼女の背中に
斑点だらけの黒ずん ....
かすかな不安に怯えていたの


まどろみのあさ
白いレースのカーテンは揺れ

陽はあたたかくこの部屋へ
安らぎを落としていたわ

綺麗な花よりも綺麗な花瓶がテーブルに置いてあ ....
湿る金属 の臭いと 舌の先

{引用=金属は湿っている
唇は乾いている

それは六月二十三日
信号は点滅している}



主の無い 蛍袋と 荒屋敷

{引用=壺屋の水は ....
行方不明というか

一週間弱みつからなくてさ

毎日、近所集まって

お経読んでる

見つかるように

そんとき、絶対泣かないときめてん

まだ、意味もわかってないくせに、て
 ....
夏に買った
金魚鉢は
金魚を飼うための
金魚鉢なのに、

いまではもう
青空を飼ってしまっている。

いつか知らないうちに
金魚が青空に
溶けてしまったという、
嘘みたいな嘘 ....
眼は閉じない限り
いつも何かを見ている

見ないわけにはいかない
見てしまう

誰かの顔を悟られないように
そっと視ていた

その顔が
際立って美しかったり
人並み外れて
その ....
蒼いインクを流し込まれて
世界は行き暮れた
やがて長い夜が明け
暮らしの屋根から細く立ち上るかまどの煙や
打ち寄せられた農具さえ
インクの色に染まっていた


それでも 鐘の音を聞くと ....
今日も真夜中の向こう側から
たくさんの「タスケテ」が届く
本気もあればウソもあって
見分けるのはむずかしい

だけどアタシはとりあえず
見つけた全部の「タスケテ」に
「ダイジョウブ」って ....
白いカーテンの揺れる部屋は
少し黴臭く、湿っぽい
レンタルベットの軋む音の中に
心臓だけになった母親は 小さく呼吸を繰り返していた

はじめて母親の大きな身体が剥がれたのは 小五の夏休みだっ ....
横たわる
目を閉じる
頭の中が巡る

眠ってるというよりは
潜ってる感じ
夢を見るというよりは
見られてる感じ

潜っては浮かぶの
くり返し
深い呼吸の
くり返し

 ....
The golden door

うちの猫はキーボードを踏んで歩き
スリープ状態のパソコンを呼び覚ます名人である

ぼくの彼女は何時も地雷を踏んで歩き
その意味ではとても有能な詩人でもある ....
おわりかけの日々に
柔らかい泥を塗り
火をくべる

似たようなことが
何度もあったはずだけど
何度も

感傷しかない
空気ひとつぶにもいちいち動じてる
吸い込むたびに途方にくれ ....
「吉良の仁吉」のことも知らんのに、

なんでひとりきりになったら、

うたいよんねんやろうなぁ…

たましい、

もっとるんやな、

こんな自分でもな。

人の世はいつ ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7334)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この詩が- 道草次郎自由詩2*20-7-10
ポイントとコメント- ジム・プ ...自由詩1*20-7-9
卑猥な落書き- こたきひ ...自由詩420-7-8
ほるもん- ナンモナ ...自由詩2*20-7-7
梅雨明け- TwoRivers自由詩4*20-7-7
邯鄲(かんたん)の枕の側で- ゆるこ自由詩8*20-7-7
盲目- アラガイ ...自由詩7*20-7-6
詩人になれたら- Lucy自由詩12*20-7-5
夜の襞- 塔野夏子自由詩3*20-7-5
人殺し- こたきひ ...自由詩320-7-5
不確かな朝- ジム・プ ...自由詩3*20-7-5
ハエトリ紙- ゆるこ自由詩11*20-7-4
土曜日の朝- ジム・プ ...自由詩3*20-7-4
この世界で踏みにじられたものたちへ- 秋葉竹自由詩4*20-7-2
これから- 山人自由詩17*20-7-2
目が覚めたら- こたきひ ...自由詩320-7-2
人格破綻者たち- ジム・プ ...自由詩2*20-7-2
6月の日記- 印あかり自由詩9*20-7-1
泣かない誓い- 秋葉竹自由詩420-7-1
梅雨も明ければ- AB(な ...自由詩9*20-6-30
おとうさん- wc自由詩620-6-29
金魚の音- 秋葉竹自由詩1120-6-28
眼を開けていると見えてた顔が- こたきひ ...自由詩120-6-28
- Lucy自由詩13*20-6-27
ダイジョウブ- もとこ自由詩14+*20-6-27
母親の変態についての手記- ゆるこ自由詩12*20-6-25
あしたの地図- シホ.N自由詩320-6-24
The_golden_door- 梅昆布茶自由詩1320-6-23
おわりかけ2- はるな自由詩420-6-22
知らん間に- ナンモナ ...自由詩2*20-6-21

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