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銀焔
このように堕することはたやすい
いつだってたやすいものだ

天の星に看取られ
それでもなお辺獄の河を下っていくことは
或いは想定されはしたが
あぶくとともに沈んでゆくのが
こんな ....
雑居ビルの片隅の
空き部屋みたいな光景が
心情として焼き付けられていた


雪の夜


悪魔が暖炉を探して
往来を彷徨ってる
人々は戸を閉ざして
気の早い春を待ちわびてい ....
二〇一五年一月一日 「初夢はどっち?」


 ようやく解放された。わかい、ふつう体型の霊が、ぼくの横にいたのだ。おもしろいから、ぼくのチンポコさわって、というと、ほんとにさわってきたので、びっく ....
単純な答をぼくはたぶん知っているのだろう
人生って単純だけど優しい遊園地だなんてね

知性あるいは悟性とかいろいろあるけど
現実を処理できなけばとりあえずぼくだ

珍しい動物新しい道具予測 ....
とおく、とほうもなく、微笑して、口をわらない何かがあって。カーテン留めを はずす事にさえ、充分満足できる何かがあって。そういうものをずっとさがしてきた気がする。そしてずっと見つからなかった気がする。
 ....
瓦解する、わたしの履歴が
夜の犬たちに喰われていく

まっさらな夜明けを望んだ
傷だらけの朝に、残った両目で空をみて
なくなった口で

あいしてる、と何度もなんども


空想の愛を ....
昔、歌声が美しき姫君ありて
空も渚もそれは喜び
雲や花はそれを嘆き
彼女は太陽のように輝きて
いつしか戦の源となるが故と
何処ぞの爺が言った

刃を持つ従者に鳴り響く鐘
彼女は自らの死 ....
「炎の惑星」

炎暑で痙攣する夏空の真ん中
涼風吹き込む洞窟に
途方もなくでっかい入道雲が
安置されている
SはNのプラグマティックな個室で
SF小説を嘗めたりして
可愛い旧式のロケッ ....
生来 勉強についていけなくて成績最悪だったけど
何としても高校だけは出たいと思い必死に頑張った

そして
地元の県立を受験したら合格した

だけど高校生活三年間もイジメにあってしまい
私 ....
「アフリカ大陸は残してもらう」

金に困って
地球は質にいれた
おやじにどうしてもと頼み
アフリカ大陸だけは
手元に残してもらった

帰ってすぐ
如雨露で水をやる
サバンナに
雨 ....
元々めちゃくちゃな僕らだったから
めちゃくちゃなまま行こう
めちゃくちゃな中にも道があり
こう、天衣無縫な感じでどうですか

ダメです
死ぬる

アナタが言ったんですよ、めちゃくちゃに ....
注がれる
新しい時も
自然は無口
鏡の前にたった
自分のよう
あかぎれで痛む指
指板は
切れ切れ
かんぜんに
腐った土くれから
一本の
新しい草が
天に向かいのびる

天のなにかを
知らず
また
土くれの何かを
知らず

のびること

それを
ただ一つ
羅針盤  ....
だらだら続くながいくそ
腹痛で2021は始まった
東京では感染爆発で
オリンピックどころじゃない

はずだろうけれども
だらだらニカイやスガは
よだれたらして開催をのぞんでいる
 ....
おしゃべりな猫と
沢山の言葉を持っている猫は違うみたいだ

沢山の言葉を持っている猫のなかには
的確なことばを伝え得る猫もいるとおもう

時宜にそって言葉をつかいこなせる
たぶん詩猫って ....
船べりから身を乗り出した声帯は
のりしろを喪くした

カーペットにくっついた星屑
コロコロで綺麗にしたら
見たこともない骨片が紛れていた

とり散らかっていても
六芒星を宙に描く

 ....
{引用=prologue「サティの波紋」

橘の香りする
枕もと
地球が訪ねきて
細いゆびを
こちらに突きだす

ティーテーブルで
フランネルの布がわらっている

(ちがう
( ....
二〇一四年十三月一日 「宝塚」 


18、9のとき
ひとりで見に行ってた
目のグリーンの子供と母親
外国人だった
子供は12、3歳かな
きれいな髪の男の子だった
母親は栗色の髪の毛 ....
{引用=星々のように
ばらまかれた{ルビ言珠=ことだま}よ

おまえが
浮力を得た意味ならば
水底に沈む摩天楼は
凝固した
アニミズム

ひらがなの手は
さながら{ルビ薇=ぜんまい ....
凍てつく明けの宵
痛い位強い風の中
揺らぎ燃える炎を見ていた
暗い空気の間で
所在なくぼんやり手をかざしていると
子供の頃に商店街で毎日見かけた
もうこの世にはいない煙草屋のじいちゃんが
 ....
木洩れ日の揺れる小道に神様が、やはり現れてはくれず、けれど。
けれどとは言ってみたものの、やはり現れてはくれず、けれども。
老化現象の自然な結果なのに
高血圧によって引き起こされるかも知れない致命な疾病を怖れて
俺は降圧剤を服用している

医者と製薬会社の企みにまんまと乗せられながら
俺は死にたくないから
降圧 ....
鼻歌は
ド♯がどうにも上手く出せなくて
メロディーは誤植した看板みたいになった
でもギャラリーなんかいなかったし
空は穏やかに晴れていたから
俺としてはそれでも悪くはなかった
良く出来た結 ....
人生の半分以上
自宅にいるじぶんにとって
2020年は世界中が
自分と同じ境遇に浸されたようで
人類の同胞として
そのご身分にかかわらず
悲哀を感じざるをえません

私事ではあ ....
三角の潔い生き様は
四角には真似出来ない

四角の大らかさは
三角の力の限りではない

円は
楕円に嫉妬し

楕円は
平行四辺形のことが嫌いだ

そんな平行四辺形は
じつは円 ....
誕生日以前のわたし
誕生した瞬間のわたし
誕生した直後のわたし
それから先もわたし
それから先のわたし

死の直前のわたし
死の瞬間のわたし
死の直後のわたし

それから先のわたし ....
僕の枕には
「ピエールカルダン」のサインの
入ったタオルがまかれています

未だ現存の
プラズマテレビには
「ピエールカルダンさん逝去」
と映っていました

死因はわすれまし ....
海の見える窓辺に
ちいさな灯火で本を読む

誰もいない部屋は暖かくすこしだけ湿っている
昼間にはここから木枯らしを耐えるしなやかな小枝がみえて

優しくて透明なものだけを感じようとしてみる ....
ポイントを
どこかで期待している
たくさんポイントが入ると
過信する
ポイントが入らないと
無視された気になり
時に落ち込む
ポイントを
期待していても
バカバカしい
そんなバカバ ....
東証の平均株価が2万7千円台らしい

例のウイルスの変異種は増殖率が高いらしい

他人の悲哀を感じない人間がいかに多いことか
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7101)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
銀焔絶歌- 道草次郎自由詩2*21-1-12
実感は理性的じゃない- ホロウ・ ...自由詩3*21-1-11
詩の日めくり_二〇一五年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*21-1-11
単音- 梅昆布茶自由詩7*21-1-11
疾走する砂礫へ- 道草次郎自由詩4*21-1-11
孤独の成り立ち- 瑠王自由詩421-1-11
とある姫の偶像歌- 月夜乃海 ...自由詩121-1-9
五惑星物語- 道草次郎自由詩321-1-9
学問の寂しさと引き換えに- こたきひ ...自由詩521-1-9
アフリカ大陸は残してもらう、他- 道草次郎自由詩221-1-7
くちゃくちゃ- りゅうさ ...自由詩421-1-7
黒いギター- ナンモナ ...自由詩2*21-1-6
- 道草次郎自由詩221-1-6
2021みなさんお元気?- ナンモナ ...自由詩2*21-1-6
詩猫- 梅昆布茶自由詩9*21-1-5
星の船- 道草次郎自由詩3*21-1-4
音楽へのオマージュ(一部改訂・付け足し)- 道草次郎自由詩3*21-1-3
詩の日めくり_二〇一四年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-1-3
言の雫- 道草次郎自由詩2*21-1-3
明けの宵に- Giovanni自由詩821-1-3
けれども- クーヘン自由詩3*21-1-3
人生は楽園じゃなくて- こたきひ ...自由詩621-1-3
ブルースを殺(バラ)せ- ホロウ・ ...自由詩6*21-1-3
2020年終わりの詩- ナンモナ ...自由詩3*20-12-31
図形- 道草次郎自由詩120-12-31
ここから先は行き止まり- こたきひ ...自由詩420-12-31
雑記- ナンモナ ...自由詩3*20-12-30
窓辺- 梅昆布茶自由詩1020-12-30
感度へ- 道草次郎自由詩2*20-12-29
2020年の掉尾- ナンモナ ...自由詩220-12-29

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